電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

資料作り

2008-04-30 21:58:02 | Weblog
世の中はゴールデンウィークが始まり、会社近所もいつもよりサラリーマンが少なくなっています。さっき、そばの皿うどんやに夕ごはんを食べに行きましたが、ここいつもいっぱいなのに、今日はがらがらでした。
今日は月末なので、振込やら経理的なことをしつつも、角川ショウブラ作品の資料作りと、キングレコードショウブラ作品の資料作りが並行して始まっているので、もう頭の中はぐちゃぐちゃです(笑)香港映画の資料作りって、これが大変で、なにせ向こうから送られてきている資料なんて、そんなに詳しくないし、誤りも多い。なので、それを訂正する作業やら、人の名前のチェックやら、アメリカ映画の資料作るよりめんどーです。
と資料作りながら、さきほど『唐朝豪放女』(日本題名は唐朝エロティックストーリー)を見なおしました。この作品、私の大好きな女優の一人、パット・ハー(『レスリー・チャン嵐の青春』やユン・ピョウと共演した傑作『オン・ザ・ラン非情の罠』があり)の主演で、某N監督が絶対に出してほしい~と懇願されてリストにした作品です。監督の方令正は日本公開作品がほとんどないのですが、その演出力のうまさはこの作品を見ればわかります。ショウブラ末期の作品としては美術にもすごくお金かかってますが、大広間で男女が入り乱れてのシーンや、愛人の剣士役であるアレックス・マンが賊を斬っていくシーンなど、見ごたえあり。でもやはりパット・ハーの肢体に目が奪われてしまうのでした。

6月下旬~7月上旬のアジア作品DVD発売(レンタル)

2008-04-28 17:37:34 | Weblog
久々ですが、アジア系作品の6月下旬~7月上旬のレンタルDVD作品です。

香港作品
6月20日
『妖艶霊鬼』
監督:ジョ二ー・マック、出演:クワン・メイポウ、シュオ・イロン
『妖艶霊鬼2』
監督:ジョ二ー・マック、出演:ウン・ピシャ、シュオ・イロン
6月27日
『パートナー』
監督:ビー・チャン、出演:エリック・ツァン、サイモン・ヤム
『カンフートレジャー龍虎少林拳』
監督:ラウ・カーウィン、出演:リュー・チャーフィー、アレクサンダー・フー・シェン
『少林拳王子』
監督:タン・チァ、出演:ティ・ロン、イー・トンシン
『少林拳対武当拳』
監督:チャン・チェ、出演:ロー・マン、ワン・リー
『少林寺英雄伝』
監督:ホウ・メンホア、出演:デビッド・チャン、ロー・リエ
『少林羅漢拳』
監督:タン・チァ、出演:イー・トンシン、パイ・ピャオ
7月4日
『カンフー少女』
監督:バリー・ウォン、出演:セシリア・チャン、レオ・クー
『ブッシュマン キョンシーアフリカへ行く』
監督:ビリー・チャン、出演:二カウ、ラム・チェンイン
「リアル・カンフー 佛山詠春伝」4~7
出演:ユン・ピョウ、リュー・チャーフィー、ユン・ワー

中国作品
6月25日
『北京の恋 四郎探母』
監督:スン・ティエ、出演:チン・トン、前田知恵
「燃ゆる呉越」VOL9~10
監督:ホアン・ジェンジョン、出演:チェン・パオグオ、ユウ・ヨン
6月27日
「運命のまなざし」VOL11~15
監督:ワン・シャオカン、出演:シャオ・ピン、ジャオ・チェン
7月2日
『呉清源 極みの模譜』
監督:田壮壮、出演:チャン・チェン、柄本明
「上海ラブストーリー」VOL1~4
監督:ヤン・ウングン、出演:フー・ビン、ケリー・リン
7月4日
「一輪明月 弘一大師の生涯」
監督:チェン・ジアリン、出演:プー・ツンシン、ビビアン・スー
台湾作品
7月2日
「悪魔で候 悪魔在身邊」VOL6~10
監督:リン・ハーロン、出演:マイク・ハー、ツァイ・ペイリン
「君につづく道」VOL1~7
監督:フー・イージュエン、出演:ビック・チョウ、ケン・チュウ
「ザ・ホスピタル」VOL7~9
監督:ツァイ・ユエシュン、出演:ジェリー・イェン、レオン・ダイ

韓国作品
6月25日
「タルジャの春」インターナショナル・バージョンVOL6~11
監督:イ・ジェサン、出演:イ・ヒョヌ、チェ・リム
6月27日
『肩ごしの恋人』
監督:イ・オンヒ、出演:イ・ミヨン、イ・テラン
「犬とオオカミの時間」VOL1~4
監督:キム・ジンミン、出演:イ・ジュンギ、サム・サンミ
『Sダイアリー』
監督:クォン・ジョングァン、出演:キム・ソナ、コン・ユ
「サムデイ」VOL5~8
監督:キム・ギョンヨン、出演:ぺ・ドゥナ、キム・ミンジュン
「朱蒙(チュモン)」ノーカット完全版28
監督:イ・ジュファン、出演:ソン・イルグク、ハン・へジン
7月2日
「噂の女」VOL11~15
監督:ソン・ジュンギ、出演:パク・ヨンハ、カン・ソンヨン
「ケ・セラ・セラ」VOL1~4
監督:キム・ヨンチョル、出演:エリック・チョン、ユミ
「太王四神記」ノーカット版7~9
監督:キム・ジョンハク、出演:ぺ・ヨンジュン、ムン・ソリ
「彼女がラブハンター」VOL1~4
監督:パク・ヒョンギ、出演:オム・ジョンファ、オ・ジホ
「不良カップル」VOL1~4
監督:イ・ミョンウ、出演:リュ・スヨン、シン・ウンギョン
7月4日
「あなたは星」13~18
監督:イ・ガンヒョン、出演:ハン・へジン、キム・スンス
「キッドギャング」VOL1~8
監督:チョ・チャンジュ、出演:ソン・チャンミン、イ・ギウ
「華麗なる時代」VOL10~17
監督:イ・ジョンハン、出演:チソン、パク・ソ二ョン
「パンチ 運命の恋」VOL1~4
監督:イ・ヒョンジク、出演:チュ・ジンモ、シン・ミナ
「いいかげんな興信所」VOL1~4
監督:ハム・ヨンフン、出演:イ・ミンギ、イェ・ジウォン
「9回裏2アウト」VOL5~8
監督:ハン・チョルス、出演:スエ、イ・ジョンジン
7月9日
「花よりも美しく」VOL6~10
監督:キム・チョルギュ、出演:コ・ドゥシム、ぺ・ジョンオク
「H.I.T.女性特別捜査官」VOL1~5
出演:コ・ヒョンジョン、ハ・ジョンウ
7月11日
「コン・ユの学校Ⅳ 転校生はプレイボーイ!?」1~10
監督:チョン・へリョン、出演:コン・ユ、イム・スジョン

7月というのはレンタルビデオ店も予算を多く持つので、リリース作品も大作や数が増えていきます。今回、個人的な注目としては、『ブッシュマン キョンシーアフリカへ行く』です。この作品は、東京ファンタで上映されたのですが、この時のゲストがラム・チェンインでした。今は無き渋谷パンテオンの2階席で観ましたが、昼間の回だったので、観客もそんなに多くなかったのですが、前方に陣取るコアなファンの声援に、ラムさん、ニコニコしておりました。『ブッシュマン(コイサンマン)』ブームが去ってしまったために、日本公開も決まらなかったのですが、このファンタで観た人たちにとっては「ありえね~、とんでもね~」映画を見たという認識で一致したと思います。なにせ二カウさんにブルース・リーの霊が乗り移って、リーになって戦うという、このとんでもなさと、ナレーションをチャウ・シンチーとン・マンタのコンビが担当しているという豪華さ。ラム氏も二カウ氏もその後亡くなってしまいましたが、こうゆうばかばかしさのある映画、最近ないので、見ていない方はぜひ見てみてください。ちなみに当時、ファンタ上映後、プリントは東映国際部が預かっているという噂を聞いていたのですが、その後、中野武蔵野館でひっそり上映され、フジテレビの深夜で放送されました。

ハムナプトラ3

2008-04-26 18:51:53 | Weblog
ジェット・リーとミシェル・ヨーが出演している『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』の日本公開が8月に全国公開が決定したそうです。全米が8月1日公開なのですが、日本もほぼ同時の公開になったということですが、アメリカではまだサイトも立ちあがっていないので、宣伝を担当する面々はけっこう大変!それはなぜかというと、本国アメリカのアプルーバル基準が高いので、日本側からリクエストを出してもなかなかOKがでないのです。今回は中国を舞台に、不老不死を求めて甦った皇帝のミイラと対決する、という内容だそうですので、二人がどんな役で登場するのでしょうか。もう、夏は中華スター登場の作品目白押しです。

明26日公開のアジア作品

2008-04-25 18:00:01 | Weblog
明日26日公開のアジア作品は、純然たる作品がなく、日本映画『少林少女』の公開があります。この作品には、『少林サッカー』のラム・チージョンとティン・カイマンが出演しています。ところで、この作品に名を連ねているプロデューサーの一人のNさんは、前、某社のアジアグループの長として、映画買い付けとかやっていたのですが、ブルース・リー好きで、チャウ・シンチーの『少林サッカー』を買い付けて以来、星仔とその共通の話題で意気投合し、どうもそこから今回の映画につながっているようですが、Nさん、どうも武術指導もこの映画でやっているようで、私曰く「何やってんの~?」って感じです。(宣伝でよく出てくる、柴咲コウの頭蹴る足がNさんです)
そういえば、『少林サッカー』も5月に日本テレビで放送されるようですが、この先、どのくらいそういった香港ものが放送されるのでしょうか。

小話題

2008-04-24 18:12:52 | Weblog
最近、ブログで復活した元モー娘の加護ちゃんの復帰一作目が、香港映画だということが、彼女のブログで発表されましたが、今日発売された週刊文春の記事では、この映画の主演がサモ・ハンとヴァネス・ウーだと書いてありました。これだとアクション映画だと思いますが、気になるのは、この映画を作ろうとしているのはどこの会社?というところです。なんか日本の会社のような感じもするし、さてどこなのでしょうか?

ところでお待たせしておりますキングレコードSBシリーズもそろそろ動き始めようとしてますが、秋から発売する第一弾は、ジョ二ー・トー2作品で、日本題名は『裸足(はだし)のクンフーファイター(赤脚小子)』『ファイヤーライン(十萬火急)』となりました。

この前お知らせしたイ・ドンゴンの『今、愛する人と暮らしていますか?』ですが、エンディングに彼の歌がつくと書きましたが、事情によりつかなくなりました。ご了承ください。




ありえない~

2008-04-23 22:53:26 | Weblog
日々の生活の中で、いいことも悪いこともありますが、それは数字で言うとプラスとマイナスがあって、その背中合わせの間に0(ゼロ)という数字があってちゃらになると常々思っております。と、それはさて置いて、先日のありえない話。
香港で資料用にと昔発売されていた『十萬火急』のDVDを買い求め、先日、今後の発売のために封を開けてデッキにいれました。このDVD、リージョンフリーなので日本仕様でもみれると思ったのですが、これがうんともすんともいわない。「こりゃ、リージョンコード違う?」と、リージョンフリーのデッキにかけてもうんともすんともいわない。なので、今度はパソコンで見ようとしたら画面が固まってしまいました。どうもこのDVD、データがはいっていないのか、それとも不良なのか、結局、中身の確認ができませんでした。香港でDVD買うと時々、こういったことがあるのですが、前にも中国大陸版『破戒』のDVDを安売りセールで買って、1年ぶりに封を開けたら、中にDVDが入ってなかったという、とてもありえないことも体験しているので、向こうでDVD買ってなにが起こっても驚かなくなりました。(もう、これは笑い話でしかありませんね)返品できないんで、何が起こってもあきらめ?が肝心です。

不能説的、秘密

2008-04-22 17:03:31 | Weblog
さっき業界紙を読んでいたら、ジェイ・チョウの『不能説的、秘密』の上映が決まったとのニュースが書いてありました。題名は『言えない秘密』で、夏に新宿武蔵野館ほかでの公開とのこと。権利持っているのは、『レッドクリフ』の権利持っている音楽系某社だったのですね。これで、夏公開の中華系作品がまた1本増えました。

ところ話が変わりますが、今、うちの会社である香港映画上映イベントを6月下旬あたりでやろうと企画進行中です。正式に決まりましたら発表いたしますので、しばしお待ちを。

集結號

2008-04-21 21:48:21 | Weblog
『ドラゴン・キングダム』が全米公開され、週末ランキングで2000万ドルを稼いで第一位となったとのことです。PGのついたファミリー向けになっているので、この成績はまずは及第点というところではないでしょうか。

ところで、例年香港に行ってたくさんDVD,VCDを買って帰ってくるのですが、そのままほったらかしにしていると、何買ったか忘れてしまい、翌年、香港行った時に同じ題名のものを買って帰ることがよくあります。昨年は『破壊之王』のDVD買っていたのですが、すっかり忘れていて、今年はVCDの『破壊之王』を買ってしまいました。そんなどじを踏まないように、昨晩はトランクに入れっぱなしのDVDを取り出し、『終結號』を観ました。
この作品は香港に行った時に、町のVCD店の店頭モニターで流れていたので、それを見て買ったのですが、監督は中国の大ヒットメーカー、フォン・シャオガン(馮小剛)です。香港のメディアアジア社と上海映画集団等、中国=香港製作の大戦争作品です。1948年の国民党と共産党の内戦の三大戦役の一つである“淮海の戦役”を舞台に、人民解放軍第九連隊の隊長・谷子地とわずか47名の兵士たちの狙撃戦の任務の中、集結の号令がかかれば即撤退せよと言い渡されていたのにもかかわらず、圧倒的に数で勝る敵に苦戦を強いられ、兵士たちは次々と命を落としていきます。そして、たった一人生き残った谷隊長は、部下の死は自分が撤退の合図を聞き逃したからだと自責の念に駆られるが、実はその裏に意外な事実が隠されていた、というのがおおまかなストーリーです。
この映画に出ている俳優たちは中国大陸圏の俳優たち、チャン・ハンユー、タン・チャオ、特別出演にフー・ジュンが出演していますが、特筆すべきはその戦闘シーン。スピルバーグの『プライベート・ライアン』、韓国映画『ブラザーフッド』も映像的にむごい、すごいと思いましたが、この作品の戦闘シーンもまたすさまじい!冒頭から戦闘シーンなのですが、弾にあたった手が吹っ飛ぶ、砲弾が爆発し人間が肉片にかわり、きれいごとではない、戦争の戦いというのがリアルに描かれています。足を吹っ飛ばされた兵士が叫びながら助けを呼ぶ様、戦車に踏みつぶされる兵士…、これ、劇場の大画面でみたら圧倒されるでしょう。その戦闘シーンだけでも見ごたえありの作品です。

イメージ

2008-04-20 20:59:43 | Weblog
最近はどこのテレビ局も、自社製作の映画宣伝に余念がありませんが、今月はフジテレビが『少林少女』の宣伝露出を大量に行っています。それで、みなさんはこの作品のポスターやテレビスポット、予告など、なんか観たことあるような感じしませんか?そうです、『少林サッカー』の宣伝イメージを使っているわけですが、この『少林サッカー』を買い付けた会社チームが、この『少林少女』の製作委員会チームでもあるのです。いよいよ今週公開で、どこまでお客さんが見に来てくれるかはわかりませんが、今週は一段とこの作品の宣伝をフジテレビの番組で見ることでしょう。それと26日は『カンフーハッスル』も放映しますが、これも『少林少女』の映画宣伝にひっかけての放送です。
さて、そんな『少林少女』をパクったのかはわかりませんが、『少林老女』?なる作品も公開されます。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」で時々登場するキスおばちゃんが主人公のこの映画、はっきりいってこうゆう企画は便乗もの、昔の香港映画でやっていたパクリ発想映画と言っていいでしょうが、中身はどうなんでしょうね?笑えるだけで終わってしまいそうです。

ドラゴン・キングダム

2008-04-18 16:37:53 | Weblog
今週末はアジア関連作品の公開がありませんので、別話題を。今日の「めざましテレビ」で『功夫之王』の北京プレミアの模様を紹介していましたが、日本公開も決定し、『ドラゴン・キングダム』の題名で7月26日公開になりました。松竹配給で、当初は6月という風にも聞いていたのですが、北京オリンピック前の公開になったようです。これでまたカンフーつながり作品の公開がひとつ増え、『カンフーパンダ』といい、『カンフーダンク』といい、クンフー系作品の観るものが増えてきています。

ところで、この作品は、ハリウッド作品となっておりますが、香港は英皇が配給なので、実質『メダリオン』方式のような感じだと思うのですが、香港も来週公開、ジャッキー、ジェットの初共演、早く観たいですね。




「今、愛する人と暮らしていますか?」

2008-04-17 21:05:00 | Weblog
うちの会社が久々に韓国映画の宣伝のお手伝いをしております。『B型の彼氏』のイ・ドンゴン主演の『今、愛する人と暮らしていますか?』なのですが、5月25日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズのモーニング特別上映いたします。
二組の夫婦がお互いの相手と不倫するというラブストーリーになってます。ソニー・ミュージックからより6月25日に彼の日本デビューアルバム「My Biography」がリリースされますが、これもまた楽しみですね。               ところで、うちがこれ以前に宣伝した韓国映画というのが、『イエスタディ沈黙の刻印』なのですが、なんとこの『今、愛~』の監督は『イエスタディ~』の監督という偶然の一致!?『イエスタディ』の日本キャンペーンでチョン監督とはお会いしているのですが、うちってよく縁があるのか、こうゆうことや、また社内で話題にしていると1年後に仕事がくる、という、不思議なジンクスを持っております。
なお、昨年のファンミーティングで1度この作品は上映しているそうですが、今回の公開に関して字幕を全面的に直したそうです。
ということで、ファンの方、もう少しお待ちください。

●ストーリー
建設会社の取締役であるヨンジュン(イ・ドンゴン)とインテリアショップを運営するソヨン(ハン・チェヨン)は若くして成功したセレブカップルだが、実は形だけの仮面カップル。一方、ファッションアドバイザーのユナ(オム・ジョンファ)と、情の深いホテリア-、ミンジェ(パク・ヨンウ)は甘く友達のようなカップル。ただ、恋愛4年、結婚生活3年が経ち、熱かった愛もだんだん冷めてきた生活型夫婦。 倦怠期に突入した2つのカップルが、運命のいたずらで互いに交差してしまう。慣れない香港で運命のようにミンジェとソヨンは出会い、ヨンジェのファッションアドバイザーをするため彼の会社を訪れたユナは、ヨンジェのぶしつけな態度に腹が立ちながらも強く惹かれてしまう。ソヨンは夫や彼女さえ知らなかった自分の中の女性を見せてくれる男ミンジェに搖れ、ヨンジュンは笑顔を失わないが人生に疲れている女ユナに心奪われる。その夜、2組のカップル-4人の男女はそれぞれ危険なひと晩を過ごすことに。2組のカップル、それぞれの想いが複雑に交差する。そして彼らの選択は…。

第27回香港電影金像奨

2008-04-16 21:17:29 | Weblog
4月13日の日曜ですが、香港のアカデミー賞である第27回「香港電影金像奨」が発表になりました。この4月13日(日)というのは、私にとって非常に心に残る日なのです。というのも、1997年4月13日の日、この日も香港電影金像奨の発表だったのですが、確か夕方の4時20分ぐらいだったか、私の映画宣伝、香港映画の師匠でもあった飯田さんが亡くなった日でした。あれから11年経ち、同じ日の曜日に再び香港電影金像奨が行われたのですが、今回は授賞式を開くにも資金が足りないというようなこともあって、地味な授賞式になったようです。

さて、今回最多受賞となったのが『投名状』の8部門となりました。日本の会社が買い付けたとの噂もあるのですが、まだ確証情報ではないので、そのうちわかることでしょう。

最優秀作品賞 「投名状」
最優秀アジア映画賞 「ラスト、コーション」
最優秀監督賞 「投名状」ピーター・チャン
最優秀主演男優賞:ジェット・リー「投名状」
最優秀主演女優賞:スーチン・ガオワー「おばさんのポストモダン生活」
最優秀助演男優賞:アンディ・ラウ「門徒」
最優秀助演女優賞:スーザン・シウ「野。良犬」
最優秀脚本賞:ユエン・カーファイ「マッド探偵」
最優秀撮影賞:アーサー・ウォン「投名状」
最優秀編集賞:[廣B]志良「門徒」
最優秀美術賞:奚仲文、易振洲、黄炳耀「投名状」
最優秀衣装デザイン賞:奚仲文、載美玲、利碧君「投名状」
最優秀アクション賞:ドニー・イエン「導火線」
最優秀音響効果賞:Sunit Asvinikul、Nakorn Kositpaisal「投名状」
最優秀視覚効果賞:呉[火玄]輝「投名状」
最優秀主題歌賞:「十分愛」
最優秀新人賞:ケイト・チョイ「アイ・イン・ザ・スカイ」
新進監督賞:ヤン・ナイホイ「アイ・イン・ザ・スカイ」
最優秀音楽賞:久石譲「おばさんのポストモダン生活」

2008-04-14 23:12:08 | Weblog
2月15日付のブログで、ジャッキー・チェンのこの写真は何?ということで、いただいたコメントでは『クラッシュエンジェルス失われたダイヤモンド』の刑務所シーンではないかとの指摘があり、やっぱり気になったので、香港に行った時に、VCDを買い、内容を確認しました。で、ジャッキーは冒頭のクレジットでの監製:成龍の時に顔が出てくるだけで、あとはでてきませんでした。刑務所のシーンでも女性が出てくるなんていうシーンもないですし、やっぱりあの松竹富士のラインナップに載っけた写真は謎のままです。ほかの映画のカメオ出演したのか、それとも当初『ポリスストーリー』を撮っていて、途中で現場をばらしたとの情報を聞いた時の、その映画なのか、本人に確認すればそれがわかるのですが、そうすることもできず、謎は残ったままです。

話変わって、2週間前に香港に行っている映画評論家の宇田川幸洋さんと、原稿のやりとりをしていたら、宇田川さん、香港でアンジェラ・マオにばったり会ってびっくりしたとの返事をくれました。どうも香港にいる娘さんのもとにいるということで10日間ばかり滞在しているとのことだったようですが、きっと親しかったリディア・サムが亡くなったりしたことや、ノラ・ミャオが映画復帰したりもしているので、昔の仲間とかに会っているのかなあと想像したりしています。ちなみに宇田川さんはアンジェラから「ニューヨークにはいつ来るの?」と聞かれたそうです。

香港フイルムマーケットまとめ

2008-04-13 22:28:06 | Weblog
今回、マーケットを覗いて思ったことは、中国大陸のほうの力がますます増してきたことと、テレビ局の力も大きいということでした。ゴールデンハーベストも久々にブースを出していましたが、そこに掲げてあった作品も大陸のものでしたし、だんだん香港のイメージが変わりつつあることを感じたマーケットでした。

モンコックの信和中心にも行ってみましたが、ここは日本のものを中心に売っていて、昔のような香港ものを探したり、またいかがわしいビデオ屋もなく、つまらないものです。ブロマイド屋は健在ですが、台湾アイドルとか、韓国系とか、香港も新しい若手が台頭していないのが今後の問題でもあります。それとけっこうショックだったのが、TWINSものが目立ったところに置かれていないことでした。やはりあの事件の影響を感じます。
香港の町中は、どこもかしこも工事やら立て替えやらで、きっと来年行ってみたら、町の雰囲気も変わっているのでしょうかね。
今回、マーケットで紹介されていた作品は、どのくらい日本に入ってくるのでしょうか。そしてまた来年、どんな作品がマーケットで紹介されているのでしょうか。

明12日(土)公開のアジア作品

2008-04-11 15:50:26 | Weblog
明日12日(土)公開のアジア作品です。

『王妃の紋章』中国作品
監督:チャン・イーモウ
出演:チョウ・ユンファ、コン・リー、ジェイ・チョウ
後唐の時代、王と王妃と継子である皇太子との間に起こる、愛憎とミステリアスな物語。アメリカメジャーのワーナー日本が買い付けましたが、昨年公開がのびのびにのびてやっと公開です。テレビスポットも多く流れておりますが、イメージは王妃を殺そうと考える王、というミステリアスなイメージに仕立てており、大人の観客狙いの宣伝イメージです。
東京:東劇ほか全国ロードショー

『ウリハッキョ』韓国作品
監督:キム・ミンジョン
在日コリアンが通う朝鮮人学校の現状と子供たちの姿をを描いたドキュメンタリー作品。
横浜:シネマ・ジャック・アンド・ベティにて公開

成田空港にもTSUTAYAがあるのですが、3月の香港出発の直前にその店舗入口に置いてあった韓流ドラマの小ブックをゲット。個人的には韓流までも追い付くような状況ではないのですが、ユン・ウネとぺ・ドゥナだけは別、ということで、先週の深夜にテレビ東京の番宣紹介番組をボーっと見ていたら、ユン・ウネ主演の「コーヒープリンス1号店」がオンエア中と知りました。「宮」の時とは違う、今度は髪を切って男の子に間違えられているという役。チェックしなきゃ「コーヒープリンス1号店」