電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

社内DVDレンタル屋

2007-09-23 00:50:56 | Weblog
このブログでさんざんDVD購入の話を書きましたが、実は香港ものだけでなく、邦画洋画とわず、50%オフなんてのを見つけるとついつい買ってためこんでおります。
最近はTSUTAYAなどで、新品のセル商品がディスカウントされて売られていますが、これはメーカー側が返品なしで商品を卸しているために、在庫を抱えた商品は安くしてでも売ってしまおうという理由があります。なので、『日本沈没』や『ゆれる』といった作品が安く売られていたので、ついつい買ってしまいます。
ところで、昨晩はそんなことで安く売られていたのを買った『プラダを着た悪魔』を観ました。昨年の秋、劇場に女性が大挙してヒットした作品ですが、有名女性ファッション誌の編集長のアシスタントとなった女性の奮闘ぶりを描いたこの作品、衣装やバッグ、アクセサリーと、映画の内容よりはそういったものに興味を惹かれてヒットしたといっても過言ではないでしょう。
作品を観た感想としては、内容うんぬんというより、やっぱりメリル・ストリープの鬼編集長はぴったり、といったところなのですが、全編を見終わってから、カットされた未公開シーンというのを観ました。すると、このカットしたシーンがあるのとないとでは、この作品の細かい面白さを知ることができないのです。
映画はどうしても上映時間の関係があるためにカットされることがよくあります。ジョン・ウーの『男たちの挽歌』シリーズや『狼/男たちの挽歌・最終章』はロングバージョンが存在していましたが、同様の理由でカットされて上映されたわけです。でも、そのカットされたシーンの意味が問題であり、それが存在したことで、登場人物の関係がもっと深く描かれたりしているわけです。
今はDVDの時代となって未公開シーンなどが特典映像として入るようになりましたが、その映像を観た時に、その映像の中身をもっと知ることができる、これがいいのかわるいのかはわかりませんが、少なくとも映画を撮った監督の意図がよくわかるようになったのは確かです。
で、話はうちのDVDですが、最近はうちのスタッフに貸し出して、社内DVDレンタル屋と化しております。