電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

アンケート結果(途中経過)

2011-08-30 14:34:27 | Weblog
月末でドタバタしているために、アンケートの未公開作品に関して最終の集計がなされていませんが、トップ3の途中経過を発表いたします。

「ギャランツ・シニアドラゴン(打擂台)」
「武侠」
「竊聽風雲」

「ギャランツ」がわずかの差で1位になってます。これにはちょっと驚きましたが、私は昨年の映画祭で見ることができなかったので、ぜひ見たい作品でもあります。
「武侠」は、日本の会社が買ったと言われているのですが、いまだにどこが買ったのかが?で、現在調査中です。
「竊聽風雲2」はちょうど今香港で公開されていて、週刊の興行収入2位につけていますね。

落ち着きましたら、最終結果をお伝えいたします。

バブル時代の爪痕

2011-08-29 17:18:10 | Weblog
先だってのアンケートで上位に選ばれた「牯嶺街少年殺人事件」の権利問題に関しては、日本のバブル時代の象徴的な事件だと思っております。
この作品が今なお、再上映、DVD化できないというのは、H・Cという日本の会社が「牯嶺街少年殺人事件」の製作費に出資したことから始まっているわけですが、この会社が立ちあがった頃は日本のバブルが最高潮であったのと、ビデオレンタル市場も絶好調の時代でした。その後、バブルがはじけて、いろんなものを出資していた会社は厳しい状況に立たされ、やがて倒産するに関して、一部の債権が893に流れたりということが起こっていました。そしてこのH・Cも資金繰りに黒い関係からお金を融資してもらっていたという話もあり、これが映画の権利とも絡んでいて、倒産後に権利の塩漬けという状況になったという話になっています。
この会社が倒産する直前に、業界内ではここの社長が行方不明になった、拉致された、とかいろんな噂話が飛びましたが「牯嶺街少年殺人事件」が再度火の目を見るためには、この権利問題が解決しないかぎり難しいと、いままでこの作品にトライした会社は言っております。というか、手を出したら火の粉がかぶるのが確実だということなのでしょう。
最近、某芸能人の引退ニュースが賑わいましたが、映画制作もそういった部分ではなかなか大変なわけです。これは日本だけでなく、香港や台湾でもありえるわけです。


ツイッター始めてます

2011-08-28 12:01:24 | Weblog
うちの会社もツイッターを始めていますが、ときどき私もぼそぼそ呟いています。
ブログに書く前ぼそっと言うネタもあります。
@freemanoffice

「アクシデント」&「密告・者」のツイッターも始まりました。
@AC_tSP_Movie

「新少林寺」もツイッター始まりました。FACEBOOKも始まってます。
@ShaolinMovie

アンケート結果PART1

2011-08-27 22:00:50 | Weblog
先だってのアンケート結果のPART1をお伝えします。
今回は過去、劇場公開およびビデオ化された作品になります。


「ザ・ミッション 非情の掟」 7票
「牯嶺街少年殺人事件」 6票
「欲望の翼」 4票
「藍宇~情熱の嵐」3票
「暗戦/デッド・エンド」2票
「オーバーサマー 爆裂刑警」2票
「スリ 文雀」2票
「西遊記1&2」2票
(1票)
「ラヴソング」
「柔道龍房」
「わすれな草」
「つきせぬ想い」
「酔拳2」
「烈火青春」
「少林寺」
「ワンチャイ」シリーズ
「ヒーロー・ネバー・ダイ」
「コネクテッド」
「トランサー霊幻警察」
「醉拳(日本公開版)」
「忘れえぬ想い」
「メイド・イン・ホンコン」
「美少年の恋」
「ワイルド・ブリッド」
「硝子のジェネレーション 香港少年激闘団」
「イザベラ」
「君さえいれば 金枝玉葉」
「PTU」
「天使の眼、野獣の街」
「フラワーズ・オブ・シャンハイ」
「風月/花の影」
『デッド・ポイント、黒社會捜査線(非常突然)』
「悪漢探偵」
「少林サッカー」
「悲情城市」
「さらば わが愛-覇王別姫-」
「ビースト・コップス 野獣刑警」
「マクダル・パイナップルパン王子」
「チャイニーズ・オデッセイ(西遊記・月光寶盒/仙履奇縁)」

上位3作品に関して言うと、『ザ・ミッション 非情の掟』が公開された時に比べてジョニー・トー・ファンはかなり増えているのと、この作品の評価が非常に高く、スクリーンで再度見たい気持ちを起こさせます。DVDも絶版になっていますが、聞いたところによるとこの作品の現在権利を持っているところがわからないとの話もあります。
「牯嶺街少年殺人事件」は、これはもう公開当時にもかなり話題になって、これを見てチャン・チェンおっかけになった女性ファンも多く、またエドワード・ヤン監督の傑作とも言われています。実はこの作品を再度手掛けたいという会社は日本でもかなりあるのですが、どうもこの原権利を持っているところが黒い世界と関係があるらしく、(いろいろ危なくて)どこも手が出せないとのこと。もしこれを手掛けることに成功したら、そこの会社の担当者は英雄だ、ともささやかれていますが…
「欲望の翼」も香港映画黄金期の1本であり、これをあの椅子の固いパルコ劇場で見た人はどのくらいいるか。でもウォン・カーウァイがらみの映画は皆権利が高い。

この上位3作品は再公開してもお客さんが来てくれることが確実だと思いますが、いろいろ問題ありすぎることが多いということで、いろいろ調べている会社にはがんばれ~と言いたいです。

アンケート締切

2011-08-26 19:54:53 | Weblog
先週より企画していましたアンケートですが、本日ちょうど1週間となりましたので、これで締切りたいと思います。ありがとうございました。
皆さんの書き込みを一度整理して、また結果発表いたしたいと思います。
とりあげられた作品の中には来年公開されるものなどもあります。

またいろんな情報をお知らせいたしますので、お楽しみに。



ストーカー

2011-08-25 21:37:36 | Weblog
昨晩のフジテレビ「ベストハウス1,2,3」は有名人のストーカー特集やってましたが、そのトリはアンディ・ラウの話でした。あの話は中華圏でかなり話題になりましたが、人気スターは本当に大変です。
ストーカーといえば、1980年代のジャッキー・チェンもまた、日本の熱狂的ファンたちが香港に訪れたことで、大変な目にあった話が数々あります。あれもある部分、ストーカー的なことなのかもしれません。
ある熱烈ファンは「私は彼の妻だから、ホテル代は彼が払ってくれる。」と言ったそうです。
当時、ジャッキーが結婚していたことを日本で伏せていたのも、日本の熱烈なファンの行動を危惧したからという理由があったそうですが・・・

あの時代のジャッキーの人気は、今のK-POPや韓流ファンの比較にならないくらいの人気だったことは、皆さんご存じだと思います。
当時はスターの空港到着時間なんて絶対に教えなかったし、携帯電話やメールもない時代、それでも空港に行くとたくさんのファンがいてびっくりしていた時代です。
また彼の乗っている車を、タクシーに乗って追っかけてくるファンがまるでコバンザメの群れのように見えて、恐怖におののいたというか、話には聞いていたがこんな情景ってほんとうにあるんだと思いました。
今は、うわさだと広告代理店がK-POPブームを仕掛けてメディアを動かしているとか言われていますが、1980年代はそうゆうのではなく、映画を見たファンが人気を作っていった、よき時代だったと思っております。




ウルトラマンのヒロイン

2011-08-24 22:50:54 | Weblog
昨日、桜井浩子さんの著書「ヒロコ ウルトラの女神誕生物語」を読みました。桜井さんとは今年3月に公開した『ホームカミング』の宣伝において、監督が「ウルトラマン」を手掛けた飯島監督ということと出演者の一人であったことと、私の知っている方が円谷プロの顧問でたまたまお食事でご一緒するといういくつかのことが重なり、お仕事することとなって知り合ったわけです。
桜井さんからは本書きましたからぜひ読んでくださいねとお聞きしていて、やっと昨日読んだのですが、ご本人の自叙伝と歩んできた歴史の背景がうまく描かれていて、非常に楽しく読ませていただきました。まるでNHKの朝の連続テレビ小説を見ているような、そんな感じがしたほどです。
特に私の世代は「ウルトラQ」「ウルトラマン」のヒロインを演じられていた女優さんなので、すごく印象が残っているわけです。
そんな桜井さんは東宝の女優さんであったのですが、彼女が主演した映画「お姐ちゃん三代記」という作品が未見で、この作品にはショウ・ブラザースから東宝芸能学院に留学中だった若手女優3人が張燕、陳小平(秦萍)、邢詠慧が出演していたことを初めて知りました。この当時の東宝映画はやたらと香港の女優さんが出演しているのですが、日本と香港の映画界のつながりがわかる1本ではないかと思っております。

離婚

2011-08-23 21:43:16 | Weblog
ニコラス・ツェーとセシリア・チャンがついに離婚。というニュースが出ましたが、私個人の意見としては、これはニコラスにとってはよかったのではと思います。

ニコラスは結婚したことも彼女に対してのある責任をとったわけですし、セシリアに関しては写真事件だけではない、いろんなことでいろんな人に迷惑かけているわけであって(ほんと自分勝手)、今後のニコラスの芸能人生から考えれば、むしろプラスなのではと思います。ただ、彼自身は子供時代の自分と同じ気分を子供たちに味あわせたくないと思っているでしょうから、二人で養育していくといっても子供をどう育てていくかということが今後の彼の大きな問題となるのではないでしょうか。 香港のニュース

TOKYO SATURDAY NIGHT

2011-08-23 11:00:08 | Weblog
昨日はエミリー・チュウを取り上げたので、今日は『ファースト・ミッション』の主題歌を歌うジャッキー・チェンです。たぶんこの「夜のヒットスタジオ」の映像は『ファースト・ミッション』のキャンペーン中の1985年9月4日放送分に出演した時のものだと思いますが、これ初めてテレビで歌ってます。ちなみにこのスタジオに入る前に、レコード会社の録音スタジオで歌っていた記憶があり。これがうろ覚えなのですが、私はハイヤーでずっと待機していたので、その時の中の模様は見ていないんです。
TOKYO SATURDAY NIGHT

エミリーチュウは美しかった

2011-08-22 14:18:12 | Weblog
昨日のこのブログを検索したワードのトップがエミリー・チュウだったのですが、それも9人の方がその検索でうちのブログを覗きにきたという、摩訶不思議。
私が初めてお会いした中華系女優で、私が空港で写真を撮り忘れてしまったということはこのブログで以前書きましたが、本当に美しい女優でした(惚れてまうで)。私と同じ学年世代ですが、不幸な星に生まれている女優でもありました。
ということで、彼女の女優絶頂期だったころのテレビ出演映像です。朱寶意YOUTUBE

1999年

2011-08-21 17:46:52 | Weblog
皆さんからのアンケートありがとうございます。
ここ数年、あまり中華圏の作品が公開されなかったので、こうやって皆さんの書き込み見ているとうれしく思います。締切はまだまだなので、ぜひご意見よろしくです。


今『アクシデント』の宣伝のために、うちのスタッフはジョニー・トー作品のお勉強中です。
まずは『ザ・ミッション 非情の掟』を見せようと自宅のDVDを捜し出したのですが、なんか久々なので思わず見てしまいました。
先だって、ジョニー・トー組の大事なキャラクターの一人を演じていた王天林も亡くなり、ちょっと残念だなあと思いながら冒頭をずっと見ていたら、レストランで高雄演じるボスの目の前で手下の一人が怖くて隠れるシーンのところで、そこの壁に『ジェネックスコップ』のポスターがべたべたと貼られていました。それを見つけて、この作品が1999年制作だということを印象付けるワンシーンだとともに、レストランであんなに壁にべたべた貼られているポスターも香港らしいと思った次第です。
最近は香港も映画のポスターを壁一面にべたべた貼っているような場所はなくなりましたが、ジョニー・トーの作品は香港の街並みやその時の風情を知ることができるわけです。

アンケート

2011-08-18 18:30:41 | Weblog
今日は東京もすごく暑くて、電力もMAXに近くなるような感じです。

さて、今年は弊社もアジア映画の宣伝が多いのですが、来年も何本か手伝うような気配がちらほら。

ということで、今年は中華圏の映画公開が多いのですが、ここを覗きにきている方にアンケートをとりたいと思います。映画館で見たい中華圏映画を3つ、コメント欄に書いてください。
(業界関係者も読んでいるので、アピールしていただければと思います)

追伸
できれば未公開作品(もしくは映画祭では上映したけどロードショーはない)作品ですね。
ただ、私の個人的なのとすれば、
未公開であるならば『証人』『B+探偵』『鎗王』
過去上映作だと『ザ・ミッション非情の掟』とか。
後だしですいませんが、
未公開作3本
公開作3本  とかでもいいですよ~

10年一区切り

2011-08-17 13:32:47 | Weblog
先日のジョン・ウー監督が来日してインタビューを受けていた際に、自分の監督の歴史を10年に区切って話されていました(ちょっとおおざっぱな10年ですが)。最初の10年は監督デビューから台湾不遇時代、次の10年が『男たちの挽歌』からハリウッド進出まで、そしてハリウッドで活躍した10年、そして現在というように。特に監督になってからの10年は自分が思っているような作品をなかなか撮ることができず、コメディばかりですごくつらかったと。そして好きな映画を撮らせてあげると言われて移った会社でもまったく違っていて、1年間台湾で苦労したとも話しておりました。それらの鬱積から誕生したのが『男たちの挽歌』なのですが、今年で香港公開からもう25年が経っているのに、廊下のシーンは今見てもしびれます。
ようつべに当時の日本版予告がアップされていますが、実はもう一つ日本版の予告があり、実はそっちのほうがレスリーの曲とかがすごく印象的に使われたりしてます。
男たちの挽歌予告