電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

ゴールデンウィーク

2007-04-30 01:36:35 | Weblog
ゴールデンウィークは皆さん、いかがお過ごしですか?
土曜の天気のごとく、いきなり体調不良となって鼻風邪を引いてしまい、土・日は寝ておりました。ま、休みになるとどうしても気がゆるむからでしょうか。毎度、こんな感じです。
で、できるかぎり、たまりにたまっているDVDをみようと思っていますが、さっき近所のTSUTAYAに寄って中古DVDを買ってしまいました。『メダリオン』が105円、『ミレニアムマンボ』が1050円、『妖刀・斬首剣』が210円、なんかすごい金額の付け方してますが、ま、よしとして、『妖刀・斬首剣』のお話をば。
この作品はチン・シウトン監督の監督デビュー作品で、日本の剣豪.宮本一郎(たぶん、宮本武蔵ということでしょう)と中国の剣聖、チンワンが、国の誇りをかけて戦うのだが、それをじゃましようとする忍者軍団が現れ・・・と、奇想天外な剣劇アクションです。これを最初に観た時は、ワイヤーワークを使ったアクションとクライマックスの崖上での対決、また森の中での忍者軍団との対決等、アクションの見所満載です。で、この中で、ヒロインのフローラ・チャンのうなじを映した色っぽいカットがあるのですが、これが『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』でもジョイ・ウォンを同じように映したカットがあって、「あ~、この色っぽい撮り方がチン監督なんだ。」と一人納得したことを覚えております。
アクション・ファンの方、ぜひ観てくださいませ。

明28日公開のアジア作品

2007-04-27 17:53:52 | Weblog
GW突入となる明日28日公開のアジア作品です。


『イノセントワールド 天下無賊』  中国作品
監督:フォン・シャオガン 出演:アンディ・ラウ、リー・ビンビン
中国のヒットメーカー、フォン・シャオガン監督とアンディ・ラウが組んだ、列車アクション。チベット大自然を走る列車の中で、泥棒から足を洗おうとする女性と農家の青年との出会い、彼女を追う恋人の三つ巴を描く。3年前の旧正月に中国で公開されて大ヒットしています。
東京:渋谷Q-AXシネマにてロードショー

『胡同<フートン>愛歌』 中国作品
監督:アン・ザンジュン 出演:ファン・ウェイ、チェン・シャオイー
北京の路地裏にたたずむ胡同<フートン>を舞台に、一組の父子の生活描いたドラマ。再婚話が持ち上がったトウに、刑務所上がりの男が邪魔しようと嫌がらせをする。トウは息子や家族を守るために立ち上がる。
東京:ボレボレ東中野にてロードショー

『ニーハオ 小平』 中国作品
監督:アン・リュウホン 
中国近代化を語る上で欠かすことができない政治家、小平の姿を描いたドキュメンタリー作品。
東京:ボレボレ東中野にてロードショー

『モンゴリアン・ピンポン』 中国作品
監督:ニン・ハオ  出演:フルツァビリゲ、ダワー
中国内モンゴル自治区の遊牧民の少年が、川から流れてきたピンポンの球を拾った少年が、球を返すために北京へ向かう冒険ドラマ。
東京:渋谷シアター・イメージフォーラムにてロードショー

『鰐~ワニ~』 韓国作品
監督:キム・ギドグ 出演:チョ・ジェヒョン、ウ・ヨンギュン
川に身投げした女性を救ったホームレスの男と、その男の慰みものになった女を救おうとする橋の下に住む老人と少年。キム・ギドク監督の処女作登場。
東京:渋谷ユーロスペースにてロードショー

『メイド 冥土』 シンガポール作品
監督:ケルヴィン・トン 出演:アレッサンドラ・デ・ロッシ
裕福な家でメイドをしているフィリピン人女性に、赤い服を着た女が取り憑いてしまった。これはめずらしい、シンガポール製作のオカルトホラー。
東京:シアターN渋谷にてロードショー


書き込みに質問がありましたが、キングレコードより夏より発売予定だったGH社の旧作発売ですが、少々延期になりました。理由は第一弾で予定していた『片腕ドラゴン』の素材デリバリーが大幅に遅れるということで、秋口での発売からスタートいたします。他の作品の字幕翻訳は始まっていますので、ファンの方々、もう少々お待ちください。

新大久保の奥

2007-04-26 20:55:21 | Weblog
今や大久保、新大久保界隈は韓流ブームで韓国系のお店だらけになっていますが、今から10年以上前は韓国系のお店もありましたが、そんなに派手派手しくはなく、中華系やシンガポールや、いろいろなアジア系の店が路地の入ったところにあったりと、ごった煮な感じがしておりました。
通りを歩いていると、日本人よりもいろんな人種の人たちとすれちがうようなところであり、喫茶店に入れば人種のちがう外国人グループが話しているのですが、その共通語が日本語だったりと、不思議な状況の場に出会ったりもしておりました。
さて、当時は未公開の香港映画はこういった町の路地に入ったところに違法レンタル店として存在していました。その入会金が1万円!3週間レンタルでいくら・・・というのがそういったお店のシステムでしたが、1本に3本コピーされたテープの棚があって怪しげなお兄さんが店番していたのをよく見かけました。そんな怪しげな場所にあるお店でご飯食べに行ったりしましたが、最近、そういった場所に行ってもほとんどが駆逐されて、韓国系に変わっていたのは残念でした。
話はもっと昔にさかのぼりますが、香港に行った時、ビデオやLDはレンタルの時代で、ほしい作品があって買おうとしてもなかなか買えず、買えたとしても日本円で16000円なんて時代でした。
時は経ち、DVD時代になった今、値段は安くなりましたが、でもその当時のビデオやLDはなかなか捨てられません。なぜなら、同じ作品でも微妙に中身がちがっているものもあるからです。

6月下旬~7月上旬発売のアジア作品(DVD)

2007-04-25 16:18:27 | Weblog
6月下旬~7月上旬発売のアジア作品(DVD)のご紹介です。

中華圏

大陸
6月20日
「天使の約束」DVD-BOX
出演:ビビアン・スー
6月22日
「天石伝説」DVD-BOX2
監督:ヤン・ウェンジュン 出演:フービン
6月29日
「プロット・アゲインストSEASON1 盲目の少年」DVD-BOX
監督:リウ・ユンロン 出演:リウ・ユンロン

香港
6月22日
「スー・チー/私、スー・チー」
出演:スー・チー(イメージビデオ)
7月11日
『西太后』完全版DVDーBOX
監督:リー・ハンシャン 出演:リュウ・シャオチャン

台湾
6月22日
「DEATH HOUSE 悪魔の館」
監督:レスト・チェン 出演:ジェイソン・チャン

韓国
6月22日
『家門の危機』
監督:チョン・ヨンギ 出演:シン・ヒョンジュン
「恋するスパイ」DVD-BOX
出演:ナム・サンミ
「官能女官 ヂャングムの花園」DVD-BOX
監督:イ・ギョンオ 出演:ダナ
6月27日
『奇跡の夏』
監督:イム・テヒョン 出演:パク・チビン
「宮廷女官チャングムの誓い 総集編」
監督:イ・ビョンフン 出演:イ・ヨンエ
6月29日
「宮廷女官キム尚宮」DVD-BOX2
監督:キム・ジェヒョン 出演:イ・ヨンエ
「初恋 プレミアム版」DVD-BOX2
監督:イ・ウンジン 出演:ぺ・ヨンジュン
「ルル姫」BOX2
出演:キム・ジョンウン
7月4日
「オンリーユー」BOX1
監督:チェ・ムンソク 出演:チョ・ヒョンジェ
7月6日
「チョ・インソン幻のデビュー作 学校3 ベストセレクション」DVD-BOX
出演:チョ・インソン
「愛情の条件」DVD-BOX2
出演:ハン・ガイン
「秋の夕立」DVD-BOX
出演:オ・ジホ
7月27日
「イ・ビョンホン『夏物語』画日記Making Of in a Summer」
出演:イ・ビョンホン

その他
日=韓
7月4日
『あなたを忘れない』出演:イ・テソン

さて、レンタル先行の作品でのピックアップですが、
中華圏
6月22日には、ニコラス・ツェー&ヴィッキー・チャオ主演
『デスパレート 愛されてた記憶』(原題:玉観音)が登場です。
韓国
7月4日にソン・イルグク主演「朱蒙〔チュモン〕プリンス・オブ・ザ・レジェンド 第一章」が登場します。

コメンタリー

2007-04-23 18:41:06 | Weblog
本日、キングレコードのスタジオで、『少林寺三十六房スペシャル・コレクターズ・エディション』のコメンタリー撮りを行いました。映画評論家の宇田川幸洋さんと映画監督の中田圭さんを迎えての3人のトークでしたが、1時間50分ノンストップで、実にだらだらとあっちこっちに話が飛んで、途中、香港の昔話とかになっておりますので、興味のある方は6月6日発売後、お聞きになっていただければと思います。
さて、コメンタリーを撮る前に、リュー・チャーフィー師父が歌った「少林ファイター」の音が届いたとのことで、さっそく聞きましたが、確かにリューさん歌っている!公開25年も経って、主演自らが日本で勝手につけた主題歌を歌うなんて、まさにサプライズです。特典につけるCDに収録されますので、オリジナルの歌ともども楽しんでいただければと思います。
こんな特典つけていると、タランティーノも欲しがるかなあ。今から商品完成が楽しみですね。

徐克的電影世界その16(最終話)

2007-04-22 18:49:24 | Weblog
映画祭期間中は実にいろんなことがありましたが、なんとか最後まで順調に終わることができました。
ところでツイ・ハーク監督と車で移動している時に、日本に初めて来た時に滞在したのが横浜だった、と話してくれました。『1905的冬』という作品に出演した時、この作品の舞台が横浜で、その撮影で初めて足を踏み込んだのが横浜だったということです。
また、ゴジラ映画好きのツイ監督は、1992年に公開された『ゴジラ対モスラ』の決戦の地が横浜みなとみらいだったので、そこのホテルに滞在している監督にとってはまことにグレートな滞在場所で、すごくはしゃいでおりました。
この映画祭では、ツイ監督だけでなく、私の師である故・飯田さんも東宝東和の窓口としてすごくお世話になりました。ところで、手元にある写真で、なぜか私とツイさんがゲームセンターでゲーム対戦していて、それを見ている奥さんのシーさんと飯田さんという写真があるのですが、これ、どこ行った時に撮ったんだろう?
本当にこのツイ・ハーク映画祭は、私の手がけた仕事の中でも思い出深い一つであったことは確かです。

レンタル店にて

2007-04-21 01:37:55 | Weblog
あいかわらずDVDの山が増えているのに、見る量がすくない私。おまけに現在部屋は泥棒に荒らされたような状態で、どこになにがあるのかわからない状態です。ひどいのは、枕の下から『インファナル・アフェア』BOXが出てきてびっくり!はっきりいって片付けられない男になっております
さて、近所にあるTSUTAYAに行き、どんな作品が棚にあるかみていたら、『バグ・ミー・テンダー 恋と友情の物語』という作品を発見!あれ~、これ英皇が一昨年かの夏に香港で公開したCGアニメとの合成のやつだっけ。これがレンタルされているとは、リストで見逃しておりました。パッケージはイザベラ・リヨンとチェン・ボーリンです。イザベラ、可愛いですね。
話変わって、ネットのニュースに出ておりましたが、リウ・イーフェイがアメリカのエージェントと契約したとのことで、「第二のチャン・ツィイーか?」なんて書かれていますが、イーフェイちゃんはアメリカに住んでいたのと20歳と若いので、チャン・ツィイーよりも注目浴びるのは早いのでは。そういえば日本でCDデビューしてからその後、音楽に関しては全然耳にしませんが、どうなっておるのでしょう?
ネットのニュースといえば、『赤壁』でチョウ・ユンファが降りたというニュースですが、プロデューサーのテレンス・チャン、監督のジョン・ウーとユンファの3人は一緒に会社をやっている関係なので、ギャラの4倍で降りたという話は???です。真相はいかに。

明21日公開のアジア作品

2007-04-20 00:29:49 | Weblog
『フライ・ダディ』韓国作品
監督:チェ・ジョンテ
出演:イ・ジュンギ、イ・ムンシク
金城一起の小説「ダディ、フライ、ダディ」は映画化されましたが、それを韓国でリメイク映画化した作品です。このところ海外は日本のものをリメイクすることが多くなりましたが、『王の男』で話題となったイ・ジュンギ主演の本作は、オリジナルと比較してどうゆう風に描かれているのでしょうかね?
東京:シネマート新宿ほかロードショー


『アボン 小さい家』日本=フィリピン作品
監督:今泉光司
出演:ジョエル・トレ、キドラット・タヒミック
これはめずらしい、日本の監督がフィリピンを舞台に撮りあげた作品です。バスの運転手として働く日系フィリピン人の家族の生活とその姿を描いています。今泉監督は映画を撮るために、10年前にフィリピンに移り住んで生活をしたそうです。
東京:渋谷UPLINKXにてロードショー



徐克的電影世界その15

2007-04-19 03:09:31 | Weblog
新作トークイベントの他のゲスト、『東方不敗』ではミシェル・リーと映画評論家の宇田川幸洋さんが、『東方不敗風雲再起』ではジョイ・ウォンと松尾貴史さんがゲストでトークが繰り広げられました。
さて、ジョイ・ウォンのトークが終わった後、関係者による食事会が開かれることになっていて、ランドマーク側よりぜひジョイ・ウォンに、というプッシュがあったのですが、彼女は食事ではなくて『東方不敗風雲再起』の完成版を観ていないので今観たい、とごねられてしまいました。困った事態が起きたのですが、ジョイ側のマネージャーに彼女を説得してもらい、なんとか食事会場である中華料理店に来てもらいました。この時出席していたのは、ツイ・ハーク&シー・ナンサン夫妻、ビル・コン、ジョイ・ウォン、そしてトークゲストだった松尾貴史さんと、豪華な顔ぶれ。
ジョイはツイ・ハークが座っているテーブルの彼の真向かい、私の隣に座ったのですが、ご機嫌斜めで、座るなりいきなりツイさんに、「撮影で内出血したこの痣、消えないんだけどどうしてくれるの~」と『青蛇転生』で作った右腕についた、青いというより黒くなった部分を見せながら、台湾語で監督にけんかを売り始めました。隣に座っている私ははらはらして見ておりましたが、そのうちに松尾さんが、「とっておきの物まねをします。」と、放送禁止すれすれの物まねのオンパレードをし始めたので、食事会は一転笑い声に変わりました。そうこうしているうちに、ちょっとほろ酔いかげんのツイ監督も「私も物まねする。」といい始めて、京劇やらブルース・リーやらやったので、不機嫌だったジョイもこれには大笑い。食事会もこの物まねショーのおかげですっかり盛り上がり、ジョイの機嫌もよくなって、楽しい食事会となったのでした。

徐克的電影世界その14

2007-04-18 01:13:11 | Weblog
夜に上映する作品は新作中心、そして来日ゲストと特別ゲストによるトークを行いました。『ドラゴン・イン』ではレオン・カーファイ、そして作家の中島らもさんが特別ゲストでした。上映前のこのトークではちょっとしたハプニングがあって、客席と登壇している舞台があまり高くなかったために、一人の中国人らしき男性がいきなり走ってきてレオン・カーファイに抱きついたのでした。壇上にあがっている我々はびっくりで、スタッフによってすぐに降ろされたのですが、そのファンの興奮ぶりといったら・・・・
中島さん(亡くなられてほんと残念)もあの個性的なしゃべりで会場をわかせていましたが、トークショーもあっという間に終了し、司会役の私も緊張しながら進行をうまく終えたのでした。

星月童話

2007-04-17 02:12:54 | Weblog
この前、試写の立ち会いをしていた時に、シネマヴェーラ渋谷という劇場のお手伝いをしている香港好きのライターさんから、「今度、『もういちど逢いたくて 星月童話』を上映するかもしれないので、その時は情報載っけてください。」と言われていたのですが、決定したとのメールをいただいたので、さっそくお知らせいたします。
5月12日~6月1日に、「プロデューサー 一瀬隆重の仕事」と題した特集上映の中での上映とのことで、この『もういちど逢いたくて 星月童話』は劇場のスクリーンで久々の上映になると思います。公開からすでに8年が経っているので、権利が切れているかと思っていたのですが、考えてみればこの作品、日本出資なので権利は永久的に残っているわけで、公開当時はソニー・ピクチャーズが配給していますが、その後、実際に権利を持っているところに戻っているので、劇場側も探しきれなかったということになるのでしょうか。
ところで、私はこの作品には関係ないのですが、うちの倉庫になぜかプレスがたくさんある(はず)。
確かこの作品を宣伝した会社が大掃除したときに、捨てるんならちょうだいと、うちの資料庫にしまったまま。で、さっき必要な資料を探すためにいろんな箱を空けていたら、まあ、いろんなものが出てくること。で、その中ですっかり忘れていたのが『トランサー』の時に宣伝用もしくは入場者ポイント特典用に作ったTシャツの在庫と、特典用に香港で主役3人のインタビュー採った時にもらったサインプレス。
いつかどこかでイベントでもやった際に放出したいと思います。

話がそれましたが、上映日は以下になります。

5月26日(土)
  修羅雪姫             11:00  14:40  18:20  ※アクション監督:ドニー・イェン
  もういちど逢いたくて 星月童話  12:40  16:20  20:00
5月30日(水)
  もういちど逢いたくて 星月童話  11:00  14:40  18:20
  いぬのえいが           12:55  16:35  20:15
問い合わせ先 03-3461-7703 シネマヴェーラ渋谷
シネマヴェーラ渋谷

レスリー・ファンの方、お時間あったらぜひ。また、他でも宣伝していただければと思います。

第26回香港電影金像奨

2007-04-16 01:30:03 | Weblog
香港では4月15日夜に第26回香港電影金像奨の発表がありました。
なんといっても今回は『父子』が作品としては重要な、作品、監督、脚本賞を受賞しました。香港映画界においてパトリック・タム監督の存在は、映画作家たちに大きな影響を与えた人であり、久々の作品でありながらもその力強さは圧倒されました。東京国際映画祭ではデイレクターズ・カット版が上映されましたが、残念ながら香港で発売されているDVDは2時間版。日本の会社でどこか買ってくれないかなあと願うばかりです。
以下、賞の結果です。
最優秀作品賞(最佳影片)『父子』
最優秀監督賞(最佳導演)パトリック・タム譚家明 『父子』
最優秀脚本賞(最佳編劇)パトリック・タム譚家明、田?良 『父子』
最優秀主演男優賞(最佳男主角)ラウ・チンワン劉青雲『我要成名』
最優秀主演女優賞(最佳女主角)コン・リー鞏俐『滿城盡帶?金甲』
最優秀助演男優賞(最佳男配角)ン・キントー?景滔『父子』
最優秀助演女優賞(最佳女配角)ジョウ・シュン周迅 『女帝エンペラー《夜宴》』
最優秀新人賞(最佳新演員)ン・キントー?景滔『父子』
最優秀撮影賞(最佳撮影)劉偉強、黎耀輝『傷だらけの男たち《傷城》』
最優秀編集賞(最佳剪接)?志良 『墨攻』
最優秀美術賞(最佳美?指導)霍廷霄 『滿城盡帶?金甲』
最優秀衣装賞(最佳服装造型設計)奚仲文『滿城盡帶?金甲』
最優秀アクション監督賞(最佳動作設計)ユエン・ウーピン袁和平 『スピリット《霍元甲》』
最優秀音響賞(最佳音?効果)Nakom Kositpaisal『鬼域』
最優秀視覚効果賞(最佳視覚効果)??輝 ?『鬼域』
最優秀オリジナル音楽賞(最佳原創電影音楽)金培達『伊莎貝拉』
最優秀主題歌賞(最佳原創電影歌曲 菊花台『滿城盡帶?金甲』
主唱:ジェイ・チョウ周杰倫                           
新人監督賞(新晋導演)ダニエル・ウー呉彦祖『四大天王』
最優秀アジア映画(最佳亜洲電影)『単騎千里を走る《千里走単騎》』 中国
專業精神獎 文潤玲
世紀成就大獎 ランラン・ショウ邵逸夫



徐克的電影世界その13

2007-04-15 18:30:44 | Weblog
『北京オペラブルース』、『上海ブルース』の上映後のティーチ・インでも、ツイ・ハーク監督、そして奥さんのシー・ナンサンをまじえたトークは面白い話が満載でした。
『北京オペラブルース』では、当時、人気の3女優の顔合わせだったために、女優3人とも相手の女優よりもクローズアップされるように、ことあるごとにツイ監督のところにきては、「今のシーンでは私があまり出てなかったから何とかしてよ。」とライバル心むき出しにしていたそうです。その3人をなだめすかしながら撮影を進めたのですが、ブリジット・リンが拷問を受けるシーンの撮影は、特に大変だったとツイ監督は語っていました。
『上海ブルース』では、ツイ監督とシー・ナンサンのアメリカ時代の出会い話などが出てきて、大いに盛り上がりました。大学時代に音楽をやっていたツイさんの素顔などは誰も聞いたことがない話でしたから、司会していた私もおもわずにんまりでした。
ところで、ツイ監督はブルース3部作として『上海ブルース』『北京オペラブルース』、そしてもう1作品を考えていたと話していたのですが、「それでは『横浜ブルース』はどう?」と冗談交じりにツイ監督に言ったのですが、結局、3作目は作られることはなかったのでした。

徐克的電影世界その12

2007-04-14 18:05:16 | Weblog
どこまで書いてたか忘れたぐらい久しぶりになりますが、1ヶ月ぶりに徐克的電影世界の話を再開いたします。
さて、ゲストも皆、到着し、無事オープニング上映が開始されました。私はマスコミ対応、ゲスト対応、なおかつ現場の状況も見なければいけないし、トークショーの司会もやらなければいけないので、会場の内外を走り回っていました。なにせ、このイベントは個人的な思いを全てぶつけたわけで、上映される作品のオリジナルポスター掲示や、上映前のオリジナル予告の上映、7時の回のトークショー、そして2時の回のツイ・ハーク監督による裏話等、予算はあまりありませんでしたが、これまで行われた映画イベントを超えた内容のものにしようと考えたものが全てやれることができました。これも全てツイ・ハーク監督とシー・ナンサンの協力なしにはできませんでした。
さて、ツイ・ハーク監督が自身の作品の裏話を披露したティーチ・インは面白い話満載で、司会していながらびっくりするような話ばかりでした。『アゲイン明日への誓い/男たちの挽歌3』では『男たち挽歌4』のストーリーを話してくれました(イーキンのとは違いますよ)。幻の企画となったために話してくれたのだと思いますが、かいつまんでストーリーを説明すると、チョウ・ユンファ演じるマークのベトナム時代よりもまだ前の話で、彼はタイ国境にあるゴールデントライアングルにいて、そこで両親のいない子供たちと出会い、彼らを助けようとする、というストーリーであることを話してくれました。結局、チョウ・ユンファが身体を壊してしまって1年間休業したことでこの作品は幻となったのですが、ちょっと観てみたかった作品でした。

明14日公開のアジア作品

2007-04-13 13:10:17 | Weblog
明日14日公開のアジア作品です。

『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』中国=香港作品
監督:ドニー・ユエン
出演:ドニー・ユエン、ニコラス・ツェー、ショーン・ユー
香港で長きにわたりコミック化されている「龍虎門」の映画化。この原作は、今から7年前にウォン・チン(王晶)が映画化しようと考えていましたが、そのときはニコラス・ツェーとスティーブン・フォンと名前があげられてましたが、結局はスティーブン・フォンが残り『拳神』になったっていうことがありました。
日本での公開にあたっては、ほとんどが日本語吹き替え版なので、オリジナル字幕版をご覧になられたい方は情報誌等でしっかり調べてください。
私も前売り券買いました。銀座シネパトスで字幕版を観る予定です。
東京:シネマGAGA!ほか全国ロードショー

『おまえを逮捕する』韓国作品
監督:ソン・ヒチャン
出演:キム・ミンジュン、ホ・ジュノ
個性的な刑事たちが、麻薬密売をめぐって大追跡を行うアクション作品。
東京:池袋シネマロサにてモーニングショー