電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

東京国際ジャッキー映画祭

2011-10-28 20:36:48 | Weblog
11月は『1911』と『新少林寺』のジャッキー・チェン出演作が連続上映されるので、配給会社どうしで何かできないかなあと話し合っていたのがイベントでした。
ちょうど六本木ヒルズでも両作品が上映される、また大成龍祭も行っていることで決まったのが、題して「東京国際ジャッキー映画祭」となりました。
ということで一夜限りのスペシャルオールナイト上映開催決定したので、情報解禁とともにお知らせいたします。
【祝!ジャッキー・チェン100作突破! 東京国際ジャッキー映画祭 概要】
◆日時: 11月4日(金)  23:00開演 ※イベント終了時間:翌日6時予定
◆場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7
◆上映予定:
・11月5日公開『1911』字幕版本編
・11月19日公開『新少林寺/SHAOLIN』字幕版本編
・『プロジェクトA』字幕版本編Bluray上映

それで今回のイベント、六本木のスクリーン7といちばん大きなスクリーンでの上映なので、ファンならここで絶対見ておいた方がいい、上映イベントです。

当日は入場者にはもれなく、このイベントのために作られた両作品のビジュアルが両面に入っているオリジナル・クリアファイルをプレゼント!
また、お持ちのジャッキー関連お宝グッズをお持ち頂き、写真撮影させていただけるお客様には、『1911』『新少林寺/SHAOLIN』の非売品プレスブックを先着50名様にプレゼント!
特設ブースに設置された定点カメラに向かい、ジャッキーへお祝い&感謝のメッセージを撮影させて頂いたお客様には『1911』『新少林寺/SHAOLIN』のポスターを先着30名様にプレゼント!

そしてジャッキープレミアムグッズ抽選会も実施!お金を出しても手に入らない、超プレミアムグッズを抽選でプレゼント!ちなみにうちの倉庫を探して、『プロジェクトA』の時にアサヒビールとタイアップした時のポスターや『デッドヒート』の冒頭で出てくる三菱の赤いジャンパーなどを提供いたします。

あと、もしかすると私もトークするかもしれませんし、私の「最大のお宝」もお見せするかもいたしません。
いろんなことをやりますので、ぜひお越しくださいませ。
◆チケットの販売:10月28日より、VIT他劇場窓口で販売予定
東京国際ジャッキー映画祭チケット販売



勢いある台湾映画

2011-10-27 22:46:50 | Weblog
日本ではなかなか公開されない台湾映画ですが、今年の台湾映画は地元で1億元以上の大ヒットをしている作品が続々と登場し、黄金期を迎えようとしています。
昨年、『モンガに散る』で、プロデューサーと監督が来日した時にインタビューで言っていましたが、(2010年の段階で)来年は台湾映画は地元でヒットする映画がどんどん出てくると話していましたが、まさにその通りで、今年の夏に大ヒットし、東京国際映画祭でも上映された『あの頃、君を追いかけた(那些年, 我們一起追的女孩』も香港で4日間で1000万HKドルを稼ぐ、これまた『インファナル・アフェア2』の作った記録を抜くほどの大ヒットとなっています。
台湾映画界はこれまで17年間の間ヒットした作品が出せず、台湾映画のイメージはホウ・シャオシュンを代表するようにアート系といった感じでしかありませんでした。そうなると映画に出資する人たちはなかなか現れず、負のスパイラルに落ち込んでしまったわけです。
それが『海角七号』の大ヒットあたりから風向きが変わり、『モンガに散る』で本格的な台湾映画の国内ヒットで風向きが変わり、今や台湾映画に出資したいという大陸側の話とかもあり、『モンガ~』のニウ監督の新作は大陸の映画投資の大手が出資することとなりました。賛否となりながらも前後篇となった『セデック・バレ』の大ヒットもそうですし、これはもう本格的な台湾映画黄金期が来たと言っても過言ではないでしょう。
ただ心配なことは、それに乗じていろんなところから出資者が増えるのをいいことに、悪いことを考えるプロデューサーとかが出てくることです。どんな世界でも儲かるというお金の言葉が出てくると胡散臭さがあるのですが、そうゆう風になってほしくないと思うのです。
なぜかというと、台湾映画は1970年代にも映画が儲かっている時に、いろんな出資者を騙して金巻き上げて自滅したということがあったからです。
大陸も映画制作で香港側が入って大作続きとなっていますが、そうゆう危ういところが見え隠れしているようなので、この数年の中華圏の映画状況がどうなるのか、気になるところです。

さて、気になると言えば、台湾で11月4日に公開される『星空』。原作が『地下鐡』のジミー、製作が『狙った恋の落とし方』など中国・台湾で活躍するチェン・クォフー、監督が『九月の風』のトム・リン、主題歌が五月天、そして主演が『ミラクル7号』の、ちょっと大きくなって素敵な女の子になったシュー・チャオ、台湾の代表的女優のレネ・リュウ、そして最近の活躍めざましいグイ・ルンメイと、これが期待しないわけにはいかない布陣です。予告やポスターのアートワークもおしゃれだし、個人的には今いちばん見たい映画です。そしてこの映画を作った会社が『さらばわが愛 覇王別姫』のトムソン・フイルム(湯臣)。この会社の社長は有名女優だったシュー・フォンで、トムソングループの代表だったご主人が6年前に亡くなって以来、映画を作っていませんでしたが、久々に映画製作に戻った第一弾映画がこれというのも個人的にはうれしい限りです。
また台湾のニュースで調べてみると、ジョン・ウーのライオン・ロックや大陸の大手投資の華誼兄弟と提携して作っていくようですね。

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お知らせ

2011-10-26 21:38:10 | Weblog
東京国際映画祭も終盤ですが、本日は『新少林寺SHAOLIN』の上映もあり、宣伝もこれから公開に向けてスパートをかけております。
さて、お知らせですが、なんとうちの会社もようつべにチャンネルを作りました。
最初にアップしたのは、『新少林寺SHAOLIN』の予告関連ですが、音声に注目。吹替バージョンになってます。
配給会社からのOKがあればいろいろアップしていきますので、よろしくお願いいたします。
freemanofficemovie

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東京国際映画祭

2011-10-21 20:28:08 | Weblog
いよいよ明日22日から東京国際映画祭が始まります。
年々、盛り上がりに欠けているというか、今年は震災もあり、海外ゲストもオープニング作品のジャッキー・チェンやミラ・ジョボビッチ、ローガン・ラーマンといった顔ぶれで、ちと少ない。チケットも売れ残っている作品もあるようなので、お時間ある方はぜひそうゆう作品も見ていただければと思います。

残念ながらジャッキー・チェンは『1911』のキャンペーンで来ているので、『新少林寺SHAOLIN』には関わりがなくて残念。ファン・ビンビンも審査員できているのに時間がもらえるのかがわからず。

と愚痴をぶつぶつ言っておりますが、『新少林寺』の公開もあと1カ月切ってしまったので、最後の宣伝追い上げでプッシュしなければいけません。僧侶の衣装が来たので頭丸めて衣装着て媒体回りをしようという企画がうちのスタッフから出ております。


話が変わりますが、昨日アップした『保衛戰隊之出動喇!朋友!』の予告も日本っぽくしていますが、『大藍湖』という作品も日本語ナレーションの予告になっていて、これってインディペンデント映画の流れ、って思っております。どうしたんでしょうね。大藍湖予告


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開心魔法

2011-10-18 19:25:21 | Weblog
ウィルソン・イップ監督の新作『開心魔法』の予告編が出来てました。製作と出演でレイモンド・ウォン、そしてウー・ズンにウー・ジンにルイス・クーなどなど、魔法が使える人たちの話のようですが、『ハリー・ポッター』ぱくり?なんて思ったりなんかして。
で、『開心~』の題名だとレイモンド・ウォンの『ハッピー・キョンシー』シリーズを思い出しますね。
『開心魔法』予告

ところでもう一本、前々からご紹介していた、ジャッキー・チェンの元マネージャーのウィリー・チェンが製作している戦隊もの映画『保衛戰隊之出動喇!朋友!』の新しい予告があったのですが、「なんじゃ、これ!」って感じのものになってます。日本の作品と思わせているようなとんでもなさ。個人的にはパット・ハーとジミー・ウォングが出ているようなので見たい。
『保衛戰隊之出動喇!朋友!』新予告

秋の風

2011-10-17 22:14:12 | Weblog
10月に入って秋の風も吹いて涼しくなったと思ったら、いきなり暑くなったりと、変な天気です。来週の週末からは東京国際映画祭も始まりますが、来日もそんなに多くなく、盛り上がりに欠けそうな映画祭です。『新少林寺』の宣伝も真っ最中ですが、残念ながらジャッキー・チェンは『1911』の方で来日と、こちらにはあまり関係なく、宣伝で使えないのがちょっと残念。なんてぶつぶつ言っているうちに『密告・者』の公開も迫っているので、こちらもあせりぎみです。
さて、ツイッターではぼそぼそつぶやいていますが、来年見れそうな作品に関して2012年に何本かが予定されています。
現状で買い付けられている作品として
『一代宋師』ギャガ(でもウォン・カーウァイはまだ撮影しているのでいつ完成かわからない)
『鐡三角』キングレコード(来年春までには公開したい)
『画皮』(買い付け元は伏せますが、来年夏までに公開したいとのこと)

それ以外に
『武侠』はC社が購入しており、『車手』も別のC社が、ツイ・ハーク&アンディ・ラウのあの作品もT社が夏までに出したいと聞こえております。それとうちの会社が宣伝する三国志ものはまだ配給が契約終了していないので、題名含めた発表ができないのですが、早い時期での公開になりそうです。

あとは聞こえてきているだけで4本の作品が交渉中のようです。
ということで、2012年もお楽しみが多いです。

『酔拳レジェンド・オブ・カンフー』のDVD発売決定しました。
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うちで宣伝した『チョン・ウチ時空道士』も発売決定しています。
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東成西就2011

2011-10-12 23:08:38 | Weblog
久々です。あっという間に10月も半ばとなりました。最近は会社のつぶやき担当になったり、ちょっと風邪ひいたりと、こちらのほうがおろそかになっておりました。
そんなこんなしている間に、東京国際映画祭のチケットが発売され、皆さん、どうでしたか?私は今回はパン兄弟の『夢遊』が見れればいいかなと思っていたので、それだけをゲットと、あとは日本中国映画週間をのんびり見ようと思ってます。たぶん、満席にはならないので、当日券でもはいれるだろうし、とは思ってます。
そうそう、つぶやきでは業界ネタをぼそぼそ言ってますが、ウォン・カーウァイとジェフ・ラウの会社であるジェットトーンが日本の会社に、自社がこれまで製作した作品の権利をまとめて売ろうとしていて、何社かが手を上げているそうですが、皆、『欲望の翼』とか『天使の涙』とか、ほしいものがあっても、未公開のものとか全部くっついてくるから、そこがちょっと難点だということと、値段が釣り上がっているようなので、どこがこれを買うんだろうと興味津津。でも、全部ちゃんと権利がクリアーになっているのかが心配です。特に90年代に作った作品は台湾の怖いところから出資してもらってるし、『ブエノスアイレス』は日本のPAが製作出資してたはず、なんて、日本の会社の皆さん、そこのところは注意ですよ。
というところで、ジェフ・ラウが新作撮ってたのですね。題名が『東成西就2011』。予告見る限りではコメディですが、カレン・モクやらイーキンやら、イーソン、ケニーB、ジェイシーやらと顔ぶれ豪華ですが、香港映画のくだらないコメディの匂いがぷんぷんします。
東成西就2011予告
東成西就2011予告中国版
2011版主題曲

その題名の元はこれ。
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