電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

土曜日の渋谷

2007-09-02 22:09:19 | Weblog
土曜日の夕方、人と食事をするために渋谷に行ったのですが、9月最初の週末、つまり学校始まり直前の土曜日もあってか、すごい人。急に涼しくなったせいもありますが、酷暑だったお盆の時期は、映画館に人が集まるかと思いきや、あまりの暑さで外に人がでなかったようでした。
人と別れてTSUTAYAに寄りましたが、50%オフとかもやっており、『スターウォーズ4~6』『皇帝ペンギン』など、ついつい買ってしまいました。本当は『続・荒野の用心棒』が欲しくて、これも買ったのですが、どうも散財してしまいました。
さて、この『続・荒野の用心棒』ですが、子供の頃、テレビの映画劇場で観て、子供心に血をたぎらせた作品です。
1960年代の後半は、クリント・イーストウッドを有名にした『荒野の用心棒』の大ヒットで、日本でもマカロニ・ウエスタン(欧米ではスパゲッティウエスタンと呼ばれていた)ブームが到来して、たくさんのイタリア製西部劇が入ってきました。でも、もとはといえば、日本の黒澤明監督の『用心棒』からの影響を受け、それが『荒野の用心棒』や『続・荒野の用心棒』を生みだしていったわけです。でも、これらの作品は全てこの頃の香港映画に大きな影響を与え、そのテイストを持った作品が、チャン・チェ監督やジミー・ウォング作品となっていったわけです。
実は最近、ハリウッド映画とか積極的に観たいと思わなくなってきました。CGが使えるようになってから、スケールは大きくなったものの、実に味気ない作品が増えたように思えます。
技術的な進歩は飛躍的な映像を生み出すようになりましたが、逆にアナログ的な作品のほうが、アイディア豊富のように感じます。
ビデオ時代になって、古い作品も手軽に観れるようになりましたが、ぜひ、クラシカルな作品も観て新しい作品も楽しんでほしいと思います。なぜならば、香港映画はそれを知ることで楽しみが倍になるのですから。
話は戻りますが、あいかわらずDVDが増えておりますが、そのうち社内レンタル屋でも開くんですか?とスタッフに言われております(笑)。