電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

英皇電影

2012-03-22 19:00:00 | Weblog
ニコラス・ツェーが所属するエンペラーの映画部門の2012年ラインナップですが、昨年発表されていた作品にプラスして今後の製作作品が発表されてます。

『The Last Supper王的盛宴』
監督:リウ・チュアン
出演:リウ・イエ、ダニエル・ウー、チャン・チェン
歴史戦争アクション

『The Bullet Vanishes鐵面神探之幽靈子彈』
監督:ロー・チーリョン
出演:ニコラス・ツェー、ラウ・チンワン、ミニ・ヤン
ミステリー

『Diva』
監督:ヘイワード・マック
出演:ジョーイ・オン、チャップマン・トー、マグ・ラム
ラブロマンス

『Triad紮職』
監督:ダニエル・チャン
出演:ウイリアム・チャン、ミシェル・ワイ、デレク・ツァン
犯罪もの

『Angry Kid憤怒的小孩』
監督:ホアン・ライ
出演:ワン・イーミン、シャオ・ユージェン、チャン・ジアイー
コメディ


寰宇影片

2012-03-21 23:00:34 | Weblog
香港マーケットで発表になっているユニバースの作品は、昨年の東京国際映画祭で上映された『スリープウォーカー』のオキサイト・パン&ダニー・パンのパン兄弟作品で2012年新作ラインナップが固められているようです。

『Inferno』3D
監督:ダニー&オキサイト・パン
出演:ルイス・クー、ラウ・チンワン、スン・ホンレイ
消防士ものの火災アクション。

『Conspirator同謀』
監督:オキサイト・パン
出演:ア―ロン・クォック、ニック・チョン
探偵アクション

『Fairy Tale Killer索命童話』
監督:ダニー・パン
出演:ラウ・チンワン、ワン・バオチアン、江レーン・クォン
犯罪サスペンス

第6回アジアンフイルムアワード

2012-03-20 23:50:46 | Weblog
昨日の香港では香港マーケットが始まり、その日の夜に「第6回アジアンフイルム・アワード亞洲電影大獎頒獎」の授賞式が行われました。
毎年、これが香港映画月間のプロローグとなっていますが、アジア圏の作品を主体にした賞なので、日本に入ってこない知らない作品などもノミネートされてます。
さて今年は以下の作品になったとのことですが、デニー・イップがまたまた『桃姐』で賞を受賞していることから、今年の香港電影金像奨もこの作品を中心に回ると言うことでしょうかね。

《第六屆亞洲電影大獎頒獎典禮》
最佳影片(作品):分居風暴A Separation
最佳導演(監督):阿斯哈法哈蒂Asghar Farhadi「分居風暴」
最佳男主角(主演男優):Donny DAMARA「LOVELY MAN」
最佳女主角(主演女優):葉嫻「桃姐」
最佳男配角:柯宇綸「翻滾吧!阿信」
最佳女配角(助演女優):Shamaine Buencamino「NINO」
最佳新演員(新人):倪妮「金陵十三釵」
最佳編劇(脚本):分居風暴 -阿斯哈法哈蒂Asghar Farhadi
最佳攝影(撮影):『容疑者X(武侠)』-包軒鳴、黎耀輝
最佳剪輯(編集):分居風暴-Hayedeh SAFIYARI
最佳電影配樂(音楽):『容疑者X(武侠)』武侠-陳光榮、金培達
最佳視覺效果(視覚効果):龍門飛甲-Wook Kim、Josh COLE、鐘智行
最佳造型設計(デザイン):龍門飛甲 -奚仲文、宣吾
最佳美術設計(美術):『容疑者X(武侠)』-奚仲文、孫立
楊昌紀念獎(亞洲新秀獎):Edwin(印尼《動物園的明信片》)
終身成就獎:許鞍

香港映画月間

2012-03-19 17:24:21 | Weblog
本日から香港のコンベンションセンターでは、香港フイルムマーケットが開催され、すでに会場の模様がFACEBOOKの電影双週刊でつぶさに情報アップされています。ここ
メディアアジア社のジョニー・トーで『盲侠』(座頭市ですね)とか、いろんな作品の情報を垣間見ることができますので、のぞいてみてください。
毎年そうですが、この時期の香港は映画一色になります。「香港国際電影節」や「香港電影金像奨」など、アジア映画好きにはたまらない映画月間ということで、アジアの俳優や監督たちの姿を見る機会が増えます。それとマーケットとかでは、突然、監督が来たり、新作の記者会見があったりもします。
初めて香港国際電影節に行ったのは1989年春でした。この時に映画祭で見たのは、『誰かがあなたを愛してる』『野獣たちの掟』『地獄無門』など。ポスターとかスチールを飾っているコーナーとかもあったなあ。それから23年も経っているとは時間が経つのもあっという間でした。

さて、話は変わりますが、情報が解禁ということで、『ホット・サマー・デイズ』(全城熱戀)『ハッピーイヤーズ・イブ』(全球熱戀)が、6月6日にDVD化となりました。ツイッターやブログでも匂わせ記事にしていましたが、もともとは『三国志英傑伝 関羽』の初日立会いのときにお会いしたビデオメーカーさんのご担当とお話をしたときにこの2作品のリリースを知ったのですが、劇場公開は社内的に難しいとのことだったので、今回のDVD発売でのお手伝いをちょっとすることになりました。
ここにこられる皆さんはご存知のタイトルですが、『ハッピーイヤーズ・イブ』は気を抜いて見てたら最後にほろっとして泣けていい映画です。

ホット・サマー・デイズ [DVD]
ニコラス・ツェー、ダニエル・ウーほか
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


ハッピーイヤーズ・イブ [DVD]
ア―ロン・クォック、グイ・ルンメイほか
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

伝聞

2012-03-12 20:05:41 | Weblog
大阪では「大阪アジアン映画祭」が開幕したので、すでに会場へ行かれた方もいらっしゃると思います。ここで上映された作品の中で、どこかの会社が買ってほしいという作品はたくさんありますが、買いつけ値段とビジネスでの勝算があわなければ、相手の値段が下がるまで待つのがバイヤーとしての考え。さて、今後どうゆう展開になるやらです。そんなアジア圏のマーケット事情が動くのが来週の香港フイルムマーケットですが、ここのところいろんな方とのお話の中で聞こえてきているのは、まず『逆戦』は値段が今のところ日本で想定する金額より数倍(6~8倍)の差があって今は難しいとのこと、ジャッキー・チェンの『十二支』はほぼある会社で決まりであろうということです。そしてニュースにも出ましたが『グランドマスター(一代宗師)』の大陸での公開時期が延期になったということです。まあウォン・カーウァイは今までも『楽園の瑕』『2046』で同じようなことをやって出資者を怒らせた経緯があるので、今度また同じことになったら、映画がヒットしないかぎり中国でも出資する人がいなくなるのではと思いますが・・・。
だいたい古くなれば値段も下がっていくので、今年の日本での公開やビデオリリースが多くなっているわけですが、もし日本で確実に3~5万人の人がかならず劇場に見に来てくれたら、新作もぱぱっと入ってくる可能性は高くなるんだけどなあ。
そうそう「大阪アジアン映画祭」の「香港映画祭」でビデオちらしを置いてもらうようにお願いしたのですが、ゲットされた人はいらっしゃいますか?100枚程度しか置けないと言われていたので、本当に置かれていたがが気になるところです。

香港マーケット

2012-03-09 10:00:00 | Weblog
今年もさ来週には香港のコンベンションセンターで香港国際映画マーケットが始まります。残念ながら今年も私は行くことがありませんが、行った方に資料をもらうようにお願いしたいと思いますので、また新作の話がわかりましたらご紹介したいと思います。
新作といえば、以前からも今年は公開作品が多いという話をここでしてましたが、徐々に公開日と題名が決定してきました。ただ、どれもこれもユニークというか、面白い題名ばかりになってます。
今、東京地区で決定しているのは、
『イップマン誕生』3月17日~ 新宿武蔵野館ほか
『ビースト・ストーカー/証人』4月7日~シネマスクエアとうきゅうほか
『捜査官X』4月21日~新宿ピカデリーほか
『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』4月28日~銀座シネパトスほか
『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火事件』5月5日~シネマート新宿ほか
となってますが、そのうちまたもろもろ決まっていくと思いますので、それまでのお楽しみに。

そしてまたDVDの発売もラッシュになりますが、下記のように毎月の発売があり、ウー・ズンの『バタフライ・ラヴァーズ』が未公開で発売されるのにはびっくりしました。

ドリーム・ホーム [DVD]
ジェシー・ホー
GPミュージアム


KAN-WOO/関羽 三国志英傑伝 [Blu-ray]
ドニー・イェン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


Mr.&Mrs.シングル [DVD]
イーソン・チェン、レネ・リュウ
ポニーキャニオン


【初回生産限定】 1911  [Blu-ray]
ジャッキー・チェン
アミューズソフトエンタテインメント


バタフライ・ラヴァーズ [DVD]
ウー・ズン、シャーリーン・チョイ
ポニーキャニオン


運命の子 [DVD]
グォ・ヨウ、リー・ビンビン
角川書店


この中で劇場公開をお手伝いした『~関羽~』のビデオのお仕事もちょこっとお手伝いするこことなり、今週の土曜日から始まる「大阪アジアン映画祭」の3会場にビデオちらしを少しばかりですが置いてもらうこととなってます。それと同時に、実は別のアジア作品のちらしも一緒に送ってます。『~関羽~』と同様、ここの会社のもう2作品のDVD宣伝のお手伝いをすることとなったのですが、9日映画祭の会場に行かれてもしあったらぜひ手にとってください。(ちなみに枚数は100枚程度しか置けないとのことだったのですぐになくなるかもしれませんが、香港映画祭の枠でお願いしています)ブログ読んでいる方はピピッときたかと思いますが、ビデオ題名と発売は現状20日が正式解禁とのことなので、ここでは原題の『●●熱●』と『●球●●』と伏字にしておきます(笑)。つまりあのラブストーリー2本が・・・です。

シティハンター

2012-03-03 19:50:46 | Weblog
ジャッキー・チェン作品で日本でのDVD化されていない作品で、これまでも『シティハンター』は問題があってでないと言ってましたが、最近、密林に500円という金額で販売されていたので、買ってみました。
この作品がどうして日本でDVD発売されていないのかというのは、当時、日本側から出資したヒーロー・コミュ二ケーションズという会社が倒産して、債権者に893がらみがあったために、権利を某大手広告代理店が預かったまま塩漬けになっている話が、業界内で言われていました。実はこのヒーローという会社、当時、台湾映画にも出資していて、あのエドワード・ヤンの傑作『牯嶺街(グーリンジェ) 少年殺人事件』も同様の理由でDVD化できない、それも台湾でさえも発売できない状況になっているという、本当にやっかいなことになってます。
映画は製作するにあたってお金を出資してもらうわけですが、こうゆうトラブルに巻き込まれると発売するになかなかやっかいなことになるわけです。そうゆう話は世界的にあり、旧作で発売されていないものってそうゆうトラブルをかかえている作品であったりするわけです。
話は戻りますが、密林で発売されている『シティハンター』を買って確認してみましたが、中身はビデオ吹替え版の素材で作ったもので、商品としてはちょっと厳しいというか、私から言わせるとやはり怪しい商品だなあという感想です。つまり誰かがこのビデオ吹替え版の原版を持っていて、発売元に売っちゃった、だから500円という金額で出ているものだと解釈しました。
それにコピーライトがHERO PRESNTS となっているのがよけいに怪しい。
こうゆう怪しげな商品が出てこないように、権利関係がどうなってるか、誰か調べてほしいものです。

その商品
  ↓
シティーハンター LBX-901 [DVD]
ジャッキー・チェン
ARC

太極

2012-03-02 19:15:16 | Weblog
先日、秋の作品の打ち合わせで某会社に伺った時のこと、そこの社長といろいろ話をしていたら、「●●がジェット・リーの映画を買ったんだよなあ。」と一言。「それなんですか?」と聞いても「なんだったか忘れた。」とあまりアジアものにはいまいち興味がない方なので、それ以上は聴くことができず、それ以来、もんもんとしております。(実際、買ったと言われた会社の方にも聞いてみましたが聞いていないとのことだったので、まだわからずです)
でも新作でジェット・リーといえば、『龍門飛甲』かなあ、なんて期待も寄せたりしましたが、そうしたらもう一本新作があったんですねえ、『太極』って映画が。この作品、スティーブン・フォンが監督で三部作として作られる大作でもあり、『太極之從零開始』『太極之英雄崛起』『太極之巔峰在望』が正式題名だそうですが、昨日、香港監督協会のパーティーの記事が出ていて、ギター弾いたスティーブンの紹介に、今この作品の後半の撮影に入ると書かれていました。
同じ『太極』の題名と言えば、チャウ・シンチーも確か作っていたと思いますが、とにもかくにもこの『太極』シリーズを日本で買っているのならば、すごく期待してしまいます。
『太極』の情報関係

ということで、パーティでバンド組んでレスリーの「追」を演奏したというニュースの写真を見ると、大御所たちもだいぶお年になったなあと感じます。ニュース記事