山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

スジベニコケガ

2008年06月20日 | 蝶・蛾類

 神社の燈籠の灯りに前の晩やって来た居残り組です。

2008年6月14日 京都市西京区大原野

 これもまたとてもきれいな蛾です。燈籠を見て回るとこの蛾がいくつも居ました。今が旬のようです。それにしてもこの柄、どこのデザイナーにデザインしてもらったのか聞きたくなるほど絵画的です。


ミズイロオナガシジミ

2008年06月19日 | 蝶・蛾類

 川縁を散策していたら、変わった模様のシジミチョウが、しきりに葉っぱの上を舐めているのを見付けました。

2008年6月14日 京都府長岡京市奥海印寺

 初めて見るシジミチョウだと思いますが、記憶に残っていないだけかも知れません。とても珍しいシジミチョウではと思ったのですが、調べてみると雑木林の辺りでは普通に見られる種類だそうです。
 このように口を伸ばして、かなり長い間葉っぱの上を舐めて回っていました。しかし何を舐めていたのかは、結局のところ不明です。

 この頃は近所ばかり歩くだけで目新しいものはなかなか見つからないのですが、身近に居ながら見たことのない生き物がまだまだたくさん居ることと思います。身近なところで意外なものに出会ったとき、遠くへ出掛けて珍しいものに出会ったときとはまた違った感動があったりします。


キボシアシナガバチ

2008年06月18日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 少し山道へ入ったところで、枯れ枝の先にアシナガバチの巣があるのを見付けました。まだ小さな巣で♀が一匹しか居なかったので近付いてみました。大勢居たら少し尻込みします。

2008年6月14日 京都府長岡京市柳谷

 一匹でこの巣を作りながら子供を育てているお母さんに敬服します。アシナガバチの巣作りについてはほとんど何も知らないのですが、巣の部屋は子供の成長に合わせて深く作り上げていくようです。
 上の一番浅い部屋には卵が見えます。そして部屋が深いほど大きな幼虫が入っています。黄色い壁で被っている所には蛹が入っているのでしょうか。この黄色い被いはキボシアシナガバチの特徴だそうです。

 見ていると、どこから取り出したのか何かくわえています。腹の中に蓄えていたものを吐き出したのかも知れません。まるで手品師です。これはきっと幼虫の餌だと思ったのですが、これから幼虫に与えるのかと思って見ていると…

巣の壁を作り始めました。幼虫がはみ出してきたので部屋を深くしようとしているのだと思います。

 幼虫など近くでじっくり見たかったのですが、足場が悪くてこれ以上近づけませんでした。家族が増えたら近付きにくくなるので、今の内だったのですが。


ガガンボの一種

2008年06月17日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 渓流の岩陰でいくつもぶら下がっていました。

2008年6月8日 京都市西京区大原野

 たいていクモの糸などにぶら下がっていて、それにまた他の者がいくつもつかまってぶら下がっていました。中にはぶら下がったまま交尾しているのも居ました。

 飛んでいるときは、ひょいひょいと激しく上下します。何でそんなにしんどいことをするのかと言いたくなるのですが、敵に捕まりにくいのかも知れません。 


トゲナナフシの幼虫

2008年06月17日 | バッタ・カマキリ・ナナフシ類

 オオケマイマイが落ち葉にまぎれているところを撮ろうと思ってカメラをセットしていると、すぐ側でなにやら動くものがありました。

2008年6月8日 京都市西京区大原野

 オオケマイマイのこんなにすぐ側に居たのですが、動くまで気が付きませんでした。だいたいこのナナフシは昼間はこのような場所で隠れているので、いざ探してみようと思うとなかなか見つかりません。


ホシオビコケガ

2008年06月16日 | 蝶・蛾類

 近所の神社の石垣に毎年現れる、小さな蛾です。

2008年6月8日 京都府乙訓郡大山崎町

 幼虫はコケ類などをたべているようです。ごまだら模様がきれいな蛾ですが、このようなコケが生えるような場所に居るのに、どうしてこんなに目立つ色をしているのでしょう。


ゴマダラシロナミシャク

2008年06月16日 | 蝶・蛾類

 近所の神社の石垣には、ホシオビコケガと同じようにごまだら模様の蛾がもう一種類居ます。

2008年6月8日 京都府乙訓郡大山崎町

 こちらはシャクガ科の蛾です。ホシオビコケガはヒトリガ科なので近縁とは言い難い蛾なのですが、同じように白地にごまだら模様です。ただの他人の空似かも知れませんが、このような環境に何か関係があるような気がします。


スイレンの花

2008年06月15日 | 草本

 神社の池では、スイレンが白い花を咲かせていました。品があってとてもきれいな花です。

2008年6月14日 京都市西京区大原野

 スイレンにもいろいろ品種があるようですが、この池では白一色です。昨年より少し株が減ったようです。あまりにも茂りすぎたので、すこし間引いたかも知れません。相変わらずウシガエルが太い声で鳴いていました。


ヨツボシトンボ

2008年06月15日 | トンボ・カゲロウ類

 神社の池でスイレンを見ていて、枯れた葦の先にトンボが留まっているのを見付けました。

2008年6月14日 京都市西京区大原野

 もう時期的に終わりに近いのか、翅が少しくたびれていました。昔ながらの池が身近な所からほとんど姿を消したので、このようなトンボに出会う機会がとても少なくなりました。


チャタテムシの一種の幼虫

2008年06月14日 | セミ・カメムシ・チャタテムシ類

 近所の神社の石垣では、チャタテムシの幼虫がたむろしていました。

2008年6月8日 京都府乙訓郡大山崎町

 石垣で見かけるチャタテムシは何種類か居るのですが、これは少し早めに現れるチャタテムシです。

 成虫になってもいっときはたむろしているので、もし機会があったら成虫も見てみたいのですが。