卯の花に、何やら固まりがぶら下がっていました。
2008年5月28日 京都府長岡京市奥海印寺
よく見ればクモのようです。しかしいったい、どのようなクモでしょう。こんな風に固まっていてはさっぱり分からないので、少し突いてみました。
少し驚いたようで、すぐに縮めていた脚を伸ばしました。かなり大きなクモです。腹部は立ったままで、盾にしているように見えます。
「外法(げほう)」とは仏教から見た異教のことですが、人の髑髏を使った妖術を指すこともあるようです。この腹部がその髑髏に見えたのでしょうか。
横から見たところです。しっぽの先に近い方に胸部がつながっていて、普通に思い浮かべるクモとはだいぶ印象が違います。
糸を飛ばしまくっていましたが、巣を作ろうというのではないようです。調べてみると、夕方から円形の巣を張りますが朝には壊してしまうので、昼間には巣を見ることができないそうです。
糸で玉をこさえて、暇つぶしでしょうか。横ではせっせとハチが働いていました。