山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

キボシアシナガバチ

2008年06月18日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 少し山道へ入ったところで、枯れ枝の先にアシナガバチの巣があるのを見付けました。まだ小さな巣で♀が一匹しか居なかったので近付いてみました。大勢居たら少し尻込みします。

2008年6月14日 京都府長岡京市柳谷

 一匹でこの巣を作りながら子供を育てているお母さんに敬服します。アシナガバチの巣作りについてはほとんど何も知らないのですが、巣の部屋は子供の成長に合わせて深く作り上げていくようです。
 上の一番浅い部屋には卵が見えます。そして部屋が深いほど大きな幼虫が入っています。黄色い壁で被っている所には蛹が入っているのでしょうか。この黄色い被いはキボシアシナガバチの特徴だそうです。

 見ていると、どこから取り出したのか何かくわえています。腹の中に蓄えていたものを吐き出したのかも知れません。まるで手品師です。これはきっと幼虫の餌だと思ったのですが、これから幼虫に与えるのかと思って見ていると…

巣の壁を作り始めました。幼虫がはみ出してきたので部屋を深くしようとしているのだと思います。

 幼虫など近くでじっくり見たかったのですが、足場が悪くてこれ以上近づけませんでした。家族が増えたら近付きにくくなるので、今の内だったのですが。