悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

匂い袋

2011-08-19 11:33:49 | 言葉

お盆の15日、叔母がラベンダーの花穂を持ってきてくれた。
しばらく居間のテーブルに置いたが、匂い袋を作ろうと思い立ち、
お茶出しパックに詰めて匂い袋を3つ作った。
内1つは自分用、残り2つは母がデイサービスに行くときに持っていくという。
デイではあまり友人もできない様子だったが、話し相手ができたのかと思い聞くと、
いつも近くにいる人だとのこと。
もらった相手は良い匂いだと喜んだそうだ。あと3つくらいはできそうなので、
作ってあげることにした。

昨晩は、寝間着の胸ポケットに入れて寝た。心地よい香りが漂う。
今朝、胸ポケットのないシャツを着たので、ショートパンツの右ポケットに入れた。
動くたびに香りが漂い心地よい。

香りが好きなので、これまでのもいろいろなものを試した。
最初は、高校生の頃で、線香の香り。家には仏壇がないので、
ある宗教団体の知り合いに線香立てをもらい、自分の部屋で時々香を焚いた。
私(家)は無宗教なので、宗教団体のマークを裏返しにして見えないようにした。
線香の香りは今でも好きなので、旅先で大きなお寺に行ったときに買ったり、
線香を扱っている店で花や香木を練り込んだ線香をたまに買う。

一時オーデコロンを使ったこともある。
体になじむと落ち着きのある匂いになると聞いていたが、香りがきつく感じ、
間もなく止めてしまった。

枕にもみの木の葉を詰め込んだものを使ったこともある。
併せてボディオイルも注文し、ときおり楽しんだ。

香りそのものが好きなのと、汗臭い匂いを抑えるのが目的だが、
常用するほどに入れ込むことはなかった。
他の人の香りを嗅ぐと、心地よい場合もあるが、ちょっと強く感じることが多いので、
自分の場合も、常用するのには少し抵抗がある。
家でゆっくりするときや、気が向いたときに楽しむのが自分にあっていると思う。

また、香りの記憶は既視感に似て、一瞬で過去の時間に飛んでいくことができ、
どちらかというと良い思い出に属することが多い。
悪い思い出につながることが少ないのは、思い出を選択しているからか。
香りにまつわるのは、良い思い出、臭いにまつわるのは悪い思い出と、
自分なりに選び取っているのかもしれない。
匂いは、その中間で、花の匂いに結びつくことが多い。