悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

気概~学生時代から持っていたプロ意識?

2014-01-31 18:17:44 | 雑記

「よしもとばなな」の談話が新聞に載っていた。片目が見えにくいので、小さな頃から、
どんな職業ができるか考え続けて、中高時代には文筆業に狙いを定めていたそうだ。
高校時代、作文の請負(代筆)をして、パンや飲み物をせしめていたというのは面白い。
印象に残ったという彼女の知人の言葉が紹介されていた
…「アンティーク屋として、仕入れた品の中で自分が欲しい物でも、
絶対に自分は手を出さない」~自分で買った物で欲しい物でも、これは別と扱わない。
アンティーク屋の仕事に徹する、“言い訳で自分を納得させない”ということだろう。
『仕事(大事な事柄)には、「こうであるべき」という気概がいる…』と思うと…。

~以上の記事は、今月初めの新聞を読んで書き始めたもの。

今、ろうの映像作家がNHKで紹介されていた。東北大震災直後に現地入りした。
2年をかけて映像としてまとめた。
緊急時における、ろう者の情報不足の現状を訴える内容だ。

このような特別な場合だけでなく、ろう(難聴)者は、常時情報不足の環境に置かれる。
情報不足な状況で適切な対応を求められる、というのは過酷な環境だろうと思う。

あるべき姿を求める姿勢を、どこまで持ち続けられるか、問われ続けていると感じた。


万能細胞の衝撃

2014-01-30 20:38:07 | 雑記

今朝の新聞報道を見て驚いた。これから大騒ぎになるだろう。
研究リーダーは、これからたいへんだが、言葉を聞くとかなり抑えた発言をしている。
50年後、100年後に役立つかもしれないと、冷静ではある。
しかし、実験の結果は“神の領域に踏み込んだ”と思われる。
マウスでの研究結果であるが、いずれ人間で試され、人間を創る方向へ進むだろう。
ここまで“人間創造”が現実味を帯びてくると、問題は深刻味を帯びてくる。

この研究によって救われる人も多いだろうが、“そこまでやって大丈夫か”と心配だ。

また、同時に彼女が「若返りの可能性」に触れた発言を聞き、より危険性を感じた。

彼女は、ただ、科学の発展を望んでいるだけだろうが、その先にあるものは、怖い。


新聞の契約

2014-01-29 20:24:54 | 雑記

昨日、Uさんとスカイプで話をしていると、朝日新聞店から来年度の契約を取りに来た。
昨日と同じ人が、今日は大丈夫かと来たので、うるさいなと思いながら応対をした。
新聞は、40年以上朝日新聞を取っているが、最近は、いつも変更を考えている。

産経や読売は、以前からあからさまに政権寄りなので、読む気はしないが、
朝日も最近は不満がある。他紙を考えるのだが、一長一短なので決めかねていた。
昨日に続いて訪問した彼は、爽やかな雰囲気に加え、手話について関心を示した。

昨日は、ビデオ通話中だったと言ったので、話が手話について展開することになった。
質問が続き、話が長引いた。別の作業中だったので、帰ってもらおうと思ったのだが。
対応が良かったのと、多少面倒なこともあり、契約をしてしまった。

相手の、うまい対応にはまってしまったのかもしれない。

けど、不快ではなかった 


「変わらないね」の一言!

2014-01-28 21:07:01 | 雑記

今回の指宿行きは、予算措置はないが、初の当会公認のウォーキングツアーであった。
全会員に募集要項を配布し、参加を募った。採算が合うように、他会の会員も誘っている。
おかげで、予定通りの参加者を得て、大幅な残金が出たので返金をする予定である。
参加者には、決算書の作成とともに返金手続きを進める。
今日明日と、県協会、当会機関紙の印刷、発送、配布作業があるので、明日以降になる。

いぶすき大会2日目は、20㎞コースを歩いたので、11時にはゴールしてしまった。
砂むし温泉に全員で行くことになっていたので、ゴール会場で待つことにしたが、
2時頃、総合案内所で電車の時間を聞くと、5時までないとの返事。急遽バス利用としたが、
神戸の歩友がそんなことはないと言い、調べてくれた。確かにあった。
総合案内所に間違いを伝え、その後の案内に注意するようお願いした。
また、ろう者の奥さんがまだゴールしていないというので、会場で待機することも必要だった。
そんなこんなで、駅と会場を何度も往復してしまった。

そんな様子を見ていた、福岡、広島、神戸の歩友に呼ばれた。
「少しは時間があるのでは?」とのお誘い。
ゴールはすぐ近くなので、人捜しの合間を縫って、旧交を温めながら、宮崎の歩友差し入れの
白ワインをいただいた。次第に会員が集まってくる。仲間の酒好きも相伴にあずかったようだ。

その合間に聞いた、広島と福岡の歩友の一言二言が嬉しかった。
「悠々さん(私のこと)変わらないね」
…私は頭の様子のわりに若く見られるので、そんな意味かと思いながら話をしていた。

3人の歩友とは10年来の微かなつきあいである。2002年が最初の出会いで、やはり指宿。
その後、全国各地で会うようになったが、最近は賀状や風の便りに頼る関わりとなっていた。

<2002年-雨のいぶすきの画像>

私はうろうろと、ゴールを見やったり、集まってきた会員とやりとりをしながら、話をしていた。
私が変わらないとは、性格、態度、雰囲気などが、最初にあった頃と変わらないという意味だと、
わかった。

そのことは、私への肯定的な受け止めの言葉として、疲れ気味の体に染み渡る、
清水のような言葉であった。

もう一つの嬉しかったことは、広島の歩友が「悠々さんお勧めのカップ」でワインを飲んでいたこと。

8年くらい前に、当会のHPに掲載した記事を見てくれて購入してくれた。
嬉しいことのたくさんあった、“いぶすき”であった。


今回の指宿行きについて

2014-01-27 22:42:39 | ウォーキング

18時55分、3泊4日の「いぶすき菜の花マーチ」から無事帰宅。
細かな問題は多数あったと思われるが、初の試みとしては上々だったと思う。
手話のある程度できる者が1名、ろう者が12名という構成に加え、同性ばかりではなく、
参加コースが複数なので、1名の通訳では、手話のみによる情報伝達は困難である。
困難は想定していたが、それでも何とかなると思い計画を進めた。

ろう者は、手話通訳が常時そばにいるわけではない。
99%は、個人のコミュニケーション力で解決している。そして60年以上暮らしてきた。
通訳が張り付いていないと、ろう者は行動できないという環境こそが不自然でもあろう。

また、手話を知らない人が構えすぎている面も多々ある。
外国語の場合は、話せない、書けないというのは普通であろうが、日本のろう者の場合、
筆談でほとんど通じる。必要なことを筆談で伝えれば、不明なことを筆談で聞いてくる。
そんな当たり前のことが腑に落ちれば、問題はほとんど解消するのだが、どうだろうか。

もちろん、ろう者との筆談技術の工夫が必要なこともある。
言葉をほぼ完全に知っているはずの「中途失聴者」に対して要約筆記をする場合、
多くの工夫が必要なことを、先の研修で知った。

黙って放っておかれると、どうしようということになるのは当たり前ではないだろうか。
スタッフが引率する形態のツアーの中で、聞こえる人は言われて行動するだけでよい。
ろう者は、情報が極端に少ない状況に置かれている。
行動するために必要なことを、まず、簡潔に筆談で伝えればよいだけだ。
その後に会話なり、行動が始まるのが普通だと思われる。

目に映るもの以外に、情報の入ってこない人に、「私はどうしたらよいですか?」と聞け、
というのは酷なのではないだろうか。

今回のツアーでは、「ホワイトボード」による情報伝達が試みられたのは良かった。
もう少し工夫すれば、有効な情報提供手段になっていくと思う。

もう一つ、私は手話が上手ではない。これが言葉通りに伝わっていないのも、問題だ。
手話を知っている者は、言葉通りに理解してくれるのだが、一般には謙遜と聞こえる。
他に方法がないから、あえて手話通訳まがいのことをしているのである。

この辺りのことは、理解してもらうのは難しく、もう少し時間がかかると思う。

ただ、もうちょっと私が上手に配慮すればよかった場面も多々あった。
これは私の反省点である。


いぶすき3日目

2014-01-26 19:27:31 | 介護?
今日は30kmコースの時間でスタートし、20コースを歩いた。仲間が砂むし温泉に行くので、一緒に行くため、ゴール後の時間に余裕を持ちたかったのだが、11時にゴールしてしまい妙な時間配分になってしまった。
随時ゴールしてくる仲間を待ちながら、今回の計画は、準備不足だったと思った。
今回のような大人数は初めてだったし、ろう者が半数を占めることで、より難しい局面に何度も出会ったなと、しみじみ思ったが、楽しい旅行ではあった。

いぶすき2日目

2014-01-25 19:23:17 | 介護?
2日目無事ゴールできたが、いくつか課題が残った。
今回は半数がろう者だった。やはりコミュニケーションの取り方に困難があったとの報告を受けた。ろう者に不慣れな人にとって、突然一緒にされると、どうしたら良いか対応ができなくなってしまう。筆談をすればよいというのは、無理な希望だったのかもしれない。
私でさえ筆談を併用するが、手話を知らないと対応不可と感じ、パニックに近い状況におかれてしまったようだ。
この辺りの機微を踏まえて対応する必要があった。
今回の私の反省点である。

いぶすき行き初日

2014-01-24 22:16:26 | 介護?
予定した25人が無事に揃った。1年ほど前、ろうの会員に鹿児島か沖縄の大会に行きたいね、と言ったのが始まりだった。なかなか思い腰が上がらず、再三催促を受けてから動きだした。
計画が形を取りだした頃、夏の一泊ウォークで話が広がり、どうせなら全会員に声をかけようということになった。募集直後は会員が19人。採算からは少し足りない。よこはまツーデーで神奈川、東京のろうの知人に会い誘ってみると「行きたいね」となり、2、3日で4人が申し込んでくれた。予定は24、5人だったので県協会の知人と会員の知人にも声をかけ、25人が揃った。
定番の観光をしてくりや旅館にはほぼ予定時刻に到着。
そこでは、神戸、広島、神奈川の歩友との再会を祝し乾杯を楽しむ。
明日は雨らしいので、25kmに変更して歩くことにした。

ファクス受信

2014-01-23 19:20:49 | 雑記

メールやスカイプを使うようになると、ファクスを利用する場面はけっして多くはない。
それでもメールに文書、画像添付などの方法がとれない場合は、ファクスが次の手段となる。
自宅のファクス機は古いこともあって、送受信がスムースにできない。
また、インクリボンの消費もばかにならない。
そこで、パソコンでFAXの送受信をすることにした。
本日、NTTの工事があり、「2ナンバー」「ダブルチャンネル」の工事をした。
FAXのみ、パソコンで送受信することになった。これに伴ってFAX番号も変わった。

0280-33-6019

問題が一つあった。

パソコンを立ち上げていないとFAX受信ができない。
通常は朝から寝るまでパソコンの電源ONにしているが、夜間、不在の時は受信できない。

この辺りが不便なところだ。

今後は、パソコンの電源を常時ONにしておこうかとも思うが、電気料はいかほどになるか?

解決策は、今後検討したい。


羅漢さん

2014-01-22 22:34:52 | ウォーキング

今月の例会で、「近くにトイレがないか」との声を聞いた。
トイレ休憩を予定した場所まで30分ほどある。これは辛いだろう、
自身の長いウォーキングの経験から痛いほどわかる。最近はとくに!
まもなく、国道125号線沿いに中華レストランの「バーミアン」がある。
急ぎ先行して、レストランへ。
開店準備中だった。トイレを使わせてもらえないかお願いしたところ、
にこやかに「どうぞ使ってください」との返事。嬉しかった。

この話を、母の誕生日のお祝いのため、昨日来た娘に話したところ、“優しいね!”
今日の昼は、その店に行くことにした。
午前中、母の内科受診。昼に終わり、娘を乗せて栗橋へ。
“栗橋バーミアン”は、車がいっぱいだった。内心、客が少ないだろうと思っていた。
やはり、元気な受け答えで、客が多いのもうなずけた。

忙しそうだったので、前段の話はせずに店を後にした。

近くに、母が羅漢さんを彫った寺「定福院」があるので、寄ることにした。
優しい顔をした母の彫った羅漢さんは、今日もいつものところに佇んでいる。
この羅漢さんは、“私が死んだ後もここにいるのだろうな”と、娘と母を見ながら思った。