悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

ガス欠

2011-08-09 23:27:22 | 言葉

3年前の4月、家からちょうど7キロ離れた、あるカイシャに通うようになった。
何日か通ううちにガソリンが高騰したので、通勤手段を自転車に切り替えた。
2年間、雨風に関わらず自転車で通勤し、所要時間は片道30分だった。
雨で合羽を着るのは何ともないが、向かい風と夏の暑さは少々辛かった。
その他の移動手段としてもできるだけ車を使わず、自転車で通した。
給油は、常時満タンにしていると、人を一人乗せているのと同じで、燃費を悪くする。
毎回、10リットル以上は入れず、それでもあまり利用しないので、
給油は月に1、2回。用事で遠方に出かけるときのみ、必要量だけ給油した。

そのようなわけで、いつもエンプティランプが灯っていた。ランプが点灯しても、
数リットルは残っているので、灯ってから30㎞くらいは、そのまま走ることにしていた。
ほぼ3年、10リットル、ギリギリ給油で通してきたが、
とうとうおそれていたことが発生してしまった。運転歴30数年にして2度目である。

車は、幸い商店の駐車場で止まった。店に事情を話し、ガソリンスタンドを探した。
最初の店では、「セルフの店ではガソリン缶などは置いていない」と断られた。
何ともさっぱりしたものだ。ガス欠車両からこの店まで600m。
次の店では、貸し出し用のガソリン缶はない。販売用はあるが価格は6,000円。
近くなら出張するが、ガソリン代と3,150円の出張費をいただく。
ロードサービスを呼ぶ手があると教えてくれた。
ここも、さばさばしたものだ。この店までは400m。

けっきょく家族を呼び、その車でホームセンターに行き、
5リットル用のガソリン缶を2,350円で買う。
いつものスタンドで5リットルだけ入れ、車に戻り無事給油。
同スタンドでさらに10リットル給油し帰宅。この間1時間30分くらいかかった。
この容器、ガソリン缶とかG缶というそうだが、この名称を初めて知った。

バイクは予備タンクがあるが、自動車にはどうしてないのだろう。