悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

足の踏み場くらいはあるさ

2011-08-03 22:06:48 | 言葉

金はなくとも物はある。つまらない景品などは、その場で断ればいいものを、
ありがたく頂戴してしまう心がけにも問題がありそうだ。
『机の上はいらないものが95%』、『断捨離』などを読み、

もののない清々しさにあこがれを持つこと久し夏の夜ふける

今日の新聞で、森永卓郎さんの、『「断捨離」「すっきり」はリスクが高い』、
という記事が目についた。
①家に物を置かない層が増えたので、買い占めに走る人が増えた
②心のがらくたは必要、ムダの中から新しい発想が生まれる
③常時ストックがあれば、慌てない←妙に納得してしまった。
④身軽な人間は使いやすい労働力として扱いやすい
⑤物を買わないとデフレが進む
などだが、「断捨離」に真っ向から反論をする記事は初めて見た。
確かに「断捨離」がブームと化し、多くの関連本が書店の棚に並ぶのは、
ある意味で異常な気もする。
また、物を捨てても、多くの人はリバウンドし、またせっせと物を買う、
「業界の陰謀では」という見方もあるそうだ。

凡人たる小生は、物を捨てられず、本などは相変わらず増えているが、
足の踏み場もないほどではない。
家の中が散らかっていると、転ばないように気をつけながら脚を高く上げて歩くので、
転倒予防の運動になる、と言っている人もいる。
わが家は、理想的な住環境にあるという一面がある。

娘は、勝手に片付けるので、置いておいたはずのものが見つからなくなる。
家に来るたんびに、「もう少し片付ければ」と言う。
親の家を納戸代わりにして、こざっぱりとした生活をしているくせに、何を言うか!
と言いたい!

城山三郎さんは「どうせ、あちらへは手ぶらで行く」という本を書いている。
「老い支度」関連本も売れているそうだ。
じたばたしないで生きるのは難しい

「地侘場多凡人の独り言」とタイトルを変えようかな