流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

第14回 深江祭 「新航」

2017-05-27 | 港湾イベント
5月27日(土曜日)、神戸市東灘区に所在する神戸大学海事科学部にて「第14回深江祭」が催しされました。


本イベントは、神戸大学に属する深江キャンパスの学園祭です。


今年度のテーマ「新航」
今年が神戸開港150周年、神戸大学海事科学部創基100周年という節目の年であることから。


「海事科学研究科・2号館」
海事科学部とは、理工系の分野から社会科学まで含んだ海洋に関する総合的・学際的な領域を扱う学部です。
日本国内では、神戸大学にのみに設置されています。


海事科学部は神戸大学の中では最も新しい学部です。
起源は大正9年創設の官立神戸高等商船学校(航海科・機関科)に由来します。
同校は神戸川崎財閥の川崎正蔵によって創設、後に国家に献納され、東京高等商船学校(現在:東京海洋大学)
とともに高級船員並びに海事の専門家養成の双璧として重きをなしてきた学校でした。
戦時中、東京、神戸及び清水の高等商船学校が統合されますが、戦後、神戸高等商船学校跡地(現在:神戸大学
深江キャンパス)に同校の伝統を継承する新制神戸商船大学が再設置されました。


「川崎商船学校」(大正9年頃)


「神戸高等商船学校」(大正12年頃)


「神戸高等商船学校」(昭和15年頃)


「神戸商船大学」(昭和31年頃)
平成15年3月10月1日に神戸大学と統合し、同大学(深江キャンパス)海事科学部を発足し現在に至ります。


「進徳丸メモリアル」


進徳丸(しんとくまる)は、練習船として使用された4本マストの帆船でした。


大正13年、神戸高等商船学校の練習船として竣工、帆船練習船として約21年、汽船練習船として約16年間、
約1万1,900名の船員を養成しました。


第二次世界大戦での被弾、炎上、着底、引き上げを経て、昭和38年3月31日に廃船となり、神戸港に係留され、
昭和42年、神戸商船大学キャンパス内に陸揚げされて保存されました。


平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により大被害を受け、復旧・修理が不可能により平成8年3月末までに解体されました。


平成17年11月5日、同船の保存跡地に記念館「進徳丸メモリアル」が建てられました。


「繋船池(ポンド)」


大型クルーザーヨット「クライナーベルク」


全長:44.2フィート(13.5メートル)、最大幅:4.15メートル


実習船「むこ丸」


実習船「白鴎」


最高出力:19ノット、航海速力:15ノット


小型船「カッター(Cutter)」


カッター試乗会が行われていました。


海に触れるには、良い機会ですね。(^_^)


練習船「深江丸」(3代目)

他のイベントと比較して、のんびり感満載が良いですね。
ゆったりと見学できるのが最高です。
この後は、練習船を見学します。つづく・・・・・(^_^¥

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