防府市牟礼に位置する大平山へ行ってきました。
大平山頂上には、運行廃止となっている“大平山ロープウェイ”があります。
画像は頂上側にある「山頂駅」です。
山陰の山々をはじめ、視界の利く日には九州の国東半島や四国の佐多岬まで見渡せる景勝地として、
またツツジの名所として古くから知られていた大平山は防府市の最高峰でした。
テレビ放送設備の適地であることから、政府がテレビの一般家庭への普及に向けて昭和32年に策定した
「第1次チャンネルプラン」を受け、山頂にNHKと地元放送局のテレビ塔の建設が決定
当時は山頂までの道路が整備されていなかったことから、資材の運搬と作業者の輸送及びテレビ塔完成後の
設備管理用として索道の架設が計画
当初の計画として索道設備はテレビ塔関係者のみ利用の簡易的なものとされていましたが、当時世の中は
昭和のレジャーブームの真っ只中であり、観光施設として規模を拡大して建設
昭和34年3月21日、一般向け旅客索道として開業
防府市営の索道として、大平山の中腹から山頂までを結んでいた斜距離953mのロープウェイでした。
大平山には県内外から多数の観光客が訪れ、ロープウェイは開業初年度には約10万人の輸送実績を記録
平成26年7月15日から行われていた法定点検において、メインロープに傷や磨耗が認められます。
平成26年8月から運行休止
平成27年2月18日に廃止を正式に発表
平成27年10月23日に撤去工事の安全祈願祭
撤去工事の完了後は、山頂駅に台座を設け2台のゴンドラを展示
乗降場に、停車状態を再現するかたちで展示されています。
搬器は、底部に架台を設置してアンカーボルトでホームに固定しています。
1号車「ゆうばえ」
2号車「あさぎり」
自由に乗り降り及び見学が可能です。
東京索道は、ロープウェーを主体とした輸送機関及び装置の開発と保守点検を行う輸送用機器開発の会社です。
型式:三線交走式旅客索道
運転速度:秒速3メートル
客車走行時間:約6分
電動機:100馬力
総工費:8,700万円
着工:昭和33年8月1日
完工:昭和34年3月20日
斜距離:953メートル
高低差:400メートル
麓側の駅庁舎「山麓駅」
廃止:昭和27年3月31日
運行していた駅舎を開放して乗降場にて実機を展示していることに感激しました。
ロープウェイ運行55年、十二分にその役目を果たしたことだと思います。
今後も大事にされていくことでしょう。
以上で大平山シリーズを終了します。
ありがとうございました。 <(_ _)>
大平山頂上には、運行廃止となっている“大平山ロープウェイ”があります。
画像は頂上側にある「山頂駅」です。
山陰の山々をはじめ、視界の利く日には九州の国東半島や四国の佐多岬まで見渡せる景勝地として、
またツツジの名所として古くから知られていた大平山は防府市の最高峰でした。
テレビ放送設備の適地であることから、政府がテレビの一般家庭への普及に向けて昭和32年に策定した
「第1次チャンネルプラン」を受け、山頂にNHKと地元放送局のテレビ塔の建設が決定
当時は山頂までの道路が整備されていなかったことから、資材の運搬と作業者の輸送及びテレビ塔完成後の
設備管理用として索道の架設が計画
当初の計画として索道設備はテレビ塔関係者のみ利用の簡易的なものとされていましたが、当時世の中は
昭和のレジャーブームの真っ只中であり、観光施設として規模を拡大して建設
昭和34年3月21日、一般向け旅客索道として開業
防府市営の索道として、大平山の中腹から山頂までを結んでいた斜距離953mのロープウェイでした。
大平山には県内外から多数の観光客が訪れ、ロープウェイは開業初年度には約10万人の輸送実績を記録
平成26年7月15日から行われていた法定点検において、メインロープに傷や磨耗が認められます。
平成26年8月から運行休止
平成27年2月18日に廃止を正式に発表
平成27年10月23日に撤去工事の安全祈願祭
撤去工事の完了後は、山頂駅に台座を設け2台のゴンドラを展示
乗降場に、停車状態を再現するかたちで展示されています。
搬器は、底部に架台を設置してアンカーボルトでホームに固定しています。
1号車「ゆうばえ」
2号車「あさぎり」
自由に乗り降り及び見学が可能です。
東京索道は、ロープウェーを主体とした輸送機関及び装置の開発と保守点検を行う輸送用機器開発の会社です。
型式:三線交走式旅客索道
運転速度:秒速3メートル
客車走行時間:約6分
電動機:100馬力
総工費:8,700万円
着工:昭和33年8月1日
完工:昭和34年3月20日
斜距離:953メートル
高低差:400メートル
麓側の駅庁舎「山麓駅」
廃止:昭和27年3月31日
運行していた駅舎を開放して乗降場にて実機を展示していることに感激しました。
ロープウェイ運行55年、十二分にその役目を果たしたことだと思います。
今後も大事にされていくことでしょう。
以上で大平山シリーズを終了します。
ありがとうございました。 <(_ _)>
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