流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

中島三郎助まつり

2014-01-26 | 港湾イベント
今日(1/26)は、旧浦賀ドック(横須賀市)にて催しされた「中島三郎助まつり」へ行ってきました。
当地の正式名称は、『浦賀船渠(うらがせんきょ)』。
通称として“浦賀ドック”と呼ばれ、駆逐艦建造で有名でした。
平成15年3月12日、最後の建造となる海上自衛隊護衛艦「たかなみ」を竣工。
同年3月31日、浦賀ドックは105年の歴史に幕を下ろしています。


「中島三郎助」の生誕を記念し、その功績を称えるイベントだそうです。
イベント名称である「中島三郎助」とは、江戸時代末期(幕末)の幕臣です。
江戸幕府浦賀奉行所与力を経て、後の蝦夷共和国箱館奉行並となります。
嘉永6年6月(1853年7月)、アメリカ合衆国のマシュー・ペリー艦隊が浦賀沖に来航(黒船来航)した際に、
副奉行と称して通詞の堀達之助を連れて旗艦「サスケハナ」に乗船しています。


イベント会場となる「住友重機械工業浦賀工場内機関工場」です。


“中島三郎助をと遊ぶ会”(主催)による同氏を紹介するコーナーです。
中島三郎助は優秀な技術者(造船学、航海学、蒸気機関学、砲術などの専門家)であり、外交や海防問題に造詣の深い有能な官吏(幕臣)でした。
幕末という激動の時代を真っ直ぐに生きた軍人(剣術家、砲術家、海軍士官)といわれています。


「中島三郎助」浦賀中学校美術部作
中島三郎助が戦死する数日前に箱館で壮烈な戦死を遂げた土方歳三と共に己の信義に殉じた“最後のサムライ”の一人といわれています。


特設ステージでは、各種プログラムが行われていました。


会場内は、地元名産物のお店などで賑わっています。


歴史を感じさせる「天井クレーン」


軌条(レール)と推測されます。
船台用でしょうか?


タコ忠・カリカリたこ焼き
美味しくいただきました。(*≧∀≦*)


牛カルビ串焼き
やっぱり肉が最高です。\(☆o☆)/


昭和40年頃の浦賀ドックの上空写真
マンモス滑り台式ドックにて大型タンカーが建造中との事
就労者約3,000人/1日と記されています。


平成16年頃の浦賀ドックの上空写真


「滑り台式ドック」


全長:約240メートル、幅:40メートル


「ドライドック」(乾ドック)
通常、単に「ドック」と言えば「ドライドック」のことを指すそうです。


全長:約180メートル、幅:約25メートル、深さ:約11メートル


“フランス積(正式名:フランドル積)”といわれるドックの壁面


ドライドックに置かれている自走式クレーン


2機の自走式クレーンが残されています。

『中島三郎助』という偉人を知ることができました。
さらに、世界に4箇所にしか現存していないレンガ積みのドライドックを見学できました。
貴重な出会いに感謝ですね。
関係者のみなさま、ありがとうございました。 <(_ _)>

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