流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

JAMSTEC横須賀本部 施設一般公開

2014-05-10 | 官公庁
今日(5/10)は、「JAMSTEC横須賀本部 施設一般公開」へ行ってきました。
JAMSTECとは、独立行政法人海洋研究開発機構(Japan Agency for Marine
-Earth Science and Technology)の略称で、文部科学省所管の独立行政法人です。
調査船や潜水船などを用いて、海洋、大陸棚、深海などを観測研究しています。


無人探査機整備場
深海探査機の実機が展示されています。


無人探査機「かいこう」


海洋科学技術センター(現在:海洋研究開発機構)が開発した水深10,000級の
遠隔操作無人探査機です。


海洋資源探査用大深度無人探査機「かいこうMk-Ⅳ」


大出力7自由度油圧マスタースレーブ方式マニピュレータ×2式を採用


ランチャー及びビークルで構成されています。


無人探査機「かいこう7000Ⅱ」


かいこう7000Ⅱのマニピュレータ


機械の大型化、マニピュレータの増設、推進力の増強、ランチャーとビークル間の
データ伝送ケーブルの大容量化などの改造が行われています。


大深度小型無人探査機「ABISMO」
水深10,350メートルの海底で柱状採泥を実施しています。


「合成開口ソナー」
海底を広域かつ詳細に調査するために安定した姿勢で航行する専用の中性浮力
曳航体とともに開発されました。


深海巡航探査機「うらしま」


海洋研究開発機構が研究・開発を行っている自律型深海巡航無人探査機です。


自律型無人探査機として、317キロの連続航行に成功しています。


有人潜水調査艦「しんかい6500」


しんかい6500は、その名称が示す通り、6,500メートルまでの大深度の潜水
調査を目的としています。


当日は、マニピュレータなどの操作が展示されていました。


衛星車載局の展示


シートピア計画は「海中作業基地(ハビタット)」


本計画は、科学技術庁(昭和47年頃~)の委託により、海洋科学技術センターが
進めた海中居住実験計画です。


「模擬潜水船」


本船は、実物大の模型で潜水船の着水揚収訓練に使用されました。


昭和19年8月22日、沖縄学童疎開のために、学童、教師、介添人等1,661名を
乗せ、那覇より長崎向け航行中の学童疎開船「対馬丸」が、鹿児島県悪石島西方
海域で米国潜水艦の攻撃を受け沈没しました
JAMSTECは、深海調査研究船「かいれい」および深海探査機「かいこう」を用い、
平成9年12月3日調査を開始しました。
音波探査の結果、対馬丸らしき物体の存在を確認。
続けて無人探査機「ドルフィン-3K」を開始し、12月12日に「対馬丸」の船体を
確認しました。


「對馬丸見出ださる」の歌碑
天皇陛下が対馬丸の船体確認の報にふれられ「對馬丸見出ださる」と題して
お詠みになった歌碑が建立されています。

海洋研究開発に関する取り組みについて知ることができました。
本研究の成果が我々の生活に役立てばと思います。

この後は、JAMSTECが保有する研究船を見学します。
つづく・・・・・・(^_^)

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