流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

こまつの杜 <わくわくコマツ歴史館など>

2021-11-17 | お出かけ
こまつの杜は、石川県小松市に所在する株式会社小松製作所の施設です。

平成23年(2011年)5月13日、小松製作所創立90周年を記念し工場跡地に誕生しました。
その後、令和3年(2021年)には小松製作所創立100周年を機にリニューアルされました。
当施設は、里山での自然観察、わくわくコマツ館での理科・ものづくり教室、小学校向け社会科見学などを通して、地域の子どもの健全な育成と自然環境の保全を目的に、
わくわくコマツ館とNPO法人みどりのこまつスクスク会が共同で運営しています。
当地は、JR西日本・小松駅東口側にあります。


「竹内明太郎之像」(たけうち めいたろう)
土佐・宿毛(現在:高知県宿毛市)の出身。小松製作所の創業者。
大正11年(1921年)5月21日、小松市八日市(現在:こまつの杜)に小松製作所を設立。
日本の機械工業の基礎を築いた一人と言われています。

小松製作所は東京都港区赤坂に本社を置く、日本の建設機械・鉱山機械のメーカーです。
呼称としてカタカナ表記のコマツを用いています。
社名にある『小松』は、創業の地である石川県小松市に由来しています。

わくわくコマツ歴史館

同館は、旧本社事務所を復元した2階建ての建物です。
昭和5年(1930年)に建設され、平成8年(1996年)に解体するまで此の地で稼働していた木造建物です。


1階には、創業期から現在に至る100年の歴史の全体像を紹介する展示とシアターがあります。


各時代で転機となった出来事や技術・製品にまつわる展示をしています。


2階には、小松製作所の企業理念として掲げるコマツウェイを紹介する展示コーナーがあります。
他にも創業100年の歴史を様々な視点から見ることができる「ヒストリーウォール」や「インデックステーブル」が展示されています。

<小松製作所最古のトラクター>

農耕用トラクター「T25」


昭和11年(1936年)8月、旧小松工場(現在:小松市こまつの杜)において製造


農地開墾用として昭和7年(1932年)から昭和18年(1943年)までに238台を生産


自社製4気筒の縦型水冷ガソリンエンジンを備え、最大けん引力2トン


運転整備重量:2,600kg、全高:1,390mm、全長:2,680mm、全幅:1,270mm


当時としては、堂々たる性能を有したトラクターであったとのこと。
現時点において、国内外を問わず最も古いトラクターです。

コマツを支えた建機たち

小松製作所を支えた建設機械の実物6台が展示されています。


農耕用軽自動車・コマツユニカ「LT1200」製造:昭和39年(1964年)
箱箱を積んで小型トラックとなり、トレーラ―けん引での荷物運搬を可能としました。


ブルドーザー「D50-2・16号機」製造:昭和24年(1949年)
第2次政界大戦後に開発され、日本国内における『ブルドーザーの祖』と言われています。


ブルドーザ装置付バケットローダ「D50-8型」製造:昭和32年(1957年)
油圧式ではなくケーブル式を採用し、ワイヤーケーブルの巻き上げ・下ろしにより前面の排土板を動かします。


ドーザーショベル「D50-S8型・1号機」製造:昭和33年(1958年)
トラックへの積み込み時に接触する欠点を解決したドーザーショベルです。


ブルドーザー「D50A〔A〕実験車・10672号機」製造:昭和36年(1961年)
外国製に負けない性能や耐久性の向上を目指して製造したブルドーザーです。


ホイールローダ「JH30B」製造::昭和40年(1965年)
タイヤで走行することでスムーズなターンや走行速度の向上を実現しました。


展示されている建設機械はいしかわものづくり産業遺産に登録されています。

見どころ満載の楽しい施設でした。
小松製作所の歴史を通じて、日本が持つ素晴らしい技術力を再認識できました。
コマツ発祥の地において出会えた事に感謝です。
ありがとうございました。
ヾ(*´∪`*)oc<【。゚・+:.・ァリガトゥゴザィマシタ・.:+・゚。】ヽ(*´∪`*)ノ"

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