流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

一本松とまんぼうトンネル

2021-05-08 | 史跡・旧跡
西宮市安井地域に小説に登場する「一本松」と「まんぼうトンネル」があります。

これらは、昭和を代表する文豪・谷崎潤一郎の小説『細雪』に登場する場所です。
<谷崎 潤一郎(たにざき じゅんいちろう)(故人)>
明治末期から第二次世界大戦後の昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き終生旺盛な執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た小説家です。
小説「細雪」は、神戸市東灘区に位置する旧居「倚松庵」(いしょうあん)で執筆されました。
<細雪(ささめゆき)>
谷崎潤一郎氏の長編小説です
昭和11年(1936年)秋から昭和16年(1941年)春までの大阪の旧家を舞台に、4姉妹の日常生活の悲喜こもごもを綴った作品です。
阪神間モダニズム時代の阪神間の生活文化を描いた作品としても知られ、全編の会話が船場言葉で書かれています。


樹名「クロマツ」
西宮市常磐町に位置する一本松は、樹高約9メートルで西宮市の保護樹木です。


根元には「史跡 往古武庫菟原郡界傳説地」の刻まれた石碑があります。
調べると、律令体制下での武庫郡と菟原郡との郡界を示す『一本松』だったという言い伝えとの事(諸説あり)


その左隣には、お地蔵様と石碑があります。


石碑には「一本松地蔵尊」と刻まれています。
上部には、出雲藩主・堀尾茂助吉晴の分銅型の家紋が入っています。
大坂城築城の際に刻まれたものであるとされています。


小説『細雪』は3度映画化され、日本映画史を代表する女優が出演しています。


「まんぼうトンネル」(西宮市平松町)


JR西日本・西宮駅(西宮市池田町)からJR神戸線沿いに西へ約1キロの位置に小さなトンネルがあります。


JR神戸線の下にある狭隘な小さなトンネルを通称まんぼうと呼ばれています。


西宮市内には、他にも同様なトンネルが2箇所あります。
先日にJR甲子園口駅近くのトンネルを訪れていますので、あと1箇所で完遂ですね。

小説の舞台となった地を訪れた事に感激しました。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・

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