流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

旧石屋川隧道跡

2020-01-19 | 史跡・旧跡
神戸市東灘区御影に「旧石屋川隧道跡」があります。

東灘区と灘区境の石屋川沿いに位置する石屋川公園に記念碑が置かれています。
平成15年(2003年)3月、西日本旅客鉄道(JR西日本)により鉄道開通(大阪-神戸)130周年を記念して建立されました。


当地は、日本で初めて開削された鉄道トンネルとして紹介されています。
隧道(ずいどう)とは、山腹や海底などの地面の下を掘って作った道です。
トンネルは日本語です。


当時の東海道本線・住吉駅-灘駅間、現在の住吉駅-六甲道駅間に存在していました。
大阪-神戸間に日本2番目の鉄道を通す際、当時の車両は勾配に弱かったことから、天井川であった芦屋川・住吉川・石屋川はトンネルを開削し、その下を通すことになりました。
その中で、最初に開削されたのが『石屋川隧道』です。
本隧道の設計はイギリスからのお雇い外国人によってなされ、水流を仮の木橋で変えていったん川を取り崩し、レンガを積みトンネルを組み立てた後、再び川を埋めなおすという開削工法がとられました。


明治03年(1870年)10月21日、着工
明治04年(1871年)07月   、竣工(完成)
明治07年(1874年)05月11日、鉄道開通に伴い供用開始
明治27年(1894年)      、輸送量の増加にあわせ同線の複線化が決定、トンネルの下半分を掘り下げ、垂直にする工法が取られました。


石碑「日本で最初の鉄道トンネル 旧石屋川隧道跡」(建立 西日本旅客鉄道株式会社 平成十五年三月吉日)
石屋川東岸土手のり面の高架線柱南側から1本目と2本目の間に立てられています。
大正08年(1919年)、複々線化に対応するための工事が行われ、トンネルは解体されて4線を越える水路橋となります。
昭和51年(1976年)、同線の高架化のため石屋川の地盤強度を高める必要から埋め立てられました。


昭和51年(1976年)10月、高架工事により線路が石屋川を跨ぐ形となります。
現在は、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(愛称:JR神戸線)の高架線路に各種車両が運行しています。

訪問時、「JR貨物EF66形電気機関車」に「国鉄DE10形ディーゼル機関車」が連結されて貨物列車が運行していました。
個人的には貴重なシーンだと思ってます。(^_^)

歴史的な史跡に巡り会えた事に感謝です。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・

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