えしぇ蔵日記

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あの頃のF1

2015年04月01日 | Weblog

2015年のF1ももう2戦終わったが、また今年も面白くない1年になりそうな予感がする。F1はなんでこんなことになってしまったのか?一つのチームがずば抜けて速くなるという構図はもうたくさんだ。思えばセナ・プロのF1ブームの頃にはマクラーレン、その後ウィリアムズ、そしてフェラーリ、つい最近まではレッドブルの独り勝ちだった。それがやっと終わったと思ったら今度はメルセデス。同じチームばかりが勝つならそりゃ客も減ってドイツグランプリもなくなるわな。最近ではグランプリの翌日でもヤフーニュースに全くF1の話題が出ないという始末。これから先F1はどうなってしまうんだろう?

昔のF1は良かった。ワシは小学生の頃から興味を持っていたが、当時は日本では特別なレース以外はテレビ中継はなかった。だから雑誌や本で後から知ったことだが、1980年代の初めくらいまでは本当に面白かった(だろうと思う)。
例えば1982年はどんな結果だったのか?優勝回数で見ると、

アラン・プロスト 2回
ニキ・ラウダ 2回
ディディエ・ピローニ 2回
ジョン・ワトソン 2回
ルネ・アルヌー 2回
リカルド・パトレーゼ 1回
ネルソン・ピケ 1回
パトリック・タンベイ 1回
エリオ・デ・アンジェリス 1回
ケケ・ロズベルグ 1回
ミケーレ・アルボレート 1回

という結果だ。全16戦なのに優勝したドライバーがなんと11人もいる!めちゃめちゃ混戦だ。チャンピオンはケケ・ロズベルグ(ニコのお父さん)だが、2位のディディエ・ピローニとジョン・ワトソンとはわずか5ポイント差。最後の最後までチャンピオンがわからなかった。これぞF1だ。
ファステストラップまで考慮するなら、上のメンバーにさらに2人(デレック・ワーウィックとブライアン・ヘントン)が追加される。いずれ劣らぬ強者ばかり。あぁこういう時代のF1を見たかった・・・。

正直、今のF1は、速い車に乗れるという”運”を誰が掴むか?というだけの話だ。
マシンの性能よりドライバーの腕の競い合いが見たいが、もうそんな時代は来ないのだろうか?

「F1」

他を凌ぐ テクノロジーと 引き替えに
客失ひて レース虚しき

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