なんだかすっかり涼しくなった。こないだまでの猛暑が嘘のようだ。あまりに唐突な秋の始まりだな。
高木彬光、森村誠一、江戸川乱歩などを読み漁っている。そして来週からはまたエラリー・クイーンの謎解きにチャレンジする予定。その後はE・C・ベントレーが待っている。
エラリー・クイーンの最大の魅力は手がかりが揃ったところで読者に教えてくれることだ。ここまでの内容で犯人とからくりがわかるよと明示してある。だからいつもそこまで行くと読むのをやめてじっくりと考える。時には一週間以上考えることもある。そして自分なりの答えを用意して、種明かしの部分に読み進む。正解の時もあればそうでない時もある。これが楽しい。
海外の古典はまだ産業的、科学的、医学的進歩の乏しい時代の産物なのでトリックもいたってシンプルで理にかなっており、種明かしの後に「あぁ、なるほど。その手があったか」と納得できるものが多いから好きだ。
江戸川乱歩による海外の傑作の批評などを読んでると、まだまだ自分の知らない傑作が山ほどあることに気付かされる。それらを死ぬまでにどれくらい読めるだろうか。ワクワクするやね。
「謎解き」
謎解きの 虫がうずくや 秋の夜
蔵
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