ついにマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」を読み終えた。予定より1ヶ月ほど早かった。1冊で通常の2~3冊分の厚さのものが全部で10冊。長さとしては山岡荘八の「徳川家康」には遠く及ばないが、「徳川家康」は面白かったから長さがそれほど気にはならなかった。「失われた時を求めて」の長さは修行のように感じた。内容的にどうだったかというと・・・・・・文学を学びたいという人には大いに得るところがある作品だろうと思う。だがそうではない人にとってはちょっと苦しい読書になるのではないだろうか?ワシ的には人には勧めないだろうと思う。だが偉大な作品であることは間違いない。これを読み終えたことは自分なりに一つの大きな目標をクリアしたような達成感がある。
サマセット・モームによる「世界十大小説」は既に読破しているが、同じくモームが選んだ「読んでおくべき小説」も今回この「失われた時を求めて」を読み終えたことにより全て読破したことになる。
セルバンテス 「ドン・キホーテ 」
ゲーテ 「ヴィルヘルム・マイスター 」
オースティン 「高慢と偏見」)*
スタンダール 「赤と黒」*
バルザック 「ゴリオ爺さん」*
フロベー 「 ボヴァリー夫人」*
トルストイ 「戦争と平和」*
ディケンズ 「デイヴィッド・カパーフィールド」*
ドストエフスキー 「カラマーゾフの兄」弟*
プルースト 「失われた時を求めて」
(*は「世界十大小説」と重複)
一応これで世界名作文学はしばらくお休み。
8月は日本人にとっては戦争を省みて平和の意味を学ぶ月。だからちょいと戦記物を。坂井三郎の「大空のサムライ」を今日から読む。小学生の頃に読んで以来だ。
今日は午後から仕事。夜はDVD「カプリコン1」を見てからトレーニング。なかなかハードな1日。
「見出された時」
失ひし時見出すは 茶にひたす
ただひときれの マドレーヌかな
蔵
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