ローマには現地時間の19時ぐらいに到着。税関の窓口にあまり担当者がいなくて入国にえらく時間がかかった。
電車でテルミニ駅へ向かい、地下鉄に乗りついでホテルへ。ローマでの宿はバチカンまで歩いてすぐの場所。
ヨーロッパでは建物がとにかく古い。ワシらの宿も築何年か想像もつかないほど古いもので、どっしりとした貫録を見せていた。何しろエレベーターが昔の映画でよく見る箱がむき出しで鉄の格子の扉をガチャンと閉めるやつだから推して知るべしだ。それにホテルとはいえ建物の一部がそうであって他は住人のいるアパートだったりするのでまた面白い。
どこかの蔵でも開けるのかというようなでっかくて重い鍵で建物の入口と廊下と部屋と3回開けないといけない。こういうのをより便利にしようと改善しないところが逆に好きだ。こういう味のあることは改善の必要はないのだ。
とりあえず腹ごしらえということでホテルの前のピザ屋でマルガリータを食ったが、いきなり本場のうまさに歓迎されたので嬉しかった。お店の兄ちゃんが愉快な人で、姫に「コニチハ。アリガト。カワイイネ」を連発していた。
食後は夜の散歩。ライトアップされた「サンピエトロ寺院」と「サンタンジェロ城」と「サンタンジェロ橋」を見た。そのへんからジワジワと感動が湧いてきた。あぁ今ワシはローマにいるんだ!憧れた古き都ローマにいるんだ!と。ここは日本で言えば京都だ。京都は日本の歴史を凝縮した感があるが、ローマは世界の歴史を凝縮している。世界史を逆に辿っていくと行きつくのは古代ローマだ。つまりここから全てが始まったとも言えるのだ。その原点にいると思うと感動せずにはいられない。あぁ麗しのローマに我は来たり。
「ローマなり」
ローマなり 今いるここは ローマなり
かく憧れし 古都ローマなり
蔵
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