The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

管理事務所の門

2007年05月31日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」


彼(ラウル)はオペラ座のまわりをまわる・・・ああ!ここにものすごく大きな鉄格

子がはまってる!巨大な鉄柵だ!・・・これは管理事務所の門だ!







門もあちこちあったような気がするのです。
これはオペラ座の真後ろの門で管理事務所の門だと思うのですが。





オペラ座のまわりをぐるぐる・・・帰り道、地下鉄オペラ駅スクリブ出入り口を探して30分くらいまわった愉快な記憶が・・・。
なんだかもの凄くあせってぐるぐるしちゃいました。夜、遅かったので。
結局見つからなかったのでオペラ座前広場の出入り口から電車に乗ったのですが、その時オペラ座前広場の出入り口は工事中で木の囲いがしてあり、すぐにはそれが駅だとは気づかなかったんですね。
「この木の囲いは何なんだろうなぁ?」とは思っていたのですが、意を決して信号のない大きな道路を突っ切り、木の壁伝いにぐるりとしたら駅だったんですよぉ。
よかった。この時死ななくて・・・。プジョーに跳ねられるかとヒヤヒヤでした♪



でも何度かスクリブ出入り口を利用したのですが、帰りには見つからなくなっちゃうんですよね。



いつかスクリブ出入り口を見つけるのか野望の一つです。
夢はあとパリのノートルダム寺院の地下聖堂と奇術師博物館にまた行く事かな?
ルーアンにもまた行ってみたい。
でもパリから車で高速を走って行きたいな、永遠に無理だけど


それにロンドンかブロードウェイかな・・・。あとロシアとイタリアあたり・・・
お金と暇があれば・・・ですね



旅行記の続きも書かなくっちゃ
面白いバレエ話ネタがあるのです♪



スクリブ街の鉄格子 2

2007年05月31日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」

路上に出ると、ラウルは震える手で巨大な石に触り、出入り口を探した・・・鉄格子がある・・・ここだろうか?・・・・それともあっちか?・・・・それともただの換気口だろうか?・・・・格子の間から目を凝らすが、何も見えない・・・なかは真っ暗だ! p267


うぅん、写真を探してみたら「鉄格子のついた地下室?の窓」のような物が・・・。
一応皇帝のロトンドの根元なんですが・・・。


でもきっとラウルはこの辺りをうろうろしたのでしょう!ラウル ラブ







スクリブ街の鉄格子

2007年05月31日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」



エリックは地下室からスクリブ街への出入り口の鍵をクリスティーヌに渡していました。

この出入り口というのはp267のラウルの言葉から察するに



「鉄格子のはまった入り口」らしいのです。



現地に行って探したのですが、現地はスクリブ街だけでなくオペラ座の正面以外は鉄柵で囲まれていて、その外から眺められるだけだったのでよく分かりませんでした。



ま、フィクションだし・・・とあまり気にしてなかったのですが・・・。





「年取った裏方は昨日のように覚えている。
パリ・オペラ座のスクリーブ通りに面した地下室、天井の壁には鉄柵が埋められているこの場所で記憶は鮮やかに甦る。
この部屋からは皇帝の宮殿の中にあった警察の独房が望めたのだ。
アルジェリア戦争の間には、この牢獄が一杯になる事が多かった。
パリ国立歌劇場の老人達は、宮殿の石壁に囲まれた夜の静寂を裂いて、悲鳴が聞こえたのを忘れてはいない。」
ミシェル・サラザン 「パリ・オペラ座」 音楽の友社   p291


解り難いですね。

この部屋からは皇帝の宮殿の中にあった警察の独房が望めたのだ。


が特に。
オペラ座の近くに「皇帝の宮殿」なんてあったんだぁ、と感心。・・・でも、地下から見える宮殿なんて?


ナポレオン三世の時代に国家の顔として建てられた事を考えて「皇帝の宮殿」とは「オペラ・ガルニエ」の事だと勝手に推察。スクリブ側に「皇帝のロトンド」もありますし・・・。その建物内に警察の独房が置かれていたというふうに解釈してみました。


この文章の続きを読むと学生運動で掴まった者の尋問、パリ・コミューン時に監獄代わりに使われた例を挙げているのでやっぱりオペラ座地下の描写なのだと思います。

エリックの時代とこの本が書かれた頃では時間が隔たりすぎなのですが、似たような構造物が存在したんだ。と言う・・・ただそれだけです。