The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

お知らせ

2008年01月30日 | オペラ座二次
別館第52話更新いたしました。と言ってもエリックの名前すら登場していないのです。

捏造度の高すぎる物語なのですが、方向的には「パリ」に向かっている・・・と、出来たらいいな(- -)です。


でもなんだかんだ言って、もう「パリ時代」まであと10年後なのですね、年表を見ると・・・。ペルシャまでは5年。
でも途中で短いルーアン編を入れるからやっぱり先は長いのかも・・・。
せめてロシア編かペルシャ編の終わりまでいけるのが当座の目標かな?



そしたら全体を読み直して少し改訂したりして、落ち着いて気力とネタがあったら続きを書きたいなぁ。



そういえば「オペラ座」に出会って三年も経つのですね。公開日は1月29日ですものね。
実際に見たのはもちょっと後だったのですが、あの時の衝撃は凄まじかったですね(^^)

まだまだ熱は冷める様子もないです。そしてやっぱり「耳に残るは・・・」三昧です。




スウィーニー・トッド/シルク

2008年01月28日 | 映画について

やっと見てこられました。
19世紀の汚いロンドンを味わいました。
んーーー、ジョニデは素敵でしたが復讐物としては「モンテ・クリスト伯」の方がぐっと来るかもです。

映像はティム・バートンちっくで面白かったです。

一番良かったのは精神病院から出てきたジョアナがちょっと後ろ向きに変化していたところに精神病院の恐ろしさを感じました。アンソニーとまた明るさを取り戻して欲しいです。

あとは色々あまりすがネタばれなので割愛。でも私はすぐに気づきましたよ。



それは昨夜のレイト・ショーの事でした。

今日は「シルク」でした。んーーーー、もっとひねった・・・と言うか主人公の男が普通の人過ぎで、「異国の恋」に陥るのも特に理由もなくて、のめり込む理由と言うのがないといえばない。
わざわざもの凄い距離を往復する底辺がもっと強烈なものだったら、身を引く妻の美しさも際立ったかな・・・と思います。

そ・し・て何と言っても・・・「何なんだよ!あの日本の女は!!」みたいな。
外見もまあまあの上(時々●スすれすれと言う気も、●首の色も嫌だーーーー!!!!!!!!!!!!!!もっと綺麗なのがいたんじゃないかなぁ)になんかすッごく「薄汚れ感」が漂っていたりする。

あの「しなだれかかる」場面を抜くだけでも随分違うような気がする。あーりーえーなーいー、「まとも」な日本女性なら。

ラベット夫人のように突き抜けた「薄汚れ感」でないので、正直キモイ。だから障子の陰で泣いてても可愛くない。ラベット夫人の愚かさはまだ可愛い。だって途中まで彼女はいいところもあるもの。子供に優しいのはとてもいいです。


「シルクの肌のような女」という割には肌の映像ももうちょっとどうにかならなかったのかな?と思いました。正直もっと綺麗な肌の子はいっぱいいますって、心もね。
娼館のマダムにはあの女の本性が見抜けていたのかもしれません。つまり「毒婦」。だから「忘れろ」と。
大体、あの女の短い方の手紙の内容からは感動はないです。単に自分勝手に相手を困らせているだけ。奥の深さはないです。
でも男は愚かですよねーーー。


最後の手紙は途中のマダムの朗読から部分的に内容を削っていますが、こっちはなかなか感動的です。


旅行の過程も毎回同じ映像みたいです。キエフの駅も同じ映像の使いまわしかと思いましたよ。道程が同じなら映像だけでも変えて欲しかった。



手紙の朗読で終わる作品と言うのは結構好きです。

「不滅の恋」みたいなのですね。こちらはベートーヴェンものですが・・・。BGMが素晴らしいので感動も大きいです。

こちらは素直になれないベートーヴェンの凄まじい葛藤と恋人の赦しが重なり、報われなかった恋の事を考えると管理人感動してしまいます。

そして好きな俳優なのでちょっとした笑顔にもキューーーーンとなってしまいます。


サンクト・ペテルブルグ

2008年01月25日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」


ルルー、サンクト・ぺテルブルグにて。

ロシアでの写真と言うのは間違いがないのです。

ケン・ヒル版の解説ではルルーはサンクト・ペテルブルグのみならずカスピ海にも旅をしたらしいです。

ルルー時代ならカスピ海への出入り口的なニージニー・ノブゴロドまで鉄道も通っていたのでカスピ海に出るのはエリック時代よりもずっーーーーと簡単なはずです。

ルルーは何度かロシアに行っているので、ペルシャ側からでなくやはりロシアからカスピ海入りしたのでは・・・と思います。

カスピ海まで行ったのならもしかするとマザンダランとかも行ったのかもしれないですね。

自分の行った土地が作品に反映しているのですね。
アフリカはコンゴに行ったという記事を見たことはないのですが、フランスに関わりの深いコンゴを登場させたのかもしれません。

写真の子供はルルーの息子。


お知らせ

2008年01月25日 | オペラ座二次



久々の本編の更新です。・・・と言ってもなーーーんにも第一部と変わっていない雰囲気。
一応舞台は移ったのです。とりあえず片方の人はサンクト・ペテルブルグに。

今後、ますます暗いお話になってくる模様です。


そしてやっばりケン・ヒル版を一日中聴いています。



アイス オペラ

2008年01月24日 | Weblog


ケーキにオペラ座をイメージしたものがあるようですね。某様のブログで読んだ記憶があります。

田舎に住んでいるのでお目にかかった事もなかったのですが、昨夜セブンに娘の塾の帰りに寄ったらこんなものが!

オペラ・ケーキのアイス版だそうです。

「おおお!!!」もちろん買いました。ついでにワインの「バレリーナ」と言うのも。奇遇です。

ええ、おいしかったです(^^)今日は雪だったので買いに行けなかったのですがまた食べてみたいです。


お知らせ

2008年01月23日 | 「オペラ座の怪人」


原作コーナー少し更新。来て下る方は決まっていると思うのですがご報告。写真を何枚かUPしました。

別館は二月に入らないうちに更新します。・・・と書いておけば頑張れるかも・・・。まだきちんと書いていないのです。

色々コメントを頂くと本当に参考になります。




ケン・ヒル版の最後の「耳に残るは・・・」の歌が始まる前に木枯らしの音が入っていて管理人、感動のあまり死にそうです。
何度も何度も繰り返して聴いています。



絵はドーミエ。

ケン・ヒル版 ウィキペディア コピペ

2008年01月22日 | 「オペラ座の怪人」
オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)1976年版は、ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」を最初に舞台化した、ケン・ヒル(Ken Hill)によるミュージカル作品である。ぞっとするほど醜い怪人の、無垢で美しい歌手・クリスティーヌに対する妄執愛を描いた作品。


[編集] 概要
ケンヒルの「オペラ座の怪人」は、ミュージカルで舞台化された最初の「オペラ座の怪人」である。ケン・ヒル版はガストン・ルルーの著名な原作の舞台化版にしては、しばしば過少評価され無視されている。しかしケン・ヒル版のミュージカル作品は、各種の賞を獲得したアンドルー・ロイド・ウェバー版に、多大な影響を与えた作品である(ケン・ヒルは何らの著作権料を受け取ってはいないが)。

このケン・ヒル版は原作小説の非常にユニークな派生作品である。ヴェルディ、グノー、オッフェンバック、モーツァルト、ドニゼッティ(そしてロイド=ウェバー)らの音楽に創造的な詞を作詞し、殺人とミステリーの世界に歌も加えた、衝撃的な舞台を演出した。これは、ガストン・ルルーの原作小説がもともと持っていながらも、長い間忘れ去られていた知的な物語の再来であった。ルルーのようにケン・ヒルもまた、「怪人」が単なる「芸術家の想像の産物」(creature of the imagination of the artiste)ではなく、むしろ劇場に入場する全ての者の、心の琴線に触れる魂そのものであると感じていた。ケン・ヒル自身は、「舞台を楽しんでくれ。全くもって楽しい舞台だ。ちょっとだけ深刻なものだけどね。人生のように・・」(“Enjoy it. It's all fun. Though it has its serious bits. As in life ...”)と話している。



「怪人」が単なる「芸術家の想像の産物」(creature of the imagination of the artiste)ではなく、むしろ劇場に入場する全ての者の、心の琴線に触れる魂そのものであると感じていた。
・・・・この表現、愛を感じるなぁ。


かなりツボにはまっています。



「耳に残る・・・」を聴きながら


「長く尾をひく、すすり泣きのような亡霊の歌声」妄想。


(この原作の「長く尾をひくすすり泣き」って表現好きなんですよね)

そんな悲しく切ない歌を最初はファントム、次にクリスが歌っているのも激しく萌えまくり。同じ歌と言うのがよいです。二人の魂が重なっているみたいで。


クリスの声も好みです。私にとってはウィーン版のクリスは大人すぎ、2004年ドイツ版は甘すぎなのでちょうどいいです。今まではエミーちゃんがベスト・クリスだったのですが、今はこのクリスの声がベストかな?



落描き

2008年01月22日 | 「オペラ座の怪人」

「お願いです。お顔が見たいのです、天使様・・・!」



みたいなイメージです。

色々と「音楽の天使」の姿を想像していたクリスティーヌが、好奇心と言うよりも寂しくて、寂しくて近づいた感じです。時間の流れ的に無理のある状況ですが(^^;)

やはり顔を隠しているというのは表情も見えないし、ちょっと距離を感じるような・・・。それが微妙に「父親」を求めているクリスティーヌにはつらかった、と言う妄想です。



ケン・ヒル版

2008年01月22日 | 「オペラ座の怪人」
やっと入手。
ダリオ・アルジェント版モリコーネのサントラはずっと前に買ったというのに・・・。

しょっぱなの支配人の歌からして楽しい感じです。ジリーおばさんを蹴っ飛ばすようなコミカルな場面が浮かびます。

舞台で見たかったですね。CDなのでどんな場面で、どの声が誰なのかよく分りません。

でも、好きですね(^^)


エリックの歌う「真珠採り」の「耳に残る君の歌声」も素敵。

ファントムの高笑いも狂っている上に、微妙な軽さがあってよいです。ツボです。

ゲーベル・ファントムの高笑いも好きでしたが、この行っちゃってる嘲笑も原作エリックの何となく「威厳ある怪人」と言うより「気●い」みたいな感じがしていいです。


それは食料の買い物に自分で行っているから「威厳」が欠けがちなのか?それとも
「蛇のように床を這った」からなのか「猿のように小舟を漕いだ」からなのか「哀れな忠犬のようにクリスの面倒をみた」からなのか・・・・、部屋の花がダサかったからなのか・・・・。


ぜひ、「コンゴの森」の場面をこのファントムでやってもらいたかったです。(最高の褒め言葉かもです)

カルロッタの部屋の前に霊柩車を置いたりも。


・・・・。一軒家に住んでいるカーラの部屋から霊柩車って見えたのかな?いつも疑問です。




最後の二人のデュエットはやはり切なく美しいです。やっぱりオペラ座って素晴らしい、と確信しました。
私は腐女子ですがエリックとクリスティーヌの関係は切なくて、悲しくて神聖だと思っています。



アース エリザベス

2008年01月20日 | 映画について

チビとチビの友達を連れて「アース」を見に行ってきました。
地球温暖化への警鐘がテーマの映画で小学生は500円でした。

うわぁ、映像が素晴らしいです。動物の赤ちゃんを見るだけでも幸せな気分になりますよ。
なんで赤ちゃんと言うのはあんなにも愛らしいのでしょうね。感動。

白熊の赤ちゃんのおしりとか、おしりとかっっ!!!雛鳥とかっっ!小象とか。たまりません(^^)

同時に温暖化でアザラシ狩りの足場となる氷が早く溶け出し、獲物をとりにくくなった白熊が絶滅の危機に瀕している現状も映像を見ながらなのでとても分りやすいです。

二月に「エリザベス  ゴールデン・エイジ」ですね。
ケイト・ブランシェット扮するエリザベス女王のポスターを見て「おおっ」と言う感じでした。
前作の弱冠25歳で即位したイングランド女王誕生を描いた「エリザベス」の時は下げた髪型で若い時代のものでした。でもケイト・ブランシェットの眼光鋭い威厳ある容貌が印象的でした。

今回は女王としてのエリザベスが、いかにしてイングランドの黄金時代を築き上げたか、らしいです。ポスターも貫禄があるような。もちろん美しいです。

前作と同じ構図の写真で面白いです。

スペインとの海戦シーンもありそうでワクワクですね。最近はCGのお陰で本当に見ごたえがありますよね。


お知らせ

2008年01月20日 | オペラ座二次
別館情報

「本編更新は2月」と書いておいたのはいいのですが、何話分かエピソードもまとまり、資料もそこまでは目を通したので気が緩んでいます。

で、「裏部屋」に短編をUP。しかも二つも連続して更新してみました。

管理人のコーヒーブレイク的なものです。「本編」とも「オペラ座」なんの関係もありません。

ん?このクリスは上のクリスと同一人物。ファントムは衣装が違うけど・・・。
仮面をとる前はハンサムなのね。

仮面の下は原作っぽいというか、鼻もなくてリアル・エリックなのですね。


日常

2008年01月17日 | Weblog

とりあえず読書にいそしむ。
アマゾンでポチリまくって買った茶封筒をやっと開封しました。でもなかなか読み終わんないだろうな。


今まで「巌窟王」、ロシア音楽、マイケル・ナイマン「ピアノ・レッスン」を聴きまくっていたので、車内音楽はウィーン版ゲーベル・ファントムの「オペラ座の怪人」に変えて標準オペラ座を鑑賞。
やっぱりいいわぁ。
海外舞台も見たいなぁ。
墓場の場面で線香花火みたいのじゃなくて「ボォッッッ!!!」って燃える場面が見てみたいです。
(正直初めてあの場面を四●で見た時は萎えました)




オペラ座の怪人をねらえ!

2008年01月16日 | オペラ座二次

小説サイトも第一部が終わって、第二部の構想を考えています。
ま、考えたところで大した物ではないのですが・・・。

比較的二次創作と言うのはシャニュイ事件の後、要するに普通の標準オペラ座の物語のあとから「ファントムを幸せに」を目標に作られているものが多いような気がします。

何をどうした事か私の場合は怪人にもパリにも行っていない時期なので「かわいそうだなぁ」と思いつつ、ここで情に流されると怪人になれない、と言うジレンマがあります。

色々エリックの両親や故郷、原作に出てくる土地などを妄想するのは楽しいのですがそこで幸せにするという事が出来ずエリックを「不幸に、不幸に」とするしかないのですね。

段々そうやって考えるとエピソードが「オペラ座の怪人・養成ギプス」みたいな気がしたりもします。


そういう訳でとても悲しくなってイチャイチャした絵なんか描いているのです。(オリキャラとです)描かずにはいられません。




でも私の場合そのラヴラヴ妄想が次第次第にギャグになってきて・・・


描きながら自分の心の中のエリックに「しっかりクリスティーヌのストーカーになって、拷問部屋も造ろうね」「エリック、そんな事じゃ立派な怪人になれないぞ!」とか「怪人をねらえ!」とか言い聞かせている次第です。
スポ根になっています。


私も常にエリックにはAIAOYな気持なんですよ。あの歌詞をエリックに歌ってやりたいっッッ。


いいのいいの、完結したら群集に追われてセーヌ川に突き落とされるエリックを河岸で捕まえてうんとうーーーんと幸せにするんだいっ!!(そんなラストだったのか?<違います)












ロシア皇帝とルールタビーユ

2008年01月15日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」
「エポック紙」

言わずと知れた怪人の死をクリスティーヌに知らせる役割をした新聞です。

最初は実在の新聞かと思っていました。架空ですよね??ね?ね?


ふとルルーの事をネットで調べていたら、「ロシア皇帝とルールタビーユ」のあらすじが見つかりました。
これによると「エポック紙」と言うのはルルー原作「黄色い部屋」シリーズのジョゼフ・ルールタビーユの勤めていた新聞社なのですね。
時代はアレクサンドル二世治下。



ルールタビーユがシャニュイ事件に関心を持てばそれはそれで面白かったかもです。


実はルルーファンといいながら「黄色」「黒衣」「恐怖夜話」いずれも未読でいつルールタビーユがエポック社にはいったのかちょっと今、わかりません。
最初は少年探偵だったような気がします。



写真は実写版「ロシア皇帝とルールタビーユ」より。

少年とは見えないのでエポック社時代・青年期の物語なのでしょうかね?