The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

日常

2012年03月31日 | Weblog

更新も終わってほっと一息、好きな本でも読もうかなっと、何種類か漫画と陳舜臣「実録 アヘン戦争」というのをパラパラ読みました。

陳舜臣の「インド三国史」というのも面白くて、中国物を買ってみたのですが、こちらもアヘン戦争に至る過程がわかりやすくて良かったです。でも後半の戦争についての細かい部分はかなり端折ってしまいました。

この本を選んだのも、アヘン戦争で戦った軍人が今度はパンジャブ王国で戦うという場合もあったので、ちょっと目を通しておくか、と思ったからだったりします。(→ゴフ将軍)

それにアヘン戦争で使われた『鉄製蒸気船ネメシス』という船があって、このアヘン戦争後どこに行ってしまったのか・・・とか考えてます。

実際に使われたのかどうかは分からないのですか、この最新式の船をインダス河に浮かべるぜ!という計画はあったようです。実際インダス川にイギリスの蒸気船は浮かんだのですが、これがネメシスなのかよくわからなくて。ただ「蒸気船」としか書かれていなかったりします。

それから、この時代イギリスだけでなくロシアもですが、こういう船って造った所から完成品として海や河を航行するのでなくて、分解して戦地で組み立てた事もあるみたいですね(主に河っぽい)。何ででしょう?
ネメシスはイギリスから完成品で中国のあたりまで行ったらしいですが。

 

多分、右端の小さいのがネメシス。

 

 


更新しました

2012年03月30日 | オペラ座二次

 

やっと一ヶ月ぶりで更新できました。資料が英語というのがエベレストほどの難所になってて、作業を阻みまくりです。

しかもパンジャブ王国の宮廷陰謀劇は登場人物が多い上に、名前が似ていたりとか、苗字というのか部族名なのか、とにかく所属する集団名が抜けていたりすると何がなんだかわからず、後になって「誰々の息子」とか判明したりと、まあ全体像が掴めない事夥しいです。

まあ、インドに行かなくてもよかったのかもしれませんが、やっぱり「パンジャブの紐」ですからね。

こんな苦労もただ単に

大道具係のジョゼフ・ブケーが「ラホール王」の書き割のところで絞殺死体で発見された。凶器はパンジャブの紐!という、それだけの理由なのですがorz...

「そのうちこのオペラもDVD買わなくっちゃ」と思いつつ、参考画像を見つけていたらこんなの発見。おや、「オペラ座の怪人」にも登場、ってちゃんと書いてあるw というかなかなかこの解説を書いた人は詳しいですね。
3570円・・・高いよ~>< 中古で買おう、お小遣いが溜まったら。。。そのうち。。。

 

 


薔薇の誘引

2012年03月28日 | ガーデニング

 

今更ですが、さすがにサボり続けることができずに、親戚のおじさんとおばさんに手伝ってもらって薔薇の誘引をしました。本来ならもっと寒い時期にやらなくてはいけない作業なのですが、なかなかやる気も時間もなく、限界を通り過ぎてですが、伸びまくった枝がゴシャゴシャになったままというのはまずいですから。

兎に角、2~3mもある枝との勝負なので、三人がかりです。太い枝は鋭い鉤爪つきの鞭のようなので気をつけながらの作業でした。どうにか午前中に終わったので、ついでにオルトランと苦土石灰を撒きました。

それでも早起きの薔薇は葉も1~2cm位に大きくなっています。見ると、「わあ、可愛い(*´∀`*)。いい子でちゅね~♥大きくなあれ♥」と親馬鹿な心が発動します。
そう春の訪れは、終りなき病気との戦いのスタート。6月になれば綺麗な葉っぱも、黒点病にまみれるのは明らかです。それでもいい香りの、綺麗な薔薇が咲くと癒されるので頑張ります。

 

宮川花園さんのHPを覗いたら、睡蓮の用土の発売が4月中旬からなので、その頃になったら株と用土を一緒にまとめて買おうと思います。去年の睡蓮は、冬のメンテナンスが酷かったのでダメになってしまったと思います。そういういいい花が望めない株は安物の鉢にいれてどこか隅に置いて、玄関先用のは新しく購入するつもりです。

 


日常

2012年03月26日 | Weblog

やっと別館の続きを書き始めています。
二月末に仕事や子供を送っていく、という仕事が入っているので確実とは言えませんが、二月中か三月の頭には更新できそうです。

はああε=(´Д`)ハァ…、本当に資料読みっていうのは疲れますねorz....

とりあえずインドに関する本を色々買ったのですが、舞台が昔のパキスタンなので微妙に地域が違い、役に立ったかというと、「物凄く役だった(`・ω・´)有難い!」というほどでもなくて、描写としてほとんど被らないし、空振りだったんじゃ?゜(゜´Д`゜)゜という本もいっぱいです。(意外なところで、宮廷陰謀という点で「イワン雷帝」はかなり参考になりました)
最初はインドのあちこちに行かせようと思ってたのですね。

まあ、パンジャブ王国というマイナーな地域が舞台というだけで、ものっすごく需要がなさそうで、徒労っぽいのですが゜(゜´Д`゜)゜

頑張らないと、パリに行けないので頑張ります。」まだまだオペラ座は遠い(´;ω;`)

 

 

 


すごく馬鹿馬鹿しいこと・・・

2012年03月26日 | Weblog


ペルシャのナーセロディン・シャーの恋人は「マリジャック」
イワン雷帝の恋人は、クルプスキー公の言ってることですが「フョードル・バスマノフ」

両刀の人が多いのは知ってましたが、女好きそうな現パキスタン、昔のパンジャブ(シーク)王国のランジット・シンはそういう事はなさそうだなあ、と思っていました。

でも自分の子供のように引き立てて、滅茶苦茶可愛がっていた少年がいたんですよ。その少年の名前はヒラ・シン・ドグラ。絵のように爺さんの王様なのに対してヒラ・シンはとっても若いです。

まあ、それだけの事なのですが、インド総督ハーディング卿は、ヒラ・シンはとってもハンサムだと評しています。これで賢くて、屈強でブサイクなら別に何も思わないのですが、美少年だったのか~と色々勘ぐってしまいます。そもそもよその子を可愛いと思う必要もないんですよね。自分に男の子が何人もいるので。(しかも手元に置いて可愛がることもしなかった子供もいます)

 

 

ランジット・シンと息子たち。手前の小さい男の子はダリープ・シン。
他はカラーク・シン、シェール・シン、カシュミラ・シン、パシューラ・シン(読み方は間違ってるかも)しか分かりません。

 

 


インド映画

2012年03月26日 | 映画について

自分では見たいとは思っていないどころか、タイトルも知らなかった「スラムドッグ$ミリオネラ」、インドの現実を描きながら、ストーリーはおとぎ話のようで面白かったです。これで最後が悲惨だったら欝になってしまいますね。

以前、インドにほんの少しだけ旅行しましたが、本当に子供たちは悲惨な子が多くて・・・。そんな事も思い出してしまいました。
でも主人公たちはなかなか逞しいですし、最後はハッピーエンドです☆

家族の間では、あんちゃんのサリームが人気です。

またインドに行ってみたいですね。汚いですが、好きな国です。インドの人達とたくさん写真を撮りましたよ~♪ 

 

 


「タンホイザー」

2012年03月24日 | Weblog

とりあえず買ってみました。初めてのワーグナー「タンホイザー」

指揮はゲオルグ・ショルティ。
確か私の愛する映画「不滅の恋人」の音楽もこの方が指揮だったので。
パリ版も収録というので、歌詞の訳も買ってみました。パリ・オペラ座での初演の頃には怪人は死んでしまっていると思うのですが、一応。

パリ・オペラ座ということで、無理やりバレエ場面をいれた、という逸話を聞いた事があります。(ミシェル・サラザン「パリ・オペラ座」だったと思います)

 

 「タンホイザー」動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1156377

 

 


白い巨塔

2012年03月24日 | Weblog

やっぱり原作を探すか(買って持ってるはず。堆積物と化した本のどこかにあるはず)

心を悪魔に売った野望の男、財前教授(国立医大学教授、癌専門医、外科医←多分)と、清らかな里見医師との関わりとかじっくり読んでみたいですね。

 

最後の言葉が「恥じる」というのも、゜(゜´Д`゜)゜ 胸を打ちます。

そして天使のような里見医師に手を握られ、看取られて死んでいく。゜(゜´Д`゜)゜

 

今「タンホイザー序曲」無限リピート中ですが、なんだか財前教授の姿ばかりが思い浮かびます。
音楽に物語が入ると感動も深くなりますね。
音楽に乗って彼のイメージ、彼の心を漂うというか。

 

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ちょっとこんな場面を思い出しました。

たまたまクリスティーヌがオペラ座の地下で彼自作のオペラ「ドン・ジョバンニ」を聴いて、

「彼のオペラは、彼の悲しみの隅々まで私を連れて行った」

と、彼の音楽に心奪われる場面。

前日の快い音楽と打って変わって、その重く暗く、それでいて光を望んでいるような音楽(オペラ)が彼女を打ちのめしたのが手に取るようで、好きな場面の一つです。



そこでの怪人の「モーツァルトのオペラの結末のように、私のドン・ジョバンニは神に罰されて地獄に堕ちたりはしない!!」って怪人の言葉がもうもう大好きです。

 

 

舞台だとこの辺が怪人自身のセリフで語られてしまうのは、私的にはちょっと・・・。あくまでも音楽によってスリスティーヌの心に映る怪人の魂であってほしいです。
舞台では、クリスティーヌの言葉で「彼の目の中にこの世の悲しみの全てを見た」というのがあって、怪人の悲しみに彼女が触れた、そして彼の音楽が高みへと連れて行った、という事は描かれています。

 

彼のオペラがどんな曲だったか具体的には分かりませんが、「タンホイザー」もちょっとイメージかもです。
「地底から天上に伸びていくような音楽」というイメージはイメージなのですが。

 

 

 


白い巨塔

2012年03月23日 | Weblog

娘が春休みで帰ってきて、ブームの「白い巨塔」(原作、山崎豊子)のDVDを見てます。以前、原作の小説を読んだことがあるのですが、テレビドラマも良いですね。唐沢寿明や及川光博も出ています。

それで、主人公の財前がですね、いつも聴いてる曲があって、「聴いたことがあるな」と思っていたら、ワーグナーの「タンホイザー序曲」でした。癌が脳に転移して、メスを落とす場面(財前は医師)など山場でかかります。

しかも「アメイジング・グレイス」が「(癌で死ぬのが)無念だ・・・」というセリフの時などに挿入されて、ちょっと~~やばい、泣けます。唐沢さんが、凄い名演技で泣けます。

あと「手を伸ばす」ショットが効果的に使われています。このあたりはちょっと「イワン」だな、と。

でも、癌の専門医でありながら癌に冒され、志半ばに死んでいく・・・、しかも野望を持っていた男なのに、という設定は惹かれます。

最初の回から見てみようかな?

 

山崎豊子さんは「大地の子」もボロ泣きして読んだ記憶があります。

 


お買い物

2012年03月23日 | Weblog

着物の展示会に行ってきました。子供の成人式の着物を作ったところの展示会で、来場者には1000円で米沢牛(肉)がもらえる、というのに惹きつけられて何も買う気がないのに目の保養をしてきました。

お着物も色々本当に芸術品のように美しいものがありますね。手も込んでいるし、素材も稀少な物もあるようで、まあ眼福でした。

で、そこで以前パリ・オペラ座の帯を勧められたことがあって、お金があれば欲しかったのですが、ハナから(ヾノ・∀・`)ムリ な話でした。でもその帯が600万円で売られていったそうです。マジかよ?帯一本で?なのですが、まあせめてどんな帯だったのか、写真くらい見たかったです。

 

そこにたまたま以前買った「駱駝の柄の帯」を作った作者さんもいらっしゃっていて、またちょっとお話したのですが、先生が以前旅した時は、インドからパキスタン→アフガニスタン→中央アジアは普通に旅行できたそうです。(しかも平山郁夫先生とご一緒とか、羨ましい限り)

そこで「カイバル峠通過ですか?」と突っ込んで質問したのですが、その時は危険なトライバル・エリアも通過できたそうです。「中国との国境あたりが~」とかおっしゃってたので、結構山の方まで行かれたんだな、と羨ましい限りでした。

 

いつかパンジャブ地方にも行ってみたいです☆

 

 

 


買い物

2012年03月21日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」

簡単な英語本ですら、翻訳機を使っても相当インチキにしか読めないのですが、このレトロな表紙に惚れてうっかりイギリスから買ってしまいました。
(読めないのに、文字しかない本を買ってしまう事があります。宝の持ち腐れ状態なのでそのうちオークションで読める人に譲りたいと思ってます)

 

ここでも「The Kingdom of The PUNJAB」という国名の表記ですね。

この国の正式な名前って一体?と思いますが、気のせいかもしれませんが、インドとかパキスタンの本ではこう書かれている事が多いような・・・、普通「シーク教国」のような。まあ、たった数冊しか知りませんから気のせいかもしれませんが(;´Д`)←国名とか地名とか人物名だけ拾って読んでる。

「インドの縄(紐)」でなく「パンジャブの紐(縄)」というだけで、読めもしないパンジャブ本を買って積んでおいてますが、あくまでも「オペラ座の怪人」への愛ゆえだったりします☆

あまり「オペラ座」を見てないし、聴いてもいない、と突っ込まれそうですが、あの音楽を聴くと気持ち的に「パキスタン(パンジャブ王国)」「インド」「ペルシャ(イラン)」から、思いっきり激しく遠のいてしまうので、あえて聴いていないという部分も大きいです。

同じように「白鳥の湖」も抜けられないバレエなので、あえて見ていなかったり。

「イワン雷帝」はパリの香りが全くしないので、毎日聴いてます♥

  

 

 

 


日常・読書

2012年03月20日 | Weblog

 

本屋に行ったら「マンガのあなた*SFのわたし」(萩尾望都)という本があって、お小遣い的にもピンチなのですが、買ってしまいました。
対談形式になっていて、手塚治虫先生や、石ノ森章太郎先生、寺田修司先生、美内すずえ先生、羽海野チカ先生などが登場します。

手塚先生のような大巨匠も「ケーキケーキケーキ」みたいな初期の作品や、原作がブラッドベリの一連のSF作品まで読んでいるのだなあ、とちょっとびっくりしました。

懐かしくなってブラッドベリ作品とかは読み直したくなりました。

あと「はちみつとクローバ」の作者の羽海野チカさんが滅茶苦茶萩尾望都マニアで凄いなあ、と思いました。

「ポーの一族」の「ペニーレイン」に出てくる、お屋敷の留守番の田舎娘が好き、とか「あ、同じw」とか楽しく読めました。あと萩尾先生の構図とか馬や馬車の描き方がうまい、というのは同感。

① 男の子が気絶した男の子を抱えて階段を昇る。
② 大雨のなか、鞭を振って二頭建ての馬車を疾走させる

という場面を漫画で描く、という課題があったとして、いざ描こうとすると結構難しいと思います。でも萩尾先生の場合はそういった場面処理というか構図、画力が素晴らしいんですよね。
私も萩尾先生の作品が子供の頃から大好きでしたが、うなるほど上手くて、いつも「凄い、すごい!!」と感心しています。もちろん内容も好きでたまらないのですが、構図とか、もう『神』です。

「波を描く」「霧を描く」という一見単純な描画も、なかなか奥が深い。上手かったり、斬新な表現があったりすると「うわあああ」となってしまいます。

それから「馬を上手に描く」という話題がちらっと出ていたのですが、馬は難しいですよね。馬の上手い漫画家さんを見ると「(´Д`)」となってしまいます。「スチール・ボール・ラン」とか見ると「巧すぎだよ」と愕然とします。

 

蛇足・・・「バルバラ異界」と「マージナル」「銀の三角」を読み返したのですが(「バルバラ」は最近買ったけど)、やっぱり好きなのは「マージナル」→「銀三」→「バルバラ」でしょうか?

舞台が日本ではなくて、「砂漠の土地」とか「遠い未来」という方が好きかな~。

他「世界最悪の鉄道旅行、ユーラシア横断2万キロ」「5万4千円でアジア大横断」(ともに下川裕治著)買ってきました。バックパッカー物は大好きです。

 


こんな新刊

2012年03月19日 | Weblog

こんな本を作ってみたい、という願望が(*´∀`*)

イワン雷帝本なんて、あんまり需要もないし、作るだけのパッションはないので妄想なのですが表紙だけ10分くらいで作ってみました。
オペラ座を片付けるだけでもいっぱいいっぱいなので、他のジャンルにては出せません。

 

 

 


掘り出し物

2012年03月19日 | Weblog

昨日、ブックオフに行ったら「我らのキング・オブ・ハイ・C」というパヴァロッティのドキュメンタリー&バルセロナ・ライブ1980 というのがあったので買いました。もともと4000円近いDVDが1000円くらいでした。新品だったのでお買い得かも♪

パヴァロッティの子供時代の写真やお父様がアマチュア歌手だったとか、生まれたのは北イタリアのモデナで、トスカニーニも同郷だとか、色々参考になりした。

姿からしてパヴァロッティは素敵ですよね。どうしてもこの方を見ると、ピアンジ(オペラ座の怪人)を思い出します。まあ、ピアンはここまで大歌手ではないでしょうけど。←ピアンジも大好きです。

 


春コミ~

2012年03月18日 | Weblog

行ったのは私でなく子供。
田舎なので朝5時起きして会場に向かったようです。(寝てて気づかなかった)
主人が駅まで送っていって、しかも小遣いまでくれてやったらしい。

んで、そのお小遣いがこのように萌え本になりましたw
借りて読むぞ~(-^〇^-)
ちなみにうちにあるのは「鋼」と「テニプリ」ばっかりです。

 

私はオペラ座本を買ってきてもらいました♥
そろそろ「25周年、オペラ座の怪人」のwowow放送日ですね。しっかり録画せねば!!!

そういえば3/1の市村元ファントムの「オペラ座の怪人」語りが二夜連続でやってたと思うのですが、どんなだったんでしょうね?絶対見る気満々だったのに、うっかり見損なってしまいました。