リクエストにお応えして・・・・。
「カルロッタとクリスティーヌの2ショット」です。
カルロッタに何か嫌な事を言われてるクリスです。
言い返せないでクヨクヨしているのですが
音楽の天使が歌ってくれればまた笑顔が戻るのでしょう(*^^*)
墓場で泣くラウル。
様々なものが胸を去来したのでしょうね。
見ているこっちももらい泣きしてしまいます。
歌詞にあるように二人でファントムの事を語り合った事もあったのでしょう。
一時は「銃を忘れるな」とまで言った事もありましたが、長い月日がファントムに対する認識を変えたのでしょうか・・・?
She often spoke of you, my friend ....
(彼女は君の事をよく話していた、我が友よ…)
どんな会話だったのか想像もつきませんが、ラウルがファントムについて知っているのは見世物小屋の子だった、という事、オペラ座の怪人なってからの恐ろしい犯罪者・狂人めいた側面だけでした。
そんな卑しい育ちで、犯罪者で・・・と言う誤解のままでは悲しいのでクリスティーヌは多少彼の芸術家として素晴らしかったことなどを何かの折に話したのかもしれません。
原作でも「君の愛に価する人物かどうか・・」「それを決めるのは私自身ですわ」
とエリックをかばったりするクリスなので・・・。
子供を持つと、「可愛いわが子に美味しいものを食べさせたい」「寒さから守りたい」「美しいものを見せたい」・・・などと思うものですが、優しいラウルはそういう普通の親の愛情から疎外された者を考えたこともあったかもしれないです。
恋敵から純粋に人間として見る、と言うのか・・・上手く言えませんが。
またクリスとエリックを見る者同士として自分と重ねていたのかもしれません。
様々なものが胸を去来したのでしょうね。
見ているこっちももらい泣きしてしまいます。
歌詞にあるように二人でファントムの事を語り合った事もあったのでしょう。
一時は「銃を忘れるな」とまで言った事もありましたが、長い月日がファントムに対する認識を変えたのでしょうか・・・?
She often spoke of you, my friend ....
(彼女は君の事をよく話していた、我が友よ…)
どんな会話だったのか想像もつきませんが、ラウルがファントムについて知っているのは見世物小屋の子だった、という事、オペラ座の怪人なってからの恐ろしい犯罪者・狂人めいた側面だけでした。
そんな卑しい育ちで、犯罪者で・・・と言う誤解のままでは悲しいのでクリスティーヌは多少彼の芸術家として素晴らしかったことなどを何かの折に話したのかもしれません。
原作でも「君の愛に価する人物かどうか・・」「それを決めるのは私自身ですわ」
とエリックをかばったりするクリスなので・・・。
子供を持つと、「可愛いわが子に美味しいものを食べさせたい」「寒さから守りたい」「美しいものを見せたい」・・・などと思うものですが、優しいラウルはそういう普通の親の愛情から疎外された者を考えたこともあったかもしれないです。
恋敵から純粋に人間として見る、と言うのか・・・上手く言えませんが。
またクリスとエリックを見る者同士として自分と重ねていたのかもしれません。
「楽屋」
・・・彼(ラウル)は息を殺してクリスティーヌの部屋に近づき、・・・・ドアに耳をつけ、ノックしようと手をのばした。
だが、彼はその手をすぐにひっこめた。室内から、男の声が聞こえてきたからだ。
それは強い命令口調で、
「クリスティーヌ、私を愛さなくてはならない!」
という声だった。
するとクリスティーヌは悲しげに震える涙声で答えた。
「どうしてそんなことをおっしゃるの?わたしはあなたのためだけに歌っているのに!」
男の声がまた聞こえてきた。
「さぞかし疲れただろう?」
「ええ、今夜、わたしはあなたに魂を捧げて、疲れ果ててしまったわ」
「お前の魂はとても美しいよ」
男は重々しい声で言った。
「お前に感謝するよ。こんな素晴らしい贈り物は、どこの国の皇帝も受け取った事はないだろう!
今夜は天使たちも涙を流した」
映画で言うところのガラ・コンの後の楽屋での会話です。
「ファウスト」のマルガレーテ役で大成功をおさめたクリスティーヌが人払いしたあとでの光景が
ラウルの視点で描かれています。
原作の中で初めて読者が目にするクリスティーヌと怪人の会話ですが
その大事な最初の台詞に「クリスティーヌ、私を愛さなくてはならない!」(強い命令口調で)
というのは凄いな・・・と思います。
怪人の傲慢さを表わし、かつ極限状態にある心の叫びのような気もするからです。
慈愛は彼を救う唯一の手段です。それは彼自身、原作後半で
「わたしは根っからの悪人ではないんだよ。・・・誰かに愛してもらえさえすれば、わたしだって優しくなれるんだ!」と語っています。
彼がそうなる<理論>は彼自身わかっている。
ここで<理論>で心の傷を分析できても、無力なのだと突きつけられ悄然としてしまいます。
そして慈愛を自分から求めていく姿も痛々しいです。
(もっともクリスティーヌに会い、なおかつ彼女が「音楽の天使」幻想を持っていなかったら
遠くで眺めていただけかもしれませんが・・・。)
クリスティーヌは彼を救う「鍵」。(スクリブ街に通じる門の鍵も与えています。凄いです。命を預けてるのですから)
それはあくまで彼の自分勝手な妄想に過ぎませんが、誘拐にしても傲慢さにしても
通奏低音のように「諦念」があり、そして図らずも得てしまった「希望」に
引き裂かれるような悲痛さを感じます。そして引き裂かれながら持ちこたえている
居た堪れなさが、共感しやすい者をして思わず「不幸で、かわいそうなエリック!」と叫ばしてしまうのだと思います。
ともかくこの端的に怪人の心情を表わした言葉を冒頭に持ってきたルルー氏のセンスに脱帽の管理人です。
・・・彼(ラウル)は息を殺してクリスティーヌの部屋に近づき、・・・・ドアに耳をつけ、ノックしようと手をのばした。
だが、彼はその手をすぐにひっこめた。室内から、男の声が聞こえてきたからだ。
それは強い命令口調で、
「クリスティーヌ、私を愛さなくてはならない!」
という声だった。
するとクリスティーヌは悲しげに震える涙声で答えた。
「どうしてそんなことをおっしゃるの?わたしはあなたのためだけに歌っているのに!」
男の声がまた聞こえてきた。
「さぞかし疲れただろう?」
「ええ、今夜、わたしはあなたに魂を捧げて、疲れ果ててしまったわ」
「お前の魂はとても美しいよ」
男は重々しい声で言った。
「お前に感謝するよ。こんな素晴らしい贈り物は、どこの国の皇帝も受け取った事はないだろう!
今夜は天使たちも涙を流した」
映画で言うところのガラ・コンの後の楽屋での会話です。
「ファウスト」のマルガレーテ役で大成功をおさめたクリスティーヌが人払いしたあとでの光景が
ラウルの視点で描かれています。
原作の中で初めて読者が目にするクリスティーヌと怪人の会話ですが
その大事な最初の台詞に「クリスティーヌ、私を愛さなくてはならない!」(強い命令口調で)
というのは凄いな・・・と思います。
怪人の傲慢さを表わし、かつ極限状態にある心の叫びのような気もするからです。
慈愛は彼を救う唯一の手段です。それは彼自身、原作後半で
「わたしは根っからの悪人ではないんだよ。・・・誰かに愛してもらえさえすれば、わたしだって優しくなれるんだ!」と語っています。
彼がそうなる<理論>は彼自身わかっている。
ここで<理論>で心の傷を分析できても、無力なのだと突きつけられ悄然としてしまいます。
そして慈愛を自分から求めていく姿も痛々しいです。
(もっともクリスティーヌに会い、なおかつ彼女が「音楽の天使」幻想を持っていなかったら
遠くで眺めていただけかもしれませんが・・・。)
クリスティーヌは彼を救う「鍵」。(スクリブ街に通じる門の鍵も与えています。凄いです。命を預けてるのですから)
それはあくまで彼の自分勝手な妄想に過ぎませんが、誘拐にしても傲慢さにしても
通奏低音のように「諦念」があり、そして図らずも得てしまった「希望」に
引き裂かれるような悲痛さを感じます。そして引き裂かれながら持ちこたえている
居た堪れなさが、共感しやすい者をして思わず「不幸で、かわいそうなエリック!」と叫ばしてしまうのだと思います。
ともかくこの端的に怪人の心情を表わした言葉を冒頭に持ってきたルルー氏のセンスに脱帽の管理人です。
もう一つのブログと一本化したいと思います。
このテンプレートには愛着があるのでしばらく置いておきます。 実際HPよりも此方にアクセスされる方が多かったのです。
好き勝手な感想・落書きにお付き合いいただきありがとうございました。
そうは言いつつ、もう一つのブログでまた感想・落書きは更新していくと思います。
http://gankutuou.blog59.fc2.com/
がもう一つのブログのURLです。
・・って何度改装するのか?汗(^^;
もともと作品数も多かったので整理しようと思います。
あまり厳しい基準だと壊滅状態になるのでそのあたりは適当です。
BL系の「巌窟王」とは別サイトにした方がいいのか・・・迷うところです。
あまりにも傾向が違いすぎるので。
こっちは一応ファンクリですし・・・。
(あまりいちゃいちゃしてないですけど)
もともと作品数も多かったので整理しようと思います。
あまり厳しい基準だと壊滅状態になるのでそのあたりは適当です。
BL系の「巌窟王」とは別サイトにした方がいいのか・・・迷うところです。
あまりにも傾向が違いすぎるので。
こっちは一応ファンクリですし・・・。
(あまりいちゃいちゃしてないですけど)
ご協力いただいた「アンケート」を撤去いたしました。
お忙しいところを「ポチッ」と押していただき本当にありがとうございました。
おかげさまでこのような辺境サイトに来て頂いている方の望まれていることも多少なりとも分かったように思います。
「オペラ座の怪人」では「映画版ファンクリ」がやはり多かったですね。さすが王道です。
(でも他のカップリングも「0」ではなかったので腐女子の管理人としては嬉しかったです)
今後も原作絵や舞台絵も描いていくつもりです。
でも折角ですからこのサイトに来ていただいている方のお好きな「映画版ファンクリ」も積極的に描いていきたいと思います。
映画公開から約2年経ちます。でも「オペラ座の怪人」は一過性の作品でなく、映画は終わってもスーザン・ケイの言葉を借りるなら
「・・・この伝説的な人物には、どこかしら時間を超えた不思議な魅力がある。
おそらくこれからもファントムは、何十年にもわたって、形を変え、解釈を変えて語り継がれていくだろう」(『ファントム』下巻p364)
と管理人も思いますのでまだしばらくは頑張りたいと思います。
微力ですが・・・、というか害になってないかが心配です(滝汗)
いやぁ~、笑撃だったよん。
ナーディルがあんなにお酒に弱いとは。
普通、あのくらいで酔うか??(笑)
あのナーディルの酔いっぷり、可愛かったです。衝撃を絵にしてみました。
TOP絵はなんちゃってペルシャ絵です。バレエ「シェエラザート」見て描きました。トルコ衣装をアレンジ。ちょっとインチキです。(汗、汗)
最初はシャーがナーディル・・・ダロガだったのですが「やっぱシャーかな?」と変更。実はちゃんとダロガも画面にいます。シャーとエリックの間に。
本当にあのあたりはエリックがカッコいい時代ですよね。ロシア、そしてペルシャ、アフガン、インドを旅するエリック萌えます。
続き待ってます!(^^)v