The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

31日

2006年12月31日 | Weblog
今年もあとわずかで終わりです。
今年は自分としては色々なことに挑戦した年でした。
なんといっても最大はHPの開設。PCの電源も入れられない、PCというより火鉢・・・という感じの生活でしたから。
PCで絵が描けるようになったのも大・大進歩です。
というか、子育てで絵を描く事はもう二度とないだろう・・・、と思っていたのに「オペラ座の怪人」で「ファントム描きたい~!!!」と一念発起しました。

そんな「オペラ座の怪人」歴も浅く、未熟で捏造度の高いサイトでも誰か訪れてくださるとやはり嬉しいです。また、リクエストもいただけて楽しくお絵描きできました。

アンケートもご協力本当にありがとうございました。「原作絵を・・」という方も意外にいらっしゃって思わずニコニコしてしまいました。「映画版ファンクリ」はやはり王道ですね。
管理人も2004年の映画で衝撃を受けたのでこの映画はやはり大好きで、大切な作品です。観た時の、衝撃・感動はなかなか言葉では表現出来ません。やっぱりジェラルド・ファントムも好きです。きっと相当好みの・・・、胸に響く声・表情なんですね。

今年はどうやら第九を聴きそこないました。
NHKで全楽章通して聴こうと思ったのですが、間に合いませんでした。

写真はベートーヴェンの楽譜です。第九かもしれません。

犬神家の一族

2006年12月30日 | 映画について
見てまいりました。面白かったです。
やはり古典であり名作として名高い探偵物ですね。
昭和20年代の日本の雰囲気といい旧家の趣といい(ちょっとだけ我が家とデジャブでした~)、音楽と言い「これこれ!」って感じでした。

諸悪の根源は犬神の翁っていう感じですよ。言ってやりたい事がいっぱい!
人の心を無視して好き勝手に生きたような気がするんですが。「地獄で静かにしてなさい!」という感じです。
まあ、こういう女性蔑視(敵国民蔑視)の男っていますよね、特にあの時代。この手のタイプに人生を狂わされて、せめて金だけでもふんだくらないと気がすまない、と言うのもよく分かります。
静馬親子の家もみすぼらしくて、寒々しい。松・竹・梅子の母親に対しては人間扱いしてなかったりする・・・。
血塗られたお金なんか貰いたくもないような気もするのですが翁はくれたいのね、そういう価値観の男なのね。どうでもいいけど。


松子・・・最後、金田一さんは気づかなかった(ふり?)のですが、気位の高い人だっただけに「やっぱり」と思いました。佐清の行く末を気にしているところも母を感じました。
こういったどろどろしたドラマの中で▽□○と○×□の純愛は救いでした。竹・梅子は不幸すぎる・・・。

旧作ではお琴のお師匠が実は・・・だったらしいですが、その方が面白かったし、凄みがあった気がします。

佐清に関しては姿は似ていても愛せないな~と。ときめくのはデジャブのせいでした。

あとは「敬愛なるベートーヴェン」「マリー・アントワネット」「エラゴン」、2月に「墨功」ですね。
壮大な歴史絵巻き、いいですねぇ。

そういえばジェラルド・バトラー主演の「アッティラ」も注文しました。楽しみです。そのうち「ベオウルフ」も買うつもりです!




邪魔者♪

2006年12月29日 | Weblog
PCの横って何だか温かな空気出てませんか?それが目的なのかも、本体もあったかいし・・・・。すきを与えるとここに居座ります。
ただ、変なところを押されて迷惑。

今描いてる絵はPCに直接描かないで上質紙にシャープでお絵描きしてます。お正月用TOP絵も描いているのですが今年は「いのしし」

・・・・何だか描いててネタが誰かと重なったらどうしようかな~ととっても心配。
だって「いのしし」ですもんねぇ。「いのしし」と言えば・・・。

今聞いているのはハンブルグ版OG。ハンブルグといのしし!分かる人にはわかりやすいですね(^^)

愛猫 テムジン♪

2006年12月29日 | Weblog
テムゥです。

家に来た当初、上品でたおやかで、静かでした。その貴族のような様子から「ラウル♪」などと勝手に呼んでいたのですが(ラウルファンの方すみません)、最近太り気味・・・。「ピアンジ化」しています。本当なんですよ、おなかの辺りがタプタプゆれてるんです=!!ピカチュウ体型とも言う。



「その年で太りすぎは健康に良くない!」



今日黒豆を煮ました。材料は市場に買いに行ったのですが丹波産のは黒くて立派ですね、他のと並べると色が微妙に違うのですね。あまり考えずに「黒豆は丹波」と仕入れていた・・・。数の子もなますも田作りも終わったし、信じられないけど甘酒まで麹ともち米から作りました(家風ですね。めんどーなんですが)
昆布巻きなどはお歳暮でたくさん頂くので作りません。

30、31日に買い物に行きます。所詮、3日間くらいの献立なので困りませんが、量が半端でないので冷蔵庫を整理しつつスペース確保です。
今夜は数の子用にとっただし汁の残りで茶碗蒸しでもします。卵も頂き物があるのでちょうどいいかも!野菜室の三つ葉もどうにか片付くし・・・。


ロン・チェイニー版

2006年12月28日 | 「オペラ座の怪人」
「ロン・チェイニーとAWLの音楽が合体」というのYou Tubeで発見!
どうしよう・・・。ちょっとはまりそうなんですけど・・。もともとダリオ・アルジェント版の金髪ロン毛エリックよりずっとロン・チェイニーの方が好きだったのですが、段々「オペラ座の怪人」観がよりイケナイ方向に向いているような気も・・・。自分が怖いです。

「マスカレード」の音楽でエリック(こう呼んでいいのか悩みます)のマントが嵌め木風の床に広がっている場面で萌え萌え。


そしてダリオ・アルジェント版「オペラ座の怪人」を悪く言いつつサントラは買っちゃいました。
エンニオ・モリコーネだったのですね。この映画の作曲家は・・・。「ガブリエルのオーボエ」やめて映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ「オペラ座の怪人」注文。




エンニオ・モリコーネ

2006年12月28日 | Weblog
エンニオ・モリコーネの「ガブリエルのオーボエ」という曲が有名らしいです。

「なんと美しいアルバムでありましょうか。
なんというか、もうこれ以上の高みはないような気がしてしまうほどの・・・」

という記事をあるブログで読んで興味を持ちました。買ってみようかな~?
この作曲家は他に「海の上のピアニスト」や「ニューシネマパラダイス」が有名です。
「海の・・・」は見ました。ティム・ロスに惚れたりしてました。ただジャズってあまり聴きなれなくて今ひとつ分かりません。
ジャズ好きの人に語らせると延々語ってくれますがジャズで感動した経験がないので「はぁ・・」です。
「レイ」も借りてみたいですね、狙ってるんですが。「ニューシネマ・・・」は絶対感動しそうな予感がしながら見ていません。

オーボエというと「テレマン」というイメージがあります。オーボエやっていた友達が言っていたので・・・。
テレマン・・・いいですよね。
古い音楽って普段耳にすることはあまりないのですが、古いレコードでそういう歌曲の収録されているのを持っていてます。ラッススやパレストリーナの歌曲など。あとはもっと新しいところでモーツァルトの教会音楽(歌曲)。
例えばエクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ) KV.165 のような歌曲。この曲の一部「アレルヤ」だけ独立してよく歌われています。(「ハレルヤ」じゃないですよ)
この曲は、当時有名だったカストラートのためにモーツァルトが作った曲だそうです。

(ボーイソプラノが好きなので教会音楽多め、でも民謡やワルツも良いです。ウィンナワルツ♪今年はどなたがラデッキーを指揮するのか?)
ただこういうのが今の状況で聴けなくて残念。

映画「カストラート」はう~ん、あの歌声は管理人それほど好みじゃありません。
やはりリュリの音楽に装飾された「王は踊る」ですよ~~!!(何度も宣伝)映像も明るいです。

要するに古い音楽も好きなのです。


この記事を書いてから密林でレーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊のCD買っちゃいました(*^^*)バッハとマーラーであった~!!ウィンズバッハ少年聖歌隊とチェコ少年聖歌隊もGET。あたりだったらいいですね。聴いた事ない合唱団です。甘くないといいです。

マイケル・クロフォード♪

2006年12月27日 | 「オペラ座の怪人」
マイケル・クロフォード様のつもり。
やはりマイケル様は萌えますね。色素の薄そうな化粧と言い、仕草と言い・・・。あの口が真っ赤で左右違う目の色と言うのはツボです。声が微妙なのもいいです。



厳かさより狂気すれすれで仮装舞踏会に変な扮装しちゃうような「壊れてる」感じが私の怪人のイメージなのです。
あまり男くさくなくていいです。中性的なイメージもあるので。どちらかといえば男、くらいでもいいです。厳かさはあってほしいですが貴族・軍人の亡霊ではないのでほどほどに、奇術師らしさを消さぬ程度に・・・。
「澱んだ沼地の中の不気味で儚げで、そのくせ時には途轍もなく残酷な奇術師の死霊」


やっぱり

2006年12月27日 | 「オペラ座の怪人」
舞台っていいわぁああぁ。
今聴いてるのはEarl Charpentersです。
ちゃんと怪人さんも醜いし、クリスティーヌが恍惚となるのもよく分かる歌声。
怪人さん、クリスともに好みの歌声ならもうたまりませんね。

何と言っても怪人さんが不気味で厳かな感じなのがよいです。この相反するイメージがよいです。


まだ見たことがないのですがケン・ヒル版もよさそうです。

先日買った「ルールタビーユ」(フランスの「オペラ座の怪人」漫画)ですが・・「可哀相で不幸なエリック」の場面もあり管理人ぐっと来てしまいました。またこれ以上なく卑しい感じで「自前の鼻がありながらオペラ座の地下に来るものに呪いあれ!!!!」みたいなエリックも結構萌えてしまいました。このひねくれきった感じもなかなかです。
管理人、「ごろつきで極悪非道」なエリック好きなんです。「ごろつき」って原作でダロガが言ってるのですが、ちょっと「ごろつき」はいっているエリックも萌えです。映画のファントムは時々入る時があってそこに心の荒みを感じて萌え萌えしてます。

もっと前に入手した「どきどきミステリーランド オペラ座の怪人」もいろいろ驚きでした。
まず、エリックが自ら志願してサーカスに入って結構馴染んでいたりするのには驚きました。現実問題としてはありえる心理(時代を考えると他に食べていく手段がない)だとは思うのですが、なら「怪人」にはならないのでは?と思ってしまいました。(まだ読んでいる途中です)
最初から「そんなもの」と諦めてるのでは「ノートルダムの鐘」(ディズニー版)のカジモドになってしまうような・・・。

MERRY CHRISTMAS!!

2006年12月25日 | 「オペラ座の怪人」
ま・・・間に合った!!
リク絵です。

あまり季節や行事にこだわらずお絵描きしていたので今日リクエストされて慌てて描き描き。

クリスティーヌは民族衣装を着せてみました。フィンランドの・・・。参考に何かないかな~と映画雑誌を見ていたら「ヘイフラワーとキルトシュー」(フィンランド映画らしい)の写真があって、可愛い民族衣装を着た女の子が載っていたので着せてみました。
もちろんクリスティーヌがスェーデン生まれだと言うのは知ってます。まあ、大目にみてね(^^)


あ、設定は二人でクリスマスケーキを作っていたという感じです。
私のなかではファントムは結構料理が上手と言うイメージがあります。


Wandering Child

2006年12月24日 | 「オペラ座の怪人」
この場面は国内のしか見た事がなかったのですが、海外のは「火災よーーー!!!」っという感じゃないですか?カッコイイ!!!!!災の勢いが凄いです。そうですよーー!この位の奇術でなくちゃね。エリックは天才奇術師なんですから。キュン死。

Earl Carpenterさんというファントムで見てます。声も好みです。

そして噂に聞くハワード様の「Music Of The Night」も堪能。もちろん悩殺されました。

また・・「硫黄島からの手紙」

2006年12月22日 | 映画について
感想つけたし・・・。

今思い返すと栗林中将の偉大さは敵の戦力も、日本が負けることを確実に知っていながら最も過酷な戦地で淡々と自分のやるべき事(国・国民を守る)をやり遂げた、というだと気付きました。

硫黄島に到着してすぐヒステリックな上官に鞭打たれる主人公を助け、いかなる時も冷静で、故郷の子供には決して厳しい状況を伝える手紙を書かないし、部下にも常に冷静で優しいというのは人間の理想かもしれないですね。


あの艦隊を前にして、もちろん死を覚悟してのあの柔和さと言うのは本当に敬礼ものです。
(敵ながら天晴れな生き様が監督を動かしたのかもしれないですね)



同監督の「ミリオンダラーベイビー」のあの思いつめた主人公の痛ましさを包むような穏かな優しさも素晴らしかったです。最初は単なる女性版「ロッキー」かと思ったのですが最後の最後での人間描写が凄かったです。(「ロッキー」は「ロッキー」で好きです。「エイドリアーーーン!!!!」)
この包容力と言うのは「ベティー・ブルー」に通じるかもしれません。これも最初は「?」な女主人公でしたが、今はその悲痛さや切なさが分かるような気がします。
社会的にも、情緒的にも滅茶苦茶な女の子でした。でも彼女の無垢さを恋人は知っていたんですね。(どうもあのシャンデリアのシーンやファントムの感情の激しさはこの女の子を思い出させます。私見ですが)


「彼女の瞳の中に悲しみのすべてを見た」

恋人役はちょっとダロガかもしれません。壊れた人を見守る・・・という意味で。


「無垢」・・・私にとってはエリックも「無垢」です。

フランスから♪

2006年12月20日 | Weblog
ついに・・ついに来ました!!!!
「ルールタビーユ」そうです。フランスの「オペラ座の怪人」の漫画です。

ぎゃああああああぁxxxxxxxxxxxxxxxっぁ!

エリック・・・
容赦ないエリックでした。

アメリカのファンアートの醜いけどちょっと高貴な感じや厳かさも漂うエリックですら衝撃だったというのに(でも醜くても感動的な絵ばかりですよ。やはりファンアート。愛があります)

でもこのフランスのはなんか・・・人格のどこにも美しさが感じられないんですが?ものすごく半端でなく邪悪そうです。生半可かかわりあいたくないオーラ持ってます。

それにこの仮面・・・・。




「クリスティーヌをさらう怪人」UPしました。

アンケートを・・・

2006年12月20日 | Weblog
アンケートを設置いたしました。
今後のサイト運営に反映させていきたいと思いますので、ポチっと押していただけたら嬉しいです (--)ペコリ

以前のアンケートの際のリクエストも忘れている訳ではないですよ。描きますよ。ちなみにどんなリクエストかと言いますと・・・

「クリスティーヌをさらうファントム」
「ブーローニュの森の散歩」(似たのを描きましたがちゃんと描きたいです)
「『可哀相で不幸なエリック』と怪人を抱くクリス」(クリスちゃん、天使だ♪)

です。



捏造エリックです。今はロシア編だけの住人で、時々金髪になったりしています。

erik

2006年12月20日 | 「オペラ座の怪人」

サイト開設当初の捏造エリック。
若くて真面目だった時代を想定して描いていました。

その後原作エリックにはまりもっと屈折したエリック萌えに・・。

最初は純粋に音楽だけでクリスティーヌを虜にしなかったのに激しく幻滅。「妖術」を使わずとも十分な実力があると思いたかったです。でも原作では使っているんですよね。

原作エリックのおぞましさ、いやらしさというのは独特です。
死臭というか、腐敗臭のするような、不気味でどこか壊れている、とらえどころのない狂人・道化師みたいな感じで、厳かさ・・・はあまりないです。でも時々「教師然」としているあたりが昔のなごり?

原作のイメージは朽ち果てて、壊れているゾンビが地中から手をニュっと出してクリスティーヌをひっぱっている感じです。
生きながら死んで腐っていくのを彼自身止められない・・・感じ。と言うかはっきり自分で制御出来ないといっています。この言葉で彼の極限状態がわかります。



原作中の彼の長々しい独特の言い回しすら「勝利のドン・ファン」のアリアに聴こえます。死の直前の彼自身が全身全霊で(醜い男の極限の苦しみを隅々まで歌い上げた)「勝利のドン・ファン」を図らずも演じている印象です。


思うに「ファントム」のエリックは孤高で厳かで「道化師」という感じはしなかったような気がします。天才・奇術師ではあっても・・。
それに澱んで腐った水の匂い、というのもしなさそう・・。けなしてるんじゃありませんよ。


そんな原作エリックですが毎日ピカピカのお風呂には入っていたようですよ(^^)お買い物も自分で行ってるし・・・。