地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

懐かしい昭和の玄関

2021-11-30 11:38:15 | 日記

昭和の中期くらいまでは家を建てる時に自家用車は考慮していませんでした。

冷蔵庫や洗濯機が普及して、町のあちらこちらにテレビのアンテナが屋根に立つようになっても、まだ車を持つところまでは計画できる状態ではなかったのでしょうね。

ですから家は道路から直ぐの位置に建てられ、敷地の中で空いている部分は家の裏側です。

現在の道路側に駐車場や庭を配置するのとは全く逆で、裏側の空いた所で魚を焼いたりしていました。

 

散歩の途中で見かけた家の玄関です。

玄関の上の方の灯りは内と外の兼用です。

現在の様に街路灯の少ない時代だったので、門灯や写真の様な灯りは近所の人達の為にもなっているのです。

今の家の玄関は内と外は別々の灯りになっていたり、上までアルミの大きなドアになっていたりします。

このお宅の玄関で一番懐かしい点は木製の引き戸で半分がすりガラスと言う点です。

かすかに残る私の記憶では、私の家の玄関も写真と同じようだったと・・・

想像ですが、このお宅の人も意識してこの玄関を残しているのかと思います。

木製の引き戸はしっかりと組まれていますが、やはり長く使っていると歪みが発生したり、下のレールが錆びたりするので丁寧な修理が必要です。

この家の玄関を見ると、懐かしい子供の頃を思い出します。