親父が使っていたちっちゃな金庫の中に、古いお金が少しありました。
その事は親父が亡くなって間もなく知ったのですが、どれもこれも価値は低く、そのままにしていました。
一度はもしかして、、、と思い。 ネットで検索してみたけど、どうも価格に差があり分かりにくい。
結局はそのままに・・・
最近、古銭に詳しい人に会う事があり、一番価値のありそうな一円銀貨と一円紙幣を確認してもらった。
以前のネット調べでは
一円紙幣の方はネットでは千円から数千円
一円銀貨は6千円から10万円くらいまで幅が有った。
この10万円が気になりますよねぇ~
その詳しい人は一円銀貨を持って、小さな拡大レンズで覗いていた。
その間、こっちは期待でドキドキしていました。
一円銀貨を目から離し、彼の口が開いた。
「これニセモノ」
「ネットで『ニセモノの一円銀貨』で検索した?」と言われた。
そんな事する分けはない、ニセモノなんて全く頭に思い浮かばなかった。
彼の言うには、台湾や中国で作られて、日本にかなり持ち込まれているらしい。
本物はプレス加工なので、飾りや細かい所でも彫りがしっかりしている。
ニセモノは本物で型をとり、それに銀や合金を流し込む鋳造なので、全てがぼんやりしている。
本物と偽物を並べて比べれば簡単に分かるが、ニセモノだけだと素人には分りにくいらしい。
「重さが正しいので、素材は銀だろう」と、慰めなのか何なのか解らないコメント付だった。
ネット上でも本物と偽物の両方が売り買いされているので、値段に大きな差があるとも言っていた。
そして「これは通貨じゃないので、持っていても法律違反じゃない」と
ただ、ニセモノと知って売れば問題はあると。
そんな事はどうでもいいし、分かってるわって感じです
じゃあ、一円紙幣の方は?・・と尋ねると
「状態が悪いから価値はない。紙幣の方は通貨なので、銀行に行けば一円硬貨と交換してくれる。」と
心の奥底で少し期待していた自分に腹が立ってきた。
そして、、、何もしたくない一日になりました。