地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

介護する人の責任

2016-02-29 14:51:11 | 自宅介護
明日(3/1)に最高裁判所の判断が示されます。

認知症の人が徘徊し、誤って鉄道事故になり、その賠償責任を監督者が負うかどうかの判断です。

事故の賠償責任については、その事故の原因と被害の状況などに、それぞれに関った人の立場など色々な要素が関係するので、その事情を詳しく調べなければ判断は難しい。

・・・で、、。

私は自分の経験から「親の介護をする人の立場」と言う一点から、からこの事件・裁判結果に注目しています。

当時は老老介護で91才の認知症の夫を妻(85才)が中心となって介護に当たり、息子の妻が両親の近くに転居して面倒を見ていた。

鉄道側は亡くなった老人(91)の遺族4人を相手に訴えた。

一審は妻と、介護の方針に対し主導権を持っていた息子に責任を認め、請求額・約700万円を認めた。

二審は息子は遠距離なので現場の責任は無いと、妻(85)だけの責任を認め請求額の約半分を認めた。

明日ある最高裁の判断は今後の基準となるので、介護に関る人達(家族・施設)は大いに関心があることなんですが。。。
私は息子の介護方針について考えるべき点が大いにあると思います。

私の家でも両親それぞれに介護が必要になり、その度にどのような方法を取るか何度も話し合った経緯がありました・・・なかなか結論は出ませんでした。

認知症の介護は身体能力が落ちた老人の介護と違って「徘徊」による事故を一番に考えなければならないと言う事は、その事に直面した人なら誰でも気がつきます。

徘徊による事故とは、当人の命に関る事故と他の人に迷惑をかける事故の両方です。

この息子さんの意見を聞くと
自分の妻を介護の為に転居までして老老介護の状態である両親を助け、自分も週末には介護の手助けをする為に帰っていた、、とか・・
一・二審の介護責任者の責任を認めた結果で、認知症の介護現場では萎縮が始まった、、とか・・
出入り口のセンサーは昔に不動産業をしていた時の来客用で、その音で認知症の老人が興奮するために利用していなかった、、とか・・
85才の妻(母親)は要介護1、その人に責任を負わすのは、、、とか・・
交通事故の場合は損害賠償の責任を負うと例が無い、、とか・・

そして、これ以上するべき事があれば具体的に教えて欲しいと言っている。


少し厳しいかも知れないが・・・
ハッキリしている事は認知症の父親に対しての最初の判断が間違っています。

物事、スタートで間違うと正しい所には行き着きません。
とは言っても正しいスタートを切るのは難しい。
ですから、日頃のチェックが必要で、間違いを修正して正しい道に戻る努力が必要なのです。

何が間違いか・・・
まず極論から言うと。。
自分の親の事を自分以外の人に任せた事です。

認知症の父親を自宅で介護すると判断したのなら、その介護現場は自分が中心で負うべきです。
仕事・・・・辞めれば良いんです。
辞めれば経済的な問題が・・・それじゃあ、プロに任せれば良いんです。
施設に入れるのは当人が可哀想・・・中途半端で危険な介護の方がもっと可哀想です。

自宅での介護は想像を絶する負担を覚悟しなくちゃ選択してはいけない。
もし選択たとしても、介護する人される人の両方に取り、現状が一番正しい事かを繰り返し考える事を怠ってはいけない。

自分の親の介護を自分以外の人に任せた事を間違いと最初に言いましたが、、、。

詳しく言うと、、、
自宅介護に対しての覚悟と認識が不足している人が自宅介護を選択するのは間違い。
片手間での介護は自分自身が親を見捨てていないと自己満足の為と言われても仕方ない。

自分の妻を親の近くに転居させ、自分も仕事が休みの日には遠い親元に帰って手助けするのが・・・片手間なのか、、、と反論したくなりますよね。

でも、、、、介護と言う世界では・・片手間です

親の介護が必要になる時期は突然やって来ます。
当然、こちらの状況を考えてくれません。

定年まであと少し、、、退職すれば、、、との思いは理解できます。

それまでは年老いた片方の親や自分の妻に何とか頑張ってもらう。。。

現実的にはこの様な事を選択することは良くあると思います。

そんな時はその時期が来るまでは施設に入れてプロに任せ、自宅介護は退職してからにする。

個人的には選択してはいけないと考えていますが、、、、
認知症の親をどうしても自宅介護でという人は、介護施設をやっている人や警備をやっている人に意見を求め、自宅を施設並みに改造する必要があります。

それをやらないで認知症の人を自宅で介護するなんて安易に選択はしてはいけない。

明日の裁判結果・・・
・85才で要介護1と言うのは普通の元気なお婆さんです。
・介護の方針を決めた息子は相続人でもあり全体の責任者です。

私は介護責任者、息子と妻の両方に責任を負う義務があると思います。

父親の暴行による死

2016-02-26 20:24:13 | 最近のニュースから
2013(H25)年に発生した事件。

父親が生後2ヶ月の長男に暴行して死なせてしまったとして、
傷害致死を問われていたのですが、その判決は無罪だったみたいですね。

この事件と良く似た事件があり、最初はその似た事件の事かと思っていました。
そのもう一方の事件は犯人の父親が「強く揺さぶった」と言うのが記憶に残っていました。

この二つの事件
発生は2014年と2013年
被害になったのは両方とも生後数ヶ月の男の子で長男
場所は両方とも自宅 
そして住所も両方とも大阪市住吉区

今回の判決では被疑者の父親じゃなくて、元妻の可能性が高いとして無罪判決なのです。
本当に父親の無罪を信じたい。
まぁ、こんな言い方が疑われた人を傷つけるのでしょうね。

親が小さな子供を殺してしまう。。。
こんな事がこの世にあること事態が異常です。

この無罪になった事件の事を言っているのじゃ有りませんが・・・

隔離された場所で行われた犯罪で被害者が抵抗できないような弱者・・・。
子供とか高齢者とか病気の人なんかが被害者になった事件の場合、
犯人を特定するのは非常に難しい。

当初は自供していても、この種の事件は状況証拠しか無い場合が多く、
裁判で否定するとややこしい事になります。

被害者が生後数ヶ月の乳児だと、
親が抱いて家を出るときに転倒して、子供を硬いタイルの上なんかに落とすと死ぬ可能性が有ります。

殺人と過失じゃ罰も社会的にも天地の差がでます。
一方はもちろん鬼畜にも劣る父親ですが、
過失の方は大事な子供を死なせて仕舞った悲劇の主人公です。

そんな事件か事故か判断しにくい事を判断しなければならない警察・検察・裁判所。
難しいのは素人の私にも解りますが、私達の多くはその判断が正しいと思うわけで・・・

特に最初に対処する警察の能力を高めないと、
最初に間違いからスタートすると、結果はとんでもない所に行ってしまいます。

世の中の大半の人は警察と関るのは交通違反ですだけです。
これはある程度はお金で済む問題で、腹立たしい事があっても忘れられますし、
後々の人生に大きく影響はしません。(だから適当で良いと言う話しじゃない)

今回の様に、父親が子供を殺してしまったと疑った時点で、、、、
それを立証する事ばかりを重視してしまい、今回の様な判決になる事を理解して欲しい。

無罪と判決が出ても、心の奥の一部で「もしかしたら・・・」と言うのが消えません。
それは当の父親が何々だからと言うのじゃなく、警察や検察に対して信頼が高いからなんです。

子供を亡くし、犯人扱いされた人の疑いは一生消えないでしょう。
この「犯罪」はどうやって誰が責任を取るのでしょう・・・。


怒りです・体罰

2016-02-25 00:54:48 | 最近のニュースから
なんとなくテレビを見ていたら桜ノ宮高校バスケット部で発生した、
「体罰」の名を借りた暴力に対しての判決が出たニュースをやってました。

当時も、ものすごく腹がたった事を思い出しました。

あのビデオを見たら、どんな言い訳も許せない。
試合中にコートの横で一発・二発とたたき、後ずさりする生徒を追って何度も繰りかえり叩く。

こんなの暴力以外のなんでもない、こんな行為に「罰」なんて言葉は使えない。

この小林と言う先生モドキ、人を叩く事に酔いしれている感じです。
人を叩く事によって、その直後から人間関係が激変します。

叩かれた相手の心はそれぞれで違うのに、
叩いた当人は支配者にでもなったような勘違いをしてしまってるのです。

生徒をひつこく叩く事を正当化するために日頃から色々と言ってるみたいでしたが、
まともに聞く事は出来ません。

私は先生の体罰を全面的に否定する人間ではありません。
人間性の教育、部活などでの指導で、
どうしてもその方法しかない時はあると思っている人間です。

そんな私でさえ、このクズ野郎の行為は許せません。

仮に、あくまでも仮に・・・
生徒に手を出す事があったとしても、複数回は絶対にやってはいけない。

子供の中には叩いても反抗的な態度をとる子供も居ますが、抵抗しない相手を何度も叩くのは卑怯者ですし効果も無い。
一度でも叩かれれば子供の心には大きな打撃をあたえています。
それを解らず何度も叩くのは肉体的に暴力を与えているだけと言う事が解っていない。

それどころか、
一度なら心に打撃をあたえても、繰り返すと反抗心さえ生むようになります。
これは暴力を振るう方の自己満足以外の何物でもない。

興奮して調子に乗っているか、酔いしれているかのどちらかで
そこには教育や指導は存在しません。

この事件に対しては、
その後の当人や管理者の言動にも色々と問題もあり腹立たしい事ばかりです。

「イジメ」・「ストーカー」・「体罰」
これらは繰り返す事により相手の心を傷つけます。
一度で自分を止めることの出来ない弱虫なヤツは一生するな


断りの文言

2016-02-23 16:42:22 | 日記
この時期の夜の街は暇な日が多いですね。

寒いのも一因ですが、なによりも社会の中での行事が無いんです。
もう少しすれば会社の移動で動きが有るのですが・・・。

店が暇だと、、、、当然、女の子の営業活動は盛んになります

「暫くお会いしていませんが〇〇さんのお席につく事を楽しみにしています。」

「〇〇さん、最近は出てきてないのぉ~。暇な時は寄って下さい、お待ちしてます。」

色んな営業メールが有りますが、、、、

放置する相手と返信する相手はその女の子の外見と優しさで決まります。

実際に誘いに乗っていくかどうかは、、、、自分の都合がありますけどね

断りの返信をする時に「軽く断る」文章がなかなか浮かばない。
以前は
「女が買い物に行ったまま帰ってこないので、炊事洗濯で忙しいんだ。」

こんな感じの文言が多かったけど、、、、
独りになって長くなると、これはもう使えない
・・・で
「雑用が多くて、、、近い内に行けたら良いネ」

事実、メールが有った時はアイロンをあててた。
アイロンするのは嫌いじゃない、女と暮らしていた時も進んでやってた記憶が有ります。

アイロンをしながら思ったネェ~
周りの人達からアイロンの当った服を見て
「あいつ、自分でやってるんだろぉ~な。」 なんて思われるのか・・・・と

あかん、、、、被害妄想をするようになってる

地方から都会に・・・

2016-02-23 00:21:46 | 日記
大学進学で地方から東京付近・大阪・京都・名古屋に進学して
卒業後にそのまま都会で就職する人は多い。

そんな若者は新しい生活に夢や希望をもって前に進む事が出来ますが・・・

30才~50才くらいの人でも、地方から都会に一人で転居する人達も多くいてるんです。

男は、たいていが金銭の問題が原因となり、生まれ育った地から都会に移ります。
女は、間接的には金銭の問題もありますが、引き金となるのは離婚が原因になる事が多い。

中年になり都会を目指した人達はコレと言って強い目的がある訳じゃない。
あるとすれば仕事をしてお金を稼ぎ生活をやっていくと言う事だけです。

しかし会社の転勤じゃないで、都会に行ってから就職活動なんです。
確かに育った地では出来ないような仕事でも、都会に出れば出来ることって沢山有ります。

その代表的な仕事が・・・
男なら単純な肉体労働。。   女なら夜の街です。。

その人達は生まれ育った地には帰りたくない姿勢を表に現しますが、
それは帰りたいという気持ちを抑えるためでもあります。

現実には帰りたいけど帰ってする事も無いし、出てくる原因となった事も解決していない、
そんな状態で帰ることなど出来ないことは誰よりも解っている人達です。

私の知る人のなかでも中年になり一人で都会に出て行った人達が居ます。

ある男は妻の死から始まった家庭の崩壊、そして家業もジリ貧となり
子供が成人するのを待っていたかのように都会に一人で出て行きました。

ある女は男と別れ、長年やってた夜の店も閉店し、自分の人生に目的を失い
何かを求めて都会に出て行きました。

別の男は遊びが過ぎて経済的に壊れてしまい、借金から逃げるように都会に出て行きました。

賭け事に夢中になり、その結果、全てを失い家族で出て行った人もいます。

皆、それぞれの理由と思いがあり都会を目指します。
しかし上手く行く確率はかなり低い。

そういう私も昔に生まれ育った地を捨てて都会に行った一人です。
私の場合は自分で言うのも変ですが、かなり上手く行ったほうです。

都会に出る前の自分と、都会に出てからの自分を比べると
経済的にも人間的にも成長したと思えるのです。

そこには「幸運」と「人」が大きく影響したと思います。
決して独力では成長できなかったと思います。


何故、今、この事が気になったか言うと・・・・
長く一緒に暮らしていた女が最近になって、一人で都会に出て行ったのです。

別れた人なので、私が知ったのは少し時間が経ってからです。

その女からメールが・・・・
「久し振りぃ~。東京の女になったよぉ~。」と元気そうな内容でした。

文面から前向きな感じなので、私も軽い感じて
「良いなぁ~都会は・・・私も若ければもう一度出て行きたい気持ちです・・(略)」
こんな感じの返信をしました。

すると、次のメールで、、、、、
色々と近況が書かれてあったのですが、最後に・・・
「私に何かすることがあれば連絡してください・・・帰ります」

その文面を見て、しばらく考えました・・・・。
メールだから、こんな感じになるのか、、、、。
今の生活が思ったより楽しくないのか、、、、。
今の生活はソコソコだが、やはり故郷に帰りたいのか、、、、。

ココで私が気を持たせるような内容の返信をしては、、、、。

せっかく一大決心をして出て行ったのに、、、、、。

二度とない人生、、、、おもいっきり行動できる期間は短い。
彼女は今がそのタイミングなんです、それを後押ししてあげる方が良いと・・・

冷たく・・・・
「田舎はゆっくりしてて良いけど、する事はなぁ~んも無い。そちらで頑張れ」と返信しました。

違う道を歩む事になった彼女ですが、良い人生を歩んで欲しいのは当然です。

あ~、、、人の事を心配している状況じゃないんですけどねぇ~