社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
    会社を、良き友を深める心のページ

一週間の始まり

2006年10月16日 | 仕事
◆◆新入社員さん入社

 今日から新しい社員さんが2名入社しました。一人はセールスサポート部(総務)配属の武智君、もう一人はITコンサル・コーディネート営業部配属の武島君です。

 武智君の役割は社内の情報システム構築に関する責任者です。総務部門の中に情報システム担当を置き、社内の業務改善とシステム化を図っていこうというものです。我が社では、基幹業務システムを始めとして、CTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)、グループウェア・ノーツ、WEBシステム等、様々なシステムが稼働しておりますが、「紺屋の白袴」といいますか、顧客に対するのに比べて社内のシステムにはまだまだ手が入っていません。それで、今後は専任者を付けて、社内のシステムの効率化やバージョンアップ、業務のOA化を図ってゆこうというものです。現在構想中の新しい社内システムもありますので、それらに積極的に取り組んでもらおうと思っています。

 武島君に関しては、顧客向けのWEB関連システムの営業及び構築が役割です。現在、WEBのデザイン及び構築は石丸さんと城戸さんが担当していますが、その二人とグループになって、今後対応していってほしいと思います。色々案件が出てきており、また、その他の動画及びWEBコンテンツなどの制作等も控え、互いに上手く役割分担しながら仕事をしていってほしいと思います。


◆◆個人面談

 社内は新入社員さんへの対応など、また、各部門で自己紹介や入社受け入れの対応など、月曜日の朝と言うことも伴い、全体的にバタバタとした雰囲気です。

 私の方はauショップ部の西村さんの個人面談に対応しました。

 西村さんに関しては、この春入社の新入社員さんですが、半年間で、auが認定するプロスタッフとハートフルスタッフの二つの資格に合格し、確実に成果を上げてきました。また、取り組み姿勢も大変真面目で、姫原店の店長候補として確実に成長をしてきています。そういう点では、この半年間の成長は目を見張るものがあります。

 今日の面談では、そのあたりを確認し、さらに成長してゆく課題として、外販スキルの向上をテーマにしました。このあたりは彼女の中でも色々課題はあるようで、新規飛び込みや顧客とのコミュニケーションなど、彼女なりの課題を明確にしていました。また、資格取得も積極的でシステムアドミニストレータなどの資格取得も視野に入れたようです。店舗管理、人材育成、売上達成と、色々取り組み課題はあるようですが、彼女の前向きな姿勢とやる気を見るにつけ、時間の問題だと思っています。次回の個人面談が楽しみですね。


◆◆I銀行M支店長来社

 昼前から、東京のお客様を招き、防災関連システムのデモンストレーションを○○○市消防署のご協力を頂き、行いました。また、今回のデモンストレーションはシステムの一定評価を外部から頂く外部監査的な意味合いもあり、坂野専務の用意周到な準備の元で慎重に行われました。現場対応をしてもらった摂津君、芳野君、武島君、ご苦労様。結果は問題なく、好評価を頂いたようで、今後の仕事の発展が楽しみです。

 私の方は取引先銀行の支店長の来社もあり、そのデモンストレーションには出向けませんでした。今回、取引先銀行の支店長は定期的な顧客訪問で来社されましたが、いつものように私の方からは我が社の今後の経営方針などお話しし、また、支店長からも新たな支援情報など頂き、情報交換を行いました。いつもながら、この支店長の顧客対応の良さには感心します。有り難うございます。


◆◆英会話

 夕方からは事務所レイアウトの変更のための打ち合わせを業者さんと行い、細かな修正をお願いしました。その後、取引先のご接待で二番町へ食事に向かいました。この取引先とは意気投合し、食事の後も2次会へ流れましたが、私の方は、一時、英会話の勉強のため、その場を抜けさせていただきました。小一時間ほど外人教師とネイティブな英語を聞きながらコミュニケーションを取る訓練をしました。会話中一切日本語を使わないというのは初めての経験でしたが、かなり疲れましたよ。後半は単語が出なくなり、日本語から英語への翻訳機能が全く喪失した瞬間がありました。頭、真っ白という感じです。ボキャブラリーがないということはこんなに苦労なのかと実感をしました。

 まあ、来年春の私自身の目標に向けて、地道に勉強してゆきたいと思います。まあ、どのような結果になるか、楽しみですね。

 その後、もう一度取引先と合流し、楽しく歓談し、一日を終えました。


おくればせ

2006年10月15日 | 仕事
◆◆年のせい?

 本日はだらーーの一日でした。やはり長期出張が祟ったのでしょうか。今日は朝起きても体が動きません。節々も痛いし、なかなか起き上がる気持ちになりません。誰かが言っていましたが、「海外旅行の疲れは後からやってくるよ」という言葉そのものです。確かに後からやってきました。でも、これは歳だからかもしれませんね。

 そんなことで、一日ゴロゴロとしていました。久しぶりですね。こんな何にもしない一日は。「まあ、こんな一日もあって良いのだ」と思って自分を納得させておりました。


◆◆ついでに

 ゴロゴロしついでに、久しぶりにギターをさわっておりました。エレキギターを弾いたり、フォークギターを弾いたり、ついでにカメラまで出してきて、自分の身の回りに趣味の道具を置き、大満足です。そんなことで、気分的にはリフレッシュしましたよ。何となくよいものですよね。自分の好きなものを身の回りに広げて、とっかえひっかえさわるのは・・・。何となく気が晴れます。そんなことで、部屋の中は足の踏み場がないくらいに、自分の好きなものを出しさがしました。

 「ああ、満足、満足、でも、体はだるい」

会の活性化に

2006年10月14日 | 仕事
◆◆調査研究

 今日、会社は休みです。午前中は自宅でゆっくり過ごし、午後から愛媛大学工学部へ打ち合わせに出かけました。用件は愛媛県IT推進協会の産学官連携事業の打ち合わせでした。

 愛媛大学工学部小林教授の研究室で、愛媛県IT推進協会会長の田崎会長を交え、「愛媛県内自治体における地域イントラ整備・活動状況の調査研究事業」についての、今後の取り組み方針を検討しました。

 この調査研究事業は四国情報通信懇談会が会員向けに調査研究の公募を行っているもので、今回は弊社がその会員のため、愛媛県IT推進協会と愛媛大学工学部小林先生との連携事業として提案させていただきました。その提案が先月末採択されたもので、今年度の愛媛県IT推進協会の産学官連携事業としても取り組もうというものです。

 広く愛媛県IT推進協会会員に声をかけ、今後の会の活性化や、情報通信業界の活性化につながるよう、会活動に活かしてゆきたいと思います。

 詳細は以下の通りです。

◆調査研究活動名
  「愛媛県内自治体における地域イントラ整備・活動状況の調査研究」
1 提案者
     株式会社 大栄電機工業
   代表者
     代表取締役社長 大野 栄一
2 調査研究期間
   平成18年9月1日~平成19年3月31日
3 調査研究活動の概要
 平成16年度末に向けて愛媛県内の市町村合併が一斉に行われ、それと併せて、各自治体の光ファイバ通信網(地域イントラ)が整備された。しかしながら、現状において、各自治体のインフラ整備状況にはバラツキがみられ、また、その地域ならではの情報インフラ活用においては、それぞれの自治体の今後の重要な課題となっている。
 それらの現状をふまえ、愛媛県内地方自治体の地域イントラ整備・活用状況の調査と今後の活用の研究を行う。また、今回の調査研究結果から、地域に役立つITソリューションの提案や地域の情報化推進等の提案を行い、新しいビジネスへの創出や、地域の活性化につなげてゆくことを目的とする。

個人面談

2006年10月13日 | 仕事
◆◆就職支援

 北欧、東京と出張が続いたので、昨日からの東京出張では少し朝寝をさせてもらいました。午前中はホテルでゆっくりして、午後から松山に帰ってきました。

 会社に出社をして何人かの社員さんとやりとりをし、その後愛媛大学に向かいました。愛媛県中小企業家同友会が愛媛大学と行う就職支援の連携事業の件で打ち合わせに行ってきました。愛媛大学法文学部の会議室で会議は行われ、Y副学長他二人の先生と就職課の担当者さんを交えて、打ち合わせを行いました。今年の取り組みはパイロットプランのようなもので、今年の取り組み成果によっては、来年以降、さらに事業規模が大きくなる可能性を秘めています。上手くやらなければなりませんね。


◆◆個人面談

 夕方、大学から帰ってきて、親しい取引先と打ち合わせをしました。打ち合わせの中で経営に関する相談もあり、少し相談に乗っておりました。別に私は経営コンサルタントではありませんので、人の相談に乗れるほどのものはありませんが、同じ経営者としての苦労はわかります。そのあたりのことを私なりにアドバイスをしておきました。

 その後、個人面談を行いました。今日の個人面談はITソリューション営業部の石田君でした。石田君は入社して1年が経ち、そろそろ会社のことが理解できてきた頃です。今日の面談では、そのあたりの整理もかねて、彼の仕事の現状と問題点、そしてなぜそういう結果になるのかの原因、そしてその原因の本質は何であるかなど、A3の用紙に彼の言ったことを図に示しながら、二人で整理をしました。

 相手に質問をしながら、そして応えてくれたことを図にしながらコミュニケーションをするというのは、結構良いやり方だと感じました。互いが問題点と課題を明確に出来、効果的なコミュニケーションが図れます。今回はそういう意味で良い面談が出来ました。彼との間では、今後解決してゆかねばならない事項も指摘し、今後につなげて面談を終えました。

東京出張

2006年10月12日 | 仕事
◆◆時差ぼけ解消

 今日は時差ぼけからか夜中に目が覚めてしまい、そのまま朝まで起きていました。何となくすっきりしないまま会社に出社し、必要な事務処理を行い、午前中の飛行機で東京出張に出ました。

 霞ヶ関界隈で重要な会議に参加し、会議の終わった後、夕方、六本木ヒルズで少し時間つぶしをしました。その後、スウェーデン大使館に行きました。スウェーデン大使館では投資部のH氏が出迎えてくれ、そのまま一緒に食事に出ましたよ。

 この間のスウェーデン出張報告を行い、楽しく食事をしました。ワインのアルコールが効いてきたのもあり、ほどよい時間でお開きとなりました。

◆◆誕生日

 そういえば、私事ですが、今日は私の誕生日でした。年齢はもう考えないようにします。とはいいながら、体の方は年齢を考えた対応をしないといけませんね。トレーニングなどして、10歳若い体づりをしたいと思っています。ははは、希望です。


 それでは、今日はホテルでゆっくり寝ることとします。時差ぼけ解消です。


◆◆追記・・・日本人と北欧人(外国人)

 日本に帰ってきて少し思うことがあります。成田から羽田に移動をして松山に帰ってくる待ち時間の際、少々おなかがすいたので、久しぶりにご飯をと思い、空港のお寿司屋さんに入りました。

 江戸前寿司だったのですが、かなりハイテンションの大変元気なお寿司屋さんです。そして、てきぱきと仕事をこなし、お客様をさばいてゆきます。注文を聞くウェイトレスさんも元気の良いおばちゃんです。(ああ、これが日本のサービスの仕方だ)と実感しました。

 しかし、何となく違和感があるのです。たしかに、お客様に対して色々な接し方で人的サービスを提供するのですが、笑顔がないのです。これは、このお寿司屋さんだけではなく、日本に帰ってからの携帯電話のカウンターで、おみやげ屋さんで、喫茶店で、色々な日本人のサービスに接するのですが、内面から出てくる素敵な笑顔がないのです。私の思いこみすぎなのでしょうか・・・。

 確かに外国のサービスに比べて、日本ははるかに対応が素早く、お客様をほおって置くことはありません。ヘルシンキの空港でしたか、コーヒーを売るカウンターのウェイトレスの対応に辟易したことも覚えています。

 ただ、外国のサービスはあまりこてこてとはしていませんし、マイペースですが、チケットを手渡すとき、言葉を交わすとき、何かの時に「サンキュー」とか「バイバイ」とか言いながら発する笑顔は、何となく感じの良いものがあります。あの笑顔は何なのでしょう・・・。

 個人と言うことを大切にする文化と、集団の中の自分という文化と、外国と日本の文化の違いが何か原因させているのでしょうか。まあ、外国を沢山経験をした方の意見は、また、色々あるかもしれませんが・・・。

 しかし、うわべだけの過剰なサービスは、受ける側は何となく疲れてしまいます。やはり内面が大切ですね。それも、しっかりした自己を確立している人が、笑顔を含めた上質のサービスを提供してこそ、真のサービスといえるのではないでしょうか。

 そんなことを思いましたよ。

 

無事帰国

2006年10月11日 | 仕事
◆◆本日夕方無事帰国

 本日、およそ15時間以上の移動時間を経て(乗り換えが3回ありました。)無事日本に帰ってきました。一人旅で少々緊張の旅でしたが、それでも、思ったほどの緊張ではなく(一回だけ大変な思いがありましたが)、かなりな回数の乗り換えと、その都度の外国人とのコミュニケーションで、ツアーで行く普通の団体の旅より、はるかに外国慣れをさせていただくことが出来ました。

 そして、負け惜しみではありませんが、思った以上に疲れもなく、松山空港に着いたときも、東京出張と変わらない感覚で空港玄関を出ることが出来ました。そういう意味でも、これからもっともっと海外を経験し、グローバル人間に、そして、グローバル企業になるべく努力をしてゆきたいと思います。


◆◆会社に出社して

 松山空港からそのまま会社に出社しました。会社の玄関のところで荷物のためにドアを開けづらくしておりますと、その音を聞いてか、石丸さんが手伝いに来てくれました。なかなか気が利きます。「より親切に」という経営理念を実践していますね。なんて思いながら、彼女にお礼を言いました。彼女は笑顔で対応してくれ、何となく気持ちが安らぎましたよ。しばらくの間、日本人の笑顔は見ませんでしたから。

 ところで、あたりはいつも通りの会社です。それは当然ですが、そんなことも嬉しくなります。皆に声をかけ、そして机に座り、書類など目を通して、今日は8時半に会社を出ました。少々時差ぼけもありますが、車のハンドルをしっかり握り、自宅に戻りました。

 家族の顔を見て、そして、早めに寝ることにしました。お休みなさい。

PS.
 それから、例のP教授はあの後元気になり、私がウメオを出発するときには、わざわざ空港まで見送りに来てくれました。彼の元気になった姿を見たときは、本当に嬉しかったですよ。よかったよかった。

飛行機の中

2006年10月10日 | 仕事
◆◆便利です

 今、コペンハーゲンから成田行きの飛行機の中でブログを書いています。本当に便利になりましたね。パソコンさえ持っていたら、飛行機の中からでもインターネットが使えます。そういう意味では、ユビキタス社会というのは、どんどん身近になっていますね。

 ところで、飛行機の中でメールを開けておりましたら、お世話になったK女史からメールが来ていました。私のブログを見て、感想を送ってくれていました。

「楽しく読ませてもらいました。しかし、英語の綴りを間違ったり、あなたの感じたことを書くのも良いけど、正確でないことも書いていますよ。そのことをきちんとわかっていなさいね」と、指摘がありました。ははは、おっしゃるとおりです。さすが、私の尊敬するK女史です。最後まで、ご指導を頂きました。しかし、今回の北欧出張では多くのことをこのK女史から学びました。本当に有り難うございました。感謝をしております。そして、これからも、色々ご指導を頂くことと思います。今後とも宜しくお願いいたします。

 ですので、このブログを読む読者の皆様は、私の不十分な表現力について、そこのあたりは十分ご理解いただき、このブログをお読み下さいね。宜しくお願いいたします。

 明日、日本時間で、午前中9時半くらいに成田に着く予定です。そのまま国内線に乗って、松山まで帰ります。また、明日からも元気で仕事をしますね。
 

北欧6日目(トルクからウメオへ)

2006年10月09日 | 仕事
◆◆フィンランド・トルクからスウェーデン・ウメオへ

 今日はトルクからウメオへ移動し、いよいよ最後のミーティングへ臨みます。今日の主な目的はコーポレーションアグリーメント(企業間合意書)の内容の確認とその調印です。スムーズな会議が進むよう祈りながら、トルクを出発しました。

 朝8時にタクシーでトルクにある空港まで移動し、P教授と合流しました。3人で飛行機の座席を並びで取り、トルクからストックホルム・アーランダ空港まで移動しました。飛行機での移動時間中は、日本でのこの間の取り組みをP教授に話しをし、このプロジェクトと関連する周辺組織との関係や、我々のプロジェクトの全体の中での位置づけなど再確認をしました。元々は数学が専攻だったP教授は、大変ロジカルに我々の話を整理し、わかりやすいアジェンダをつくってくれました。このことでさらにウメオでの話しはスムーズに行くことになります。


◆◆ストックホルム・アーランダ国際空港での緊張

 ストックホルムでの飛行機の乗り換え時間は、今まで味わったこと無い緊張を味わうこととなりました。外国の地でどうしたらよいのかわからず、凍り付いた2時間でした・・・・・・。


◆◆ストックホルムからウメオへ

 緊張もさめやらぬままウメオ行きの飛行機に乗りました。まだ心臓がドキドキしていました。K女史も外国生活が長く場慣れはしているはずですが、彼女もまた、かなり緊張をしたようでした。飛行機の中での移動時間は二人で気持ちを落ち着かせる時間となりました。

 ところで、私が外国旅行をすると、何かがあります。常に今まで体験をしたことのないような場面に遭遇します。いったいどうしたものだろうかと、考えてしまいますね。


◆◆ウメオ空港からウメオ大学へ

 ウメオに着くとすぐにウメオ大学に直行しました。ウメオ大学ではY教授、S準教授、H助手の三人が出迎えてくれ、我々二人と計5人で会議を始めました。


今回の会議が行われた企業連携棟

 先ず始めに、Y教授らが作っている学内ベンチャー企業と我が社とのコーポレートアグリーメント内容についての確認です。一項目ずつ確認し、お互いに内容を検討します。必要な事項は付け加え、問題のあるところは、両者が納得の行く形で修正をしてゆきます。特にコストや期限、範囲についての項目は十分に話し合いをし、こちらの要求も出しながら検討を進めます。K女史の通訳も、このあたりの内容については、私にシビアに確認を求めてきます。

 今回の交渉は、今年度私たちが行っているプロジェクトのフェーズ1についての合意です。思った以上に、効率よく話し合いが進みました。そして、内容を確認し、互いに了解を得ることができました。この内容については、法律も絡むことから、互いの国で再度確認し、来月にスウェーデン一行が松山に来る際、調印をするという段取りになりました。

 山場を乗り越えたので安堵もあったのでしょう、また、P教授が作ってくれていたアジェンダも活き、その後の打ち合わせについてもスムーズに進めることが出来ました。互いの役割分担と今後のスケジュールを確認し、今回の北欧出張の目的を遂げることが出来ました。関係を頂いた皆さんに感謝です。


会議が終わって記念写真


ウメオ大学 大学病院


併設された看護士学校


◆◆中華料理

 会議が夕方に終わり、Y教授が私とK女史をホテルまで送ってくれました。K女史はしばらく私と時間をつぶし、ストックホルムの自宅まで飛行機で帰る予定です。Y教授は明日の朝、私をホテルから飛行場まで送ってくれるということで、その場は別れました。

 今回は大変K女史にお世話になったのと、飛行機出発までの待ち時間も十分あったので、一緒に食事に出ることとしました。二人ともご飯が食べたいと言うこともあり、ホテル近くの中華料理屋さんに向かいました。久しぶりのご飯と、互いにワインを傾け、今回の北欧ミーティングの総括を行いました。

 結論はベリー・グッドと言うことです。

 そして、今回のプロジェクトだけではなく、その他の色々な可能性を含めて、良い結果を生むよう、互いに最善を尽くしましょうと言うことになりました。まだまだ、色々な問題、障害はあるでしょうが、良い意味で今後を楽しんでゆきたいですね。

 今回の北欧出張に関して、関係を頂いた皆さんに本当に感謝をいたします。それから、出張中、何ら問題なく会社を運営してくれた社員の皆さんにも感謝します。有り難うございました。

-------------ウメオの風景----------------------------------------













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◆◆PS

 ところで、ストックホルム・アーランダ空港の緊張の出来事の件ですが、じつは、P教授が突然に原因不明でその場に倒れてしまい、救急車で運ばれることとなりました。レスキュー隊による応急処置と救急車がくるまでの時間、どうなることかと大変心配しました。その場にK女史がいたため言葉の不自由なく対応できましたが、K女史がレスキュー隊を呼びに言っている間、言葉がわからない私はなすすべがありませんでした。言葉がわからない外国での怖さを実感しました。

 さすがに、スウェーデンの医療システムは機能しており、適切な処置と対応が行われました。私たちがウメオで会議している最中、本人からメールで連絡が入り、大きな問題は無いことがわかり、安心をしました。本当に良かったです。しかし、今回の出張はこれだけではない、ブログに書き表せない色々なドラマがありましたよ。本当に、記憶に残る北欧出張でした。

 明日も日本までの移動が残っています。気を抜かぬよう、無事日本まで帰りたいと思います。


北欧5日目(フィンランド・トルク)

2006年10月08日 | 仕事
◆◆午前中は打ち合わせ

 今日の午前中は、昨日のP教授がホテルまでやってきて、現在我々が取り組んでいるプロジェクトに関するIT側からの打ち合わせ(今回のプロジェクトは医療とITがテーマ)を行いました。先ずは日本でこの間取り組みが進んでいる状況をお話しし、今後どのように取り組んでゆくか、現状の課題など、意見交換をしました。

 K女史の通訳を挟み、かなり熱い議論となりました。最終的に、今後何を明確にしてゆかなければならないかが双方で確認でき、この話については、明日、スウェーデンのウメオにて、再度、皆がそろった状態で話しをすることとなりました。


◆◆サロからフィスーカースヘ


ヘルシンキからの位置関係

 上の写真でヘルシンキ、サロ、フィスカース、トルクの位置づけがわかりますね。私の勘違いでしたが、昨日のブログではヘルシンキの北の町サロなんて書いてありましたが、サロはヘルシンキの西に位置します。この地図で明確になりました。


サロにあるノキアの工場


◆◆フィスカース

 サロからおよそ1時間ほど移動して、以前鉄鋼産業が盛んだった村、フィスカースに移動しました。現在は跡地が整備され、観光・リゾート地となっています。ここで3人で昼食を取り、あたりを観光しました。












ほぼ坊ちゃん列車と同じ大きさのSLがありました

◆◆フィスカースから再度サロへ


フィンランドは自然がたくさんあります


サロへの途中の田園風景


サロのP教授の家(現在まだ工事中)


◆◆サロからトルクへ

 サロから、旧スウェーデン領だったトルクへ移動しました。町並みを少し案内していただき、宿泊するホテル着いたときは、もう夕方6時が近くなっていました。同行の二人が私に気を遣ってくれ、私の方は1時間ほど部屋で休憩させていただきました。

 その間、P教授とK女史は、今日、午前中打ち合わせをした内容をレポートにしていました。私がホテルのロビーに降りたときにはすでに出来上がっており、明日のミーティングの準備のためにウメオのメンバーに送られるそうです。このあたりの仕事の進め方は、大変見習うべきものがあります。限られた時間の中で効率よく打ち合わせが行われるよう、色々配慮いただいています。感謝です。


トルクの町並み






夕食のレストラン前からの夜景

 明日は、再度、三人でスウェーデンのウメオに移動し、今回の最後の打ち合わせを行います。カンパニーアグリーメントの締結が明日の中心議題となります。

北欧4日目(フィンランド・サロ)

2006年10月07日 | 仕事
◆◆スウェーデン人と日本人

 今日はお昼までウメオのホテルでゆっくりして、午後からフィンランドにある北の町、サロに移動しました。結局サロについたのは、現地時間の夜10時でした。

 今回の移動ですが、先ず、ウメオのホテルを出て、ウメオ空港に向かいます。ウメオ空港にはかなり早く着いたので、今回の通訳をしていただいているK女史(ストックホルム在住・日本福祉大医学福祉経営学部教授)とコーヒーを飲みながら、互いの人生観について話しをしました。

 最初にK女史から「あなたは何のためにこの仕事をやっているの?」という質問です。そして、「あなたは人の本質をどのように観ているの?」から、「どんな価値観を大切にしているの?」まで、そして「スウェーデン人と日本人との基本的な自己認識の違い」や、互いの「人物の見極めの基準」、「教育観」まで、かなり本質的な話しをしました。互いの生い立ちにも少々ふれながら、結構哲学的な話しを熱心に行いました。2時間ほどでしょうか、なかなか充実した時間となりましたよ。

 周りを外国人に囲まれ、自分自身をしっかり確立することが必要だったこと、日本人であることのアイデンティティを保つ必要があったこと、教育者として、福祉に関する専門家として、そして、スウェーデン人の夫と子供との家族のふれあい通して日本人とスウェーデン人との違いを認識する必要があったこと、等々、体験を通してK女史から出てくる言葉は、深みが違います。

 私の方も、私のつたない経験の中ではありますが、自分の考えをはっきりと話させていただきました。そういう中から、さらなる信頼感も深まったようで、互いに、このプロジェクトのさらなる可能性について、十分に実感をし合いました。やはり、プロジェクトメンバーがこのように互いの価値観を理解し合うというのは、プロジェクトを成功させる上で大変重要なことだと思います。


◆◆採用観

 そんな中で、色々話しをする中、経営をする上で大変重要なことが明確になりました。以前からずっと問題意識を持っていましたが、それは、我が社の社員さんの採用基準です。どういう人を我が社の仲間として受け入れるか、その基準です。それは、以下の三つの基準です。

①「自らが源」という考え方を持つ人(自分の身の回りの出来事は、自分から始まっているいるということを考えられる人、自分の人生に責任を持とうとする人)
②与えられた環境の中で最大限の努力をする人(私たちは、すべてが与えられて人生が送れるわけではない、だから、限られた中で最大限の努力をしようとする人)
③教育・共実という考え方を持つ人(人との関係を大切にし、互いに切磋琢磨し合い、協力し合いながら成果をつくってゆくことを大切に出来る人)

 ここ最近、ずっと考えていたことですが、今日、ある本を読みながら、そして、K女史との会話の中でこの三つのことが明確になってきました。この話をすると、K女史はスウェーデンの教育観について話しをされました。「大野さんの言っていることと共通しています」と言うことでした。
「自立心、創造性、協調」、これをスウェーデンの教育では大切にするそうです。言われてみれば私の考えていることと重なりますね。


◆◆フィンランドへ

 あっという間の2時間が過ぎ、あわててストックホルム・アーランダ国際空港行きの飛行機に飛び乗りました。1時間あまりでストックホルム着き、遅ればせながら軽く昼食を取りました。ここでも1時間ほど時間待ちをし、フィンランド行きの飛行機に乗ります。今度は1時間足らずでフィンランドのヘルシンキ国際空港に着きました。

フィンランド・ヘルシンキ国際空港(天気が悪く、曇っています)


◆◆北の街、サロへ

 ヘルシンキ国際空港からバスに乗り、2時間かけて目的地サロに到着しました。サロでは、今回の訪問先であるウメオ大学のP教授が向かえに来てくれていました。結局サロに着いたのは、時差を含めて夜の10時になっていました。このサロという街は3万5千人の人口の街だそうですが、その内の5千人があの携帯電話で有名なノキアの工場の社員さんだそうです。P教授からは「ここはノキアの街ですよ」という紹介がありました。


◆◆手料理

 バス停からP教授の車に乗り、10分ほど移動をして、P教授が新しく建てたマイホームに到着をしました。周りが林に囲まれ、付近に住宅が点在する、静かで自然が満ちあふれたマイホームです。

 玄関を開けると洒落たリビングルームが目に入ります。奥さんとかわいい子供さんが出迎えてくれました。P教授は、丁寧に、マイホームの中の案内をしてくれます。サウナもあります。広々とゆったりとした作りで、家具一つ取ってみても手が入っているのがわかります。

 P教授は私たちのために、P教授自らがつくった手作りの食事を用意していました。ワインを傾け、家族のこと、仕事のこと、私たちのこと、色々おしゃべりをしました。心のこもった手作りの美味しい料理ということもあり、大変満足な時間を過ごすこととなりました。わざわざ私たちを自宅に招いてくれたP教授の心遣いには、大変感じ入るものがありましたよ。ここでも、良き仲間達とプロジェクトを進めてゆけることを大変有り難く感じました。


P教授とK女史(二人は旧知の仲で、英語で話したり、スウェーデン語で話したり、何を言っているのかさっぱりわかりません)


P教授夫妻と記念写真

 P教授夫妻にお礼を言い、近くのホテルにチェックインをしました。すでに、時刻は夜中の12時をまわっていました。

 明日は、街の案内を少ししてもらい、午後からは、今回のプロジェクトに関係するプログラム開発に関する詰めを行います。P教授はITが専門です。今回のプロジェクトの重要なキーパーソンです。プログラム仕様をどのようにするかのつっこんだ話し合いになりそうです。

北欧3日目(スウェーデン・ウメオ市)

2006年10月06日 | 仕事
◆◆ウメオ市

 昨日の夜ウメオ市に入り、一夜明けて、いよいよ今回の大目的である、ウメオ大学との連携協議に出かけました。


ホテル玄関(地味な玄関ですが、中は家庭的な暖かみのある感じの良いホテルです)



◆◆ホテルを後に、ウメオ大学へ

 途中、シルバー住宅の見学をしました。高齢者向けの一般アパートを改良して、体の不自由な人が医療・介護サービスが受けられる施設として運営をされているそうです。この施設は以前の古いものらしく、最近は、介護環境が行き届いた新しい施設が、市内にいくつも出来ているそうです。


シルバーホーム


シルバーホームの内部(人の写真は個人情報保護の関係で写せません。スウェーデンはかなりうるさいそうです)


地域医療センター(市民向け初期段階の医療・保険対応施設、日本でいう町医者)



◆◆制度の違い

 医療・福祉制度に関しては、日本とスウェーデンでは大きく違うことを認識しておかねばなりません。日本では、基本的に医療は民間で行い、保健福祉については行政が多くを担っています。しかし、スウェーデンでは医療・保健・福祉サービス全般を行政が行いますので、政策的に統一が取れた、大変行き届いたサービスが提供されています。そして、その財源は市民からの高い税金でまかなわれています。ですので、それらのサービスは、すべて、無料で行われます。



◆◆スウェーデンウメオ大学


大学レストランから見た、ウメオ大学・医学部


ウメオ大学・加齢センター(愛媛大学などでは抗加齢センターといっている)



◆◆認知症患者への治療現場

 加齢センターの中で、認知症患者への治療現場を見せていただきました。認知症患者が徘徊を行った場合でも、それに対応できる部屋の間取りや廊下の作り、そして、ナースステーションの配置など、色々見学をしました。

 診察室で、医療情報一元化データベースを見せていただきました。一人の患者に関する診察、検査、入院などで収集されるあらゆるデーター(レントゲンなどの画像データも含む)がコンピューターに一元化されています。それが県単位で集約され国の医療ネットワークとしてつながっています。医者は、診察室からも、自宅からも、研究室からも、どこからでも患者のデータを見ることが出来、治療の指示や投薬が出来ます。もちろん患者のカルテも電子データーとして集約されています。

 医者同士の紹介状やその他面倒な事務処理も、このデータベースを使って能率良く処理できるようになっています。


データベース端末(診察室にて)



◆◆コンピュータサイエンス学部へ

 加齢センターでは医療制度やITを使った医療システムの紹介を細かくしていただき、その後、コンピュータサイエンス学部へ移動しました。


吹き抜け囲んで、学生の実習室や研究室が並んでいます。


コンピュータサイエンス学部研究室入り口


木材の柱を使った暖かみのある研究室が並んでいます



◆◆脳の研究

 スウェーデンでは、国の規模で脳に関係する研究者が一堂に集い、専門的に脳の研究を進めているそうです。また、他国との連携も行い、様々な研究をしているそうですが、今回は、コンピュータを使って脳の退化した部分を活性化させる治療システムや、バーチャルリアリティを応用した医療用(手術シュミレーション)のシステムの紹介など、これからの技術を色々見せていただきました。このようなものを見ていると、コンピューターの医療分野への応用はこれから大変楽しみなものがあると感じましたよ。



◆◆我が社との連携協議

 
テレビ会議を利用してフィンランドにいる教授とも打ち合わせ

 今回の最大の目的である、ウメオ大学との連携の話しを行いました。前回、松山にスウェーデン一行が来たときに、大筋の合意は行い協定を結んでいましたが、今回は、具体的内容に関して、色々詰め作業を行いました。また、来年度以降の取り組みについても、おおよそ5年計画の内容を検討しました。当然、双方にコストが発生するので、そのあたり処理についても色々議論をしました。互いの思い入れもありますので、かなり熱の入った、激論になりました。通訳のK女史も思わず熱くなって通訳をしていただきましたが、互いが本音を出し合うことで、良いミーティングになることが出来ました。まあ、K女史に関しては、かなり間に挟まって疲れた様子でしたが。


ミーティングが終わった後の記念写真



◆◆食事をしましょう

 ミーティングが終わり、続きは月曜日にということで、皆で食事に出かけました。正直言って、良いパートナー達に恵まれたと思います。互いの色々な立場や状況があるのですが、それらを乗り越え、目的を達成することに大変誠実に取り組んでいる人達です。そういう意味でも、今回のプロジェクトは成功させたいと思っています。


関係者の皆さんとレストランでの記念写真

 楽しく歓談し、スウェーデン料理を美味しく食べ、今日の一日を終えました。

 明日は、一時、フィンランドへ移動です。今回のプロジェクトのIT担当教授の自宅に伺います。彼は、フィンランドからウメオ大学に来ているそうです。なかなか愉快な教授で、親しみやすい、暖かみのある人柄です。自宅に招待してくれ、膝を交えて開発の打ち合わせをしてくれるそうです。明日も楽しみです。

北欧2日目

2006年10月05日 | 仕事
◆◆なかなかです

 時差ぼけのせいもあり、朝は3時に目が覚めてしまいました。時間をもてあましたものですから、昨日アップしたブログを見直したら色々間違いが見つかりました。やはり、昨日のブログは、かなり眠たい時間に書いたので、頭が回らなかったのでしょう。デンマークのコペンハーゲンなのに、オランダのコペンハーゲンなどと書いていました。いけませんね。

 ところで、出発の準備も入念に行いましたよ。遭遇する色々な場面で、どのような英語を使うか、英会話の本を引っ張りだ出し、研究したりもしていました。

 さて、いよいよ出発と言うことで、ホテルのチェックアウトを済ませ、空港行きのタクシーに乗ろうとしました。ホテルでタクシーを呼んでほしい旨、英語で伝えて、玄関を出ました。フロントマンの返事がいろいろ英語で帰ってきたのですが、言っていることがよくわかりませんでした。「タクシー・・」と「バス・・・」と言う単語だけは頭に残っていました。玄関を出ると、大きなリムジンバスが止まっていました。フロントマンはこのことを言っていたのかと思い、運転手に「Is this the bas for go to airport?」と単語を並べただけの変な英語を言いますと「yes」と言う返事です。

 「よーし、空港に行くのだ」と確信し、そのバスに乗り込みました。しかし、バスはなかなか出発しようとしません。おかしいなと思っていたら、しばらくしてバスの運転手がやってきて、「this bas is private bas」とのことです。実はそのバスはどこかの団体の貸し切りバスだったのです。良かったですよ、変なところに連れて行かれなくて・・・。あわてて降りて、当初の予定通り、タクシーで空港に向かいました。

 そんなことで、一歩間違うと、とんでもない旅行になってしまいそうです。でも、まあ経験だと思い片言の英語を使いながら、チャレンジングに日程に向かっています。

◆◆コペンハーゲンからスウェーデン・ストックホルム(アーランダ)空港へ

 何とか空港のチェックインを済ませ、コペンハーゲン国際空港内へ入ることが出来ました。


朝のコペンハーゲン空港

 無事ストックフォルム・アーランダ空港に到着し、向かえに来ていたK女史と合流です。K女史の顔を見たときはホッとしました。

◆◆地下鉄に乗って市内へ





◆◆ボーダル財団

 ついてすぐに、本日の訪問先であるスウェーデン・ボーダル財団へ訪問しました。ボーダル財団は大学や研究機関に対する国の支援機関であり、医療・福祉に関するITの研究開発に関しては、数多くの支援実績を持っています。

 今回の訪問目的は、財団の代表者であるE女史から、スウェーデン及びヨーロッパの医療・福祉に関するIT事情を聞くことでした。また、この財団が取り組んだ各種のIT医療・福祉研究開発についても詳しく聞くことが出来、大変有意義な時間となりました。

 私たちが今回スウェーデン・ウメオ大学と連携を持っているプロジェクト以外でも、大変興味深い、色々な可能性が見えましたよ。それらに関しても必要とあれば、積極的に私たちを応援してくれる旨も、E女史からお話しを頂きました。色々な話が出来、意気投合して、今回の訪問を終えることが出来ました。


◆◆ストックフォルム・アーランダ空港からウメオ市へ

 私たちは、今日の夜の便でウメオ市に移動するのですが、それまでの時間が少し余裕がありましたので、K女史の案内でストックホルムの街を散歩しました。


あの有名なノーベル賞の授賞式を行う建物です。


おなかがすいたので市場の中にあるレストランへ


市場の中の風景


レストランで隣に座ったスイス人夫婦(気安く私たちに話しかけてきました)


◆◆オールドシティへ(1200年の歴史があるそうです)

 地下鉄に乗って、中央駅から一つ隣の駅へ移動しました。そこはオールドシティ、1200年の歴史を持つ、古い町並みです。








ノーベル博物館


オープンカフェ


古い町並み(商店が並んでいます)

◆◆ウメオへ移動

 ストックフォルム市内を歩き回り、少々疲れてしまいました。中央駅近くの綺麗なホテルで少しお茶を飲み、休憩をして、再度、ストックホルム・アーランダ空港へと向かいました。

 国内線ウメオ行きの飛行機に乗り、一時間あまり、いよいよウメオ到着です。もう辺りはすっかり暗くなっていました。ウメオ大学老年医学部のY教授が出迎えに来てくれていました。6月に日本で会って以来の再会です。笑顔の出迎えを受け、気持ちよく宿泊場所のホテルへ。

 今日は移動で少々疲れました。早めに寝て、明日いよいよ行われる重要なミーティングに向けて、備えることとします。

 お休みなさい。、



北欧第1日目

2006年10月04日 | 仕事
◆◆デンマークの首都コペンハーゲンに到着


デンマーク・コペンハーゲン国際空港

 成田からコペンハーゲンへの飛行機の中は、およそ11時間半の道のりです。成田を11:40amに出発をして、コペンハーゲン国際空港到着は16:10pm(現地時間)到着です。時差は8時間あるようです。

 飛行機の中では、あまり寝ることにはならず、せっかくですので、本を読んだりこれからの打ち合わせで出てくるだろう課題の整理など行っておりました。ゆっくりと色々考える時間があり、そういう意味ではあまり退屈せず時間を過ごすことが出来ました。それに、エコノミークラスのシートの予定でしたが、航空会社がシート調整をする中で、私のシートがエクストラエコノミーに格上げされ、まあまあゆったりとした移動時間を過ごすことが出来ました。また、私の隣には大手ゼネコン・キャリアの女性が座っており、移動時間の後半はその方と色々お話しをして、有意義な時間にもなりました。有り難うございました。

 私は今回初めて北欧の地に足を踏み入れます。少々とまどいながら、パスポートチェックを受け、そして、荷物を受け取って(無事に荷物は着いていました)、手荷物検査所を通過しました。私はどこで手荷物チェック受けるのかわからず、そのまま出口の方に歩いていましたら、結局手荷物検査を受けることなく、そのまま、検査所を通ってしまっていました。なんと言うことなんでしょう。こんなので良いのですかね。結構通れるものなのですね。・・・?

◆◆両替

 手荷物検査所を通って空港ロビーに出ましたが、大事なことを忘れています。そうです、タクシーに乗るのにお金の両替が必要になってきます。辺りを見回しますに、私の視界には両替所が見あたりません。「よし」ということで、私の命綱(トラベル英会話の本)を取り出し、両替所の場所の聞き方を調べました。

 インフォメーションの美人女性の所へ行き、

「Where is the money exchange?」と聞きました。
「Go straight, prease.」と返事です。

 英語がきちんと通じるではないですか、感動ものです(ははは、当たり前ですね)。

 でも、私が認識できなかった両替所はまっすぐ行った正面にありました。余裕がないから、私の目には見えていなかったのですね。


空港内ロビー1


空港内ロビー2

*通貨はクローネ(1クローネ=約20円)

◆◆コーラを頼む

 結構英語が通じると言うことで、これに味を占めて、近くにあるドリンクショップでコーラを頼んでみることにしました。

 これもうまく行きましたよ。ちゃんとお金も払い、コーラを飲むことが出来ました。


ドリンクショップです


◆◆タクシーに乗る

 無事タクシーにも乗れました。そして、お金もちゃんと払うことが出来ました。本日では難度の高いハードルでしたが、これも、無事切り抜けました。


タクシーの窓から見るコペンハーゲン国際空港


◆◆ホテルのチェックイン

 ホテルに到着してチェックインです。しかし、フロントがどこにあるかわかりません。うろうろしながら、片言の英語で場所を聞きます。

 これも、私の目の前、そうです、「場所はどこですか」と聞いた相手がいるところがフロントでした。先入観とは怖いものですね。日本にあるホテルのフロントをイメージしていたら、勘が狂ってしまいます。今日のホテルは日本のホテルのフロントとは全然様子が違っており、それで私にとっては認識することが出来なかったのです。


ホテルから見たコペンハーゲン国際空港近隣の街1


ホテルから見たコペンハーゲン国際空港近隣の街2

 食事はホテルで取りました。しかし、周りは日本人が全くいません。例の英会話の本を開いて、食事のメニューをお願いするまでは良かったのですが、そのメニューが何が何だかさっぱりわかりません。「おすすめは何ですか?」と英語で聞いて、何とか注文をしましたよ。ハンバーガーのようなものが出てきて、ビール一杯を飲んで食事も無事終えました。


◆◆もういけません

 今こちらの時間で、午後8時30分です。日本は夜中のの12時半くらいでしょうか。私の方は相当眠たくなってきています。

 明日、飛行機に間に合わなかったら大変ですので、ここらで寝ることとします。また、明日も、北欧日記アップしますからね。

明日は出発です

2006年10月03日 | 仕事
◆◆出発準備

 今日の午前中は北欧への出発準備で自宅にいました。観光ではないので、出来るだけ荷物を少なくしようと思っていましたが、それでも、パソコンだの書類だの、そして着替えなどを入れると、やはり結構な荷物になりました。

 私にとって、一人で乗り継ぎをしながら外国に行くのは初めての経験です。そういう意味では、少々心細い気もするのですが、世界を股にかけて仕事をするオオノにとっては、こんなことはあっさりと乗り越えてゆかなければなりません。少々期待と不安の入り交じる、そんな出発前日となっています。

 午前中準備を済ませ、午後からは会社へ出社をしました。会社へ出社をすればするで、色々と決裁事項もあり、結構バタバタとしました。また、午後からはMプロジェクト会議も開催されており、外部の取引先のお客様も参加をされ、熱心な打ち合わせをしていました。途中、坂野専務の方から顔を出してほしいと言うこともあり、出席者の皆さんにご挨拶をして、私の方は、出張の準備をさせていただきました。


◆◆同友会理事会

 今日は夕方から、愛媛県中小企業家同友会の理事会がビズポートで開催されました。私はこの会の代表理事と言うこともあり、どうしても外すことが出来ず、出張前のバタバタした状態でしたが、参加をしました。

 今日の重要議題は会員拡大です。私が進行役を務め、全県における会員拡大の意思統一を図りました。なるべく皆さんが気持ちよく会員拡大が出来るよう、そして、あまり押しつけにならぬよう、議論を進めるよう心がけました。皆さんも、結構意見を出していただき、結果として、それぞれがやるべきことをきちんと意識できる会議となりました。年度末には、皆でよい結果が出たことを祝えるよう、そんな風になりたいですね。最後に、各支部代表者の会員拡大方針を発表いただき、皆でやる気を確認して理事会を閉会しました。


◆◆成田へ移動

 理事会後、明日の出発時刻に合わせるため、今日の内に成田へ移動をしました。成田のヒルトンホテルにチェックインをし、ラウンジで軽食を取りました。ここはもうすでに外国のようで、私の周りにいる人はほとんどが外国人です。英語の会話が聞こえ、疑似の外国体験ができています。さあ、明日はいよいよ初めてのヨーロッパです。大きな収穫が得られるよう、前向きな夢を見ながら寝ることにします。

それでは、グッド・ナイト

***追伸 
 ITソリューション営業部の石田君には大変悪いことをしました。結局、出張準備で時間が取れず、個人面談をすることが出来ませんでした。帰ってから、じっくりと時間を取りますからね。許してくださいね。よろしくお願いします。

出張の準備が出来ません

2006年10月02日 | 仕事
◆◆新バージョンの朝礼

 下半期が始まり、本日からは朝礼の新バージョンが実施されました。目的は、一日のはじめを活気ある気持ちの良い朝礼にしようというものです。一昨日の全体会議では、皆の前で幹部自らが朝礼の見本をしめし、全社員でイメージは出来ています。一応準備は整っておりました。

 結果は、バッチリうまく行きました。朝礼リーダーの西村さん、そして平野さんのかけ声で、大変気持ちの良い朝礼が開催されました。上半期の朝礼に比べ、間延びせず、そして中身のある、よりバージョンアップされた朝礼へと変わりました。先ずは、良いスタートが切れたと思います。


◆◆朝礼の後は面談

 朝一番は、ITコンサルコーディネート営業部の河内さんと面談を行いました。先週は忙しさのあまり、河内さんの面談を先送りしてしまっていました。早速、リカバリーの面談です。

 河内さんは昨年9月に入社をしており、丁度一年経ったことになります。新設のコンサル部門に配属され、今まで経験したことのない個人情報保護に関するコンサルの仕事を担当してもらいました。はじめからかなり負荷のかかる仕事を要求していましたので、当初は心配しましたが、本人の努力もあってか、みるみるスキルを上げてきました。そして、実際に4社のプライバシーマーク取得コンサルを行い、内3社は認証のための監査まで指導をすることが出来ました。この3社も認証機関からの外部監査を済ませたようで、プライバシーマーク取得については時間の問題だと思います。この成果は大変すばらしいものだと思います。

 本人に話を聞くと慣れない仕事で大変だったようですが、しっかり、そのあたりは乗り越えてきて、自分の中で考えの整理が出来ているようです。大分腹が据わってきたと言うことでしょう。とにかく、まだまだ要求することも多くあり、本人には檄を飛ばしておきました。期待をしておりますので、頑張ってくださいね。


◆◆関係機関との打ち合わせ

 面談を済ませ、増員のための事務所レイアウト変更の打ち合わせを行い、そして、重信のE大学医学部へ打ち合わせで移動しました。この間の経緯説明と今後の取り組みについてお話しをし、また、先方からは色々貴重な情報も頂きました。

 その後は、松山市内まで帰ってきて、取引先と喫茶店で打ち合わせです。先方は新しい事業に取り組むそうで、その相談でした。誰がターゲットなのか、お金の流れはどうなのか、商品はどのような商品なのか、他社との差別化が出来るのか、そういったビジネスモデルについての打ち合わせをしておりました。そして、私たちの会社がどのように関わるかについても、意見交換をさせていただきました。まだまだ詰めなければならないことがありそうです。次回、再度打ち合わせをするということで、その場は別れました。

 そして、その後、E大学のK学長に会いに行きました。Y副学長も同席をしていただき、現在取り組んでいる私たちのプロジェクトの説明と、今後のスケジュールの調整、E大学との産学連携のお願いなど、色々お話しをさせていただきました。快い支援の言葉を頂き、大変嬉しく思いました。私の北欧出張から帰り次第、再度お会いして、色々詳細を詰めることとになりました。少しずつ、前に進んでいます。

◆◆コープスマイル

 夜は、新しく設立されたリフォーム会社「コープスマイル」の設立祝賀会に参加をしておりました。この会社は母体がコープ愛媛であり、そのこともあってか、銀行、マスコミ、関連会社から沢山の方が出席し、盛大に祝賀会が開催されました。冒頭の挨拶で、代表取締役の田中社長が挨拶をされましたが、立派な挨拶をされ、また、理念やビジョンが明確な様子は今後の「コープスマイル」の発展を大変期待させるものでした。

 田中社長とは以前から色々交流をさせていただいておりますが、田中社長の人柄もすばらしく、また、顧客に安心と信頼を得るような経営姿勢を持とうとする考えは、大変共感の持てるものでした。これから色々ご苦労もあるかと思いますが、コープスマイルをすばらしい会社に育て上げて行くべく頑張っていってほしいと思います。本日は、本当におめでとうございました。