◆◆スウェーデン人と日本人
今日はお昼までウメオのホテルでゆっくりして、午後からフィンランドにある北の町、サロに移動しました。結局サロについたのは、現地時間の夜10時でした。
今回の移動ですが、先ず、ウメオのホテルを出て、ウメオ空港に向かいます。ウメオ空港にはかなり早く着いたので、今回の通訳をしていただいているK女史(ストックホルム在住・日本福祉大医学福祉経営学部教授)とコーヒーを飲みながら、互いの人生観について話しをしました。
最初にK女史から「あなたは何のためにこの仕事をやっているの?」という質問です。そして、「あなたは人の本質をどのように観ているの?」から、「どんな価値観を大切にしているの?」まで、そして「スウェーデン人と日本人との基本的な自己認識の違い」や、互いの「人物の見極めの基準」、「教育観」まで、かなり本質的な話しをしました。互いの生い立ちにも少々ふれながら、結構哲学的な話しを熱心に行いました。2時間ほどでしょうか、なかなか充実した時間となりましたよ。
周りを外国人に囲まれ、自分自身をしっかり確立することが必要だったこと、日本人であることのアイデンティティを保つ必要があったこと、教育者として、福祉に関する専門家として、そして、スウェーデン人の夫と子供との家族のふれあい通して日本人とスウェーデン人との違いを認識する必要があったこと、等々、体験を通してK女史から出てくる言葉は、深みが違います。
私の方も、私のつたない経験の中ではありますが、自分の考えをはっきりと話させていただきました。そういう中から、さらなる信頼感も深まったようで、互いに、このプロジェクトのさらなる可能性について、十分に実感をし合いました。やはり、プロジェクトメンバーがこのように互いの価値観を理解し合うというのは、プロジェクトを成功させる上で大変重要なことだと思います。
◆◆採用観
そんな中で、色々話しをする中、経営をする上で大変重要なことが明確になりました。以前からずっと問題意識を持っていましたが、それは、我が社の社員さんの採用基準です。どういう人を我が社の仲間として受け入れるか、その基準です。それは、以下の三つの基準です。
①「自らが源」という考え方を持つ人(自分の身の回りの出来事は、自分から始まっているいるということを考えられる人、自分の人生に責任を持とうとする人)
②与えられた環境の中で最大限の努力をする人(私たちは、すべてが与えられて人生が送れるわけではない、だから、限られた中で最大限の努力をしようとする人)
③教育・共実という考え方を持つ人(人との関係を大切にし、互いに切磋琢磨し合い、協力し合いながら成果をつくってゆくことを大切に出来る人)
ここ最近、ずっと考えていたことですが、今日、ある本を読みながら、そして、K女史との会話の中でこの三つのことが明確になってきました。この話をすると、K女史はスウェーデンの教育観について話しをされました。「大野さんの言っていることと共通しています」と言うことでした。
「自立心、創造性、協調」、これをスウェーデンの教育では大切にするそうです。言われてみれば私の考えていることと重なりますね。
◆◆フィンランドへ
あっという間の2時間が過ぎ、あわててストックホルム・アーランダ国際空港行きの飛行機に飛び乗りました。1時間あまりでストックホルム着き、遅ればせながら軽く昼食を取りました。ここでも1時間ほど時間待ちをし、フィンランド行きの飛行機に乗ります。今度は1時間足らずでフィンランドのヘルシンキ国際空港に着きました。
フィンランド・ヘルシンキ国際空港(天気が悪く、曇っています)
◆◆北の街、サロへ
ヘルシンキ国際空港からバスに乗り、2時間かけて目的地サロに到着しました。サロでは、今回の訪問先であるウメオ大学のP教授が向かえに来てくれていました。結局サロに着いたのは、時差を含めて夜の10時になっていました。このサロという街は3万5千人の人口の街だそうですが、その内の5千人があの携帯電話で有名なノキアの工場の社員さんだそうです。P教授からは「ここはノキアの街ですよ」という紹介がありました。
◆◆手料理
バス停からP教授の車に乗り、10分ほど移動をして、P教授が新しく建てたマイホームに到着をしました。周りが林に囲まれ、付近に住宅が点在する、静かで自然が満ちあふれたマイホームです。
玄関を開けると洒落たリビングルームが目に入ります。奥さんとかわいい子供さんが出迎えてくれました。P教授は、丁寧に、マイホームの中の案内をしてくれます。サウナもあります。広々とゆったりとした作りで、家具一つ取ってみても手が入っているのがわかります。
P教授は私たちのために、P教授自らがつくった手作りの食事を用意していました。ワインを傾け、家族のこと、仕事のこと、私たちのこと、色々おしゃべりをしました。心のこもった手作りの美味しい料理ということもあり、大変満足な時間を過ごすこととなりました。わざわざ私たちを自宅に招いてくれたP教授の心遣いには、大変感じ入るものがありましたよ。ここでも、良き仲間達とプロジェクトを進めてゆけることを大変有り難く感じました。
P教授とK女史(二人は旧知の仲で、英語で話したり、スウェーデン語で話したり、何を言っているのかさっぱりわかりません)
P教授夫妻と記念写真
P教授夫妻にお礼を言い、近くのホテルにチェックインをしました。すでに、時刻は夜中の12時をまわっていました。
明日は、街の案内を少ししてもらい、午後からは、今回のプロジェクトに関係するプログラム開発に関する詰めを行います。P教授はITが専門です。今回のプロジェクトの重要なキーパーソンです。プログラム仕様をどのようにするかのつっこんだ話し合いになりそうです。
今日はお昼までウメオのホテルでゆっくりして、午後からフィンランドにある北の町、サロに移動しました。結局サロについたのは、現地時間の夜10時でした。
今回の移動ですが、先ず、ウメオのホテルを出て、ウメオ空港に向かいます。ウメオ空港にはかなり早く着いたので、今回の通訳をしていただいているK女史(ストックホルム在住・日本福祉大医学福祉経営学部教授)とコーヒーを飲みながら、互いの人生観について話しをしました。
最初にK女史から「あなたは何のためにこの仕事をやっているの?」という質問です。そして、「あなたは人の本質をどのように観ているの?」から、「どんな価値観を大切にしているの?」まで、そして「スウェーデン人と日本人との基本的な自己認識の違い」や、互いの「人物の見極めの基準」、「教育観」まで、かなり本質的な話しをしました。互いの生い立ちにも少々ふれながら、結構哲学的な話しを熱心に行いました。2時間ほどでしょうか、なかなか充実した時間となりましたよ。
周りを外国人に囲まれ、自分自身をしっかり確立することが必要だったこと、日本人であることのアイデンティティを保つ必要があったこと、教育者として、福祉に関する専門家として、そして、スウェーデン人の夫と子供との家族のふれあい通して日本人とスウェーデン人との違いを認識する必要があったこと、等々、体験を通してK女史から出てくる言葉は、深みが違います。
私の方も、私のつたない経験の中ではありますが、自分の考えをはっきりと話させていただきました。そういう中から、さらなる信頼感も深まったようで、互いに、このプロジェクトのさらなる可能性について、十分に実感をし合いました。やはり、プロジェクトメンバーがこのように互いの価値観を理解し合うというのは、プロジェクトを成功させる上で大変重要なことだと思います。
◆◆採用観
そんな中で、色々話しをする中、経営をする上で大変重要なことが明確になりました。以前からずっと問題意識を持っていましたが、それは、我が社の社員さんの採用基準です。どういう人を我が社の仲間として受け入れるか、その基準です。それは、以下の三つの基準です。
①「自らが源」という考え方を持つ人(自分の身の回りの出来事は、自分から始まっているいるということを考えられる人、自分の人生に責任を持とうとする人)
②与えられた環境の中で最大限の努力をする人(私たちは、すべてが与えられて人生が送れるわけではない、だから、限られた中で最大限の努力をしようとする人)
③教育・共実という考え方を持つ人(人との関係を大切にし、互いに切磋琢磨し合い、協力し合いながら成果をつくってゆくことを大切に出来る人)
ここ最近、ずっと考えていたことですが、今日、ある本を読みながら、そして、K女史との会話の中でこの三つのことが明確になってきました。この話をすると、K女史はスウェーデンの教育観について話しをされました。「大野さんの言っていることと共通しています」と言うことでした。
「自立心、創造性、協調」、これをスウェーデンの教育では大切にするそうです。言われてみれば私の考えていることと重なりますね。
◆◆フィンランドへ
あっという間の2時間が過ぎ、あわててストックホルム・アーランダ国際空港行きの飛行機に飛び乗りました。1時間あまりでストックホルム着き、遅ればせながら軽く昼食を取りました。ここでも1時間ほど時間待ちをし、フィンランド行きの飛行機に乗ります。今度は1時間足らずでフィンランドのヘルシンキ国際空港に着きました。
フィンランド・ヘルシンキ国際空港(天気が悪く、曇っています)
◆◆北の街、サロへ
ヘルシンキ国際空港からバスに乗り、2時間かけて目的地サロに到着しました。サロでは、今回の訪問先であるウメオ大学のP教授が向かえに来てくれていました。結局サロに着いたのは、時差を含めて夜の10時になっていました。このサロという街は3万5千人の人口の街だそうですが、その内の5千人があの携帯電話で有名なノキアの工場の社員さんだそうです。P教授からは「ここはノキアの街ですよ」という紹介がありました。
◆◆手料理
バス停からP教授の車に乗り、10分ほど移動をして、P教授が新しく建てたマイホームに到着をしました。周りが林に囲まれ、付近に住宅が点在する、静かで自然が満ちあふれたマイホームです。
玄関を開けると洒落たリビングルームが目に入ります。奥さんとかわいい子供さんが出迎えてくれました。P教授は、丁寧に、マイホームの中の案内をしてくれます。サウナもあります。広々とゆったりとした作りで、家具一つ取ってみても手が入っているのがわかります。
P教授は私たちのために、P教授自らがつくった手作りの食事を用意していました。ワインを傾け、家族のこと、仕事のこと、私たちのこと、色々おしゃべりをしました。心のこもった手作りの美味しい料理ということもあり、大変満足な時間を過ごすこととなりました。わざわざ私たちを自宅に招いてくれたP教授の心遣いには、大変感じ入るものがありましたよ。ここでも、良き仲間達とプロジェクトを進めてゆけることを大変有り難く感じました。
P教授とK女史(二人は旧知の仲で、英語で話したり、スウェーデン語で話したり、何を言っているのかさっぱりわかりません)
P教授夫妻と記念写真
P教授夫妻にお礼を言い、近くのホテルにチェックインをしました。すでに、時刻は夜中の12時をまわっていました。
明日は、街の案内を少ししてもらい、午後からは、今回のプロジェクトに関係するプログラム開発に関する詰めを行います。P教授はITが専門です。今回のプロジェクトの重要なキーパーソンです。プログラム仕様をどのようにするかのつっこんだ話し合いになりそうです。