社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
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健全経営

2006年05月31日 | 仕事
◆◆打ち合わせ

 午前中は取引先との打ち合わせがありました。3社交えての打ち合わせでしたが、総勢10名の打ち合わせです。内容もきちんと議事録に収めてゆく必要がありましたので、ITコンサル部の城戸さんに議事録は執ってもらいました。今後の事業をどのように進めてゆくかの打ち合わせでしたが、人数が集まって色々ディスカッションをすると、多くの知恵が出てきます。今後は臨戦態勢に入ってきたので、週に一度くらいは集まって打ち合わせをしようということになっています。

◆◆社外理事

 午後一番は採用面接でした。今日の面接は営業職を希望された方の面接でした。最近の面接者は事前に会社のことをよく調べていて、今日の面接者も私のこのブログによく目を通して来社していました。まあ、面接者にとっては、このように会社の内情を公開していることは、ある意味、安心できる材料になるのかもしれませんね。

 その後は、入れ替わりで愛媛県中小企業家同友会事務局長の鎌田さん、岐阜同友会の事務局長他2名の皆さんが我が社を訪問されました。マルブンの真鍋社長のところに企業訪問をしていたらしいのですが、飛行機に乗る前の時間があるということで、我が社に訪問をされました。

 少しの時間、我が社の経営指針を中心とした経営管理の仕組みについて、お話しをさせていただきました。皆さん感心して帰られましたが、私たちの会社もいままでの19年間の積み上げだということをお話しして、「こつこつとした地道な努力の積み重ねが大切なのだ」ということを双方で確認し、その場をお開きにしました。

 午後の会社の様子ですが、今日は普段より社員さんがたくさん机に座っています。(あれ・・・、営業の方は大丈夫かな?)などと思っておりましたら、今日は月末でした。皆さん月末の締めで、売上の集計をしたり、報告書を書いたりと、締めの事務作業をしていました。さあ、今月はどのような結果になったでしょうかね。先の全体会議では、「勝利!」という予定の報告が上がっていましたが。最終結果がどうなったでしょう。期待して報告を待つこととしましょう。

 夕方からは○○えひめの役員人事委員会が開催されました。この会社は社外理事を置き、自社の役員選考や役員報酬の決定、新規事業の取り組みなどにおいて、積極的に第三者の意見を求めています。そういう意味では、健全経営を目指す上で大切なことですね。いずれ、我が社も社外役員を置いて、色々な意見を聞きながら、より健全に経営が出来る体制をつくりたいですね。そんなことを思っています。

誠実さは大切ですね」

2006年05月30日 | 仕事
◆◆好感が持てる方

 今日は日中、色々な方の訪問がありました。その中で第一印象ばっちりの方が訪問されましたので、少し紹介します。

 アサヒ事務機の土居専務さんですが、私は今回が初対面です。私の所属している愛媛県IT推進協会のメンバーでもあり、今日は協会関連の用事で来社をされました。用件を伝える伝え方、コミュニケーションの間合いなど、私に配慮をしながら誠実に話す姿は、大変好感が持てました。決して口がうまいという印象ではありませんが、人柄を感じさせる話しぶりです。お伺いすると、営業で外販に出られているようですが、これだと、お客様の受けはすこぶるよいだろうなと、そんな感じがしました。30代といっていましたが、これからが楽しみな方です。頑張っていってほしいですね。

◆◆個人面談

 夕方はセールスエンジニア部の、浅田君の個人面談がありました。今月の予定は彼一人でしたので、何となく個人面談が久しぶりの感じがします。

 恒例で、現状の仕事の様子から聞いてゆきます。色々仕事ぶりを聞きましたが、仕事に対する取り組み姿勢は感心するものがあります。彼には今年入社をした村山君の教育係も担当してもらっていますが、先輩としての十分な責任感も感じられ、会社の期待に応えてくれているなという感じがしました。だだ、現在取り組んでいる我が社の委員会活動については、何のためにやるのかの理解が不十分なところもあり、今後の主体的な取り組みと理解が大切であることをアドバイスしました。

 和やかに、色々と話をしましたが、彼の前向きで好感の持てる人柄は、これからを十分に期待させるものでした。次回の面談まで、またいっそうの成長を期待していますね。頑張ってください。

◆◆文献作成

 今日は少し早めに帰宅して文献のレポートを作成しました。2冊仕上げましたよ。ふーっ。

良い感じ

2006年05月29日 | 仕事
◆◆お世話になっております

 今日は午前中、取引先銀行の支店長と担当者のお二人が来社され、融資の手続きと今後の仕事についての情報交換を行っておりました。この支店長は日頃からこのブログをよく見て頂いており、今日も来社されたときにはこのブログの話題となりました。おそらく、我が社に来るときには、ちゃんとこのブログに目を通してから見えられると思うのですが、良い意味で、営業の手本だと思います。

 支店長とかの立場になるとやることが多くなり、一顧客の細かなことに目を向けられなくなりそうですが、この支店長はその辺は抜かりがありませんね。それから、くる際には必ず我が社にとってためになる情報を持っていらっしゃいます。そういう点でも、我が社の幹部や社員さんも見習わなければなりませんね。顧客満足とは、こういうことを言うのだと思います。


◆◆松山市男女共同参画会議

 午後からは松山市男女共同参画推進会議に出席をしてきました。松山市から委嘱を受けて参加をしているものですが、これで3年目となります。やはりこのような会議に参加をしていると、女性の社会参加に対しては意識が上がり、我が社でも積極的に女性の経営参加を勧めてゆこうという気がしてきます。しかし、女性が働きやすい職場環境を作らないと、女性が重要な責任を担って働くことにはなりませんね。我が社のこれからの課題も多そうです。


◆◆チームワーク

 夕方からは社内で仕事をしていましたが、外販に出ていた社員さんも一人二人と帰ってきて、だんだん社内が賑やかになってきました。そして、それぞれの部門でミーティングをしたり、打ち合わせをしたりで、仕事に前向きに取り組んでいます。良い雰囲気ですよ。なかなか良い感じと思って、カメラを向けたら、皆さん、意識して他の方を向いてしまいます。「俺は社内報担当です」と言って何とか写真を撮ろうとしますが、なかなかうまく取れません。それでもとしつこく写真を撮ったのが、以下の写真です。我が社の様子です。これからも、もっともっと色々撮ってゆくのだと、決意を新たにしています。へへへ。


あーきたきた


しらんしらん


まだ気づいてない感じ


わたしゃ知りまへんで

先ずは自分から

2006年05月28日 | ノンカテゴリー
◆◆風邪がはやっているのか

 ここ数日、熱が出るというわけではなかったのですが、のどがいがいがしたり、咳が出たりと、ちょっと風邪かなと思う症状が出ていましたが、社内でも、何人かが体調不良で会社を休んだりしていました。どこかで聞いたのですが、インフルエンザが流行っているなどという事も聞きます。健康には要注意ですね。

 我が家の方でも、私以外は皆風邪を引いているようで(私も若干怪しい)、特に、一番下の子供は結構熱があり、普段は家の中を走り回っていますが、さすがにきついらしく、ここしばらくはおとなしくしています。しかし、それでも大人と違って少々の熱でも起き上がっているのはたいしたものです。

 「修身・斉家・治国・平天下」・・・明徳塾で学んでいますが、先ずは自分自身をしっかり修める事が大切ですね。それが家を良くし、会社を、地域を、そして、国を良くすることでしょうか。その基本は自分自身の健康管理ということでしょうか。

 明日から一週間、しっかり頑張って仕事が出来るよう、今日のところは早く寝ます。お休みなさい。

土曜日出勤

2006年05月27日 | 仕事
◆◆問題意識を持つ

 今日は土曜日ですが、全社員出勤の日でした。我が社の場合、土曜の出勤日については、外勤の者でも社内で溜まっている事務処理をしたり、日頃部門でミーティングが出来ない場合はそのミーティングに充てたりと、多くの社員さんが社内でいる時間を長く取っています。私の方も、社内にいて、担当者とのミーティングを行ったり、その他色々事務的なことをやっていました

 途中開発部門の石丸さんから相談がありました。年間で自分のやらなければならないことをどのように取り組み、そして、どう進捗管理をするか、そのことが自分で納得できるようになっていないとのことでした。色々話をしてみますと、まだ十分に目標が明確になっていないこと、そして、現状がどのようになっているのか良くつかめていないことが原因のようです。

 何とかしなければならないということは感じているのですが、具体的にどうしていったらよいか分からない、そんな様子でした。仕事を前向きにとらえて、何とかしてゆこうとする石丸さんの姿勢は大変共感できるもので、ここはちゃんと相談に乗らなければならないと、色々アドバイスをさせてもらいました。

 今月の課題文献も丁度「問題解決入門」という本なので、そのあたりの解説もしながら、今後の方向性を確認しあいました。石丸さんの仕事の参考書を買う必要があったので、一緒に本屋さんへ出かけました。行き帰りで、色々コミュニケーションを取ることが出来、相互理解をする上で大変良い時間となりました。

◆◆仕事を標準化する

 夕方からは幹部とITソリューション営業部が集まり、ITコンサル部の河内さんが講師になって、仕事の標準化の勉強会をしました。UMLという標準化をする言語を使っての勉強会ですが、大変勉強になりました。仕事の流れを分かりやすく図式化する、そういう勉強なのですが、今後の仕事における色々な場面で役に立つと思います。参加した社員さんも真剣に講義を聴き、いくつかの質問も出たりと、良い勉強会になりました。準備をしてもらった河内さん、そして新人の城戸さんご苦労様でした。

月次の全体会議

2006年05月26日 | 仕事
◆◆テスト

 今日は月に一度の全体会議がありました。5月の幹部会報告、5月の実績報告、そして、次月の取り組みについて、色々ディスカッションしました。今年度に入って二ヶ月が過ぎ、自分たちの取り組む経営課題にうまく進んでいるもの、そうでないものが、だいたい明確になってきました。今日は部門長にそれらのことを総括してもらい、特にうまく行っていないものについては、その対策を考え、次月にしっかり活かしてもらうようお願いをしました。

 また、恒例の「理念テスト」がありました。今年の経営方針は。全社で「我が社の使命」について深めようと言うことですが、担当のショップグループが工夫をして、テストを作ってくれています。30分ほどのテストですが、何となくその時間はどきどきしますね。皆の答案用紙に記入するカツカツという音が静かな部屋に響き、何となく学生に戻ったような気がします。

 私の方も、私のテストのできが悪かったのでは示しがつかないということで、かなり、気合いを入れて回答をしています。社員さんに点数で負けるわけにはいかないですから、結構気合いが入っていますよ。

 ところで、前回のテストでは、「我が社の使命」を一字一句間違えずに書きなさいという質問があり、私の方は漢字の送りがなを間違ってしまい、少し得点を下げてしまいました。どうも、前回はそのような間違いが他でもあったのでしょう。今回も前回と同様、同じような質問がありました。今回は、そのあたり注意して、回答をしましたよ。(セーフ!!)

 まあ、今更テストなどと思う人もいるでしょうが、まあ、このような理念の深める方法もありだと思っています。テストを作る側、そして受ける側、それぞれに我が社の経営理念にまともに向き合うわけですから、良いやり方だと思っています。そして、理念に対する考え方を述べる250字の小論文もあり、色々考えされられます。勉強になりますね。こんな事をやりながら、だんだん理念を身近なものにして、日常に仕事に役立てていってほしいと思います。

 だんだん学ぶ社風が出来上がりつつありますね。ショップの皆さんご苦労様です。全社員の採点をするのも大変でしょうが、頑張ってくださいね。

 ところで、最近はショップの皆さんが先生のように思えてきたりして、ははは・・・、お手柔らかにね。

ふうっー!

2006年05月25日 | 仕事
◆◆少し一息

 今週は所属している団体の総会が重なり、結構バタバタとした一週間になりました。そしてどの団体も一応役員をやっているものですから、色々気を遣うこともあり、気分的にはちょっと余裕がなくなっているのかもしれませんね。

 今日は、それらのことが一段落ついたので、溜まっている書類の整理や、やらなければならないことの再確認、もちろん至急の決済処理など、色々社内でやっていました。そして、先ずは追い立てられることもなかったので、(少し一息つけたかな)などと思っております。


◆◆経営研究会の理事会

 夜はそれでも、愛媛経営研究会の理事会がありました。早く帰って休みたかったのですが、責任もあるので出席をしました。各委員会の活動報告があり、次月の例会の進行について議論をしました。次月の例会は「財務についての勉強」ということで、決算書を通して経営を考えることが出来るそうで、色々ためになりそうな例会となりそうです。
 また、7月は会外の人たちにも呼びかけて、講演会を企画しております。その取り組みについても説明があり、もうしばらくすると動員で忙しくなりそうです。
 理事会が終わったら、野村委員長に食事を誘われましたが、今日のところは、お断りをして、さっさと家に帰ってきました。

 ところで、夕方会社を出る際会議室を覗きましたら、マネジメントゲーム委員会が重藤君を中心に、勉強会を開催していました。かなりな人数で委員会を開催していましたが、皆熱心な顔をして勉強していましたよ。どうも今回は「決算」のところの勉強をしていたようで、だんだんゲームの核心に迫ってきたようです。今後が楽しみですね。参加した皆さんはご苦労様でした。

大変活気がありました

2006年05月24日 | 中小企業家同友会


◆◆またまた総会

 今週は総会が続きます。今日は松山市内の全日空ホテルで、愛媛県中小企業家同友会第22回総会が開催されました。この総会は、総会・記念講演・懇親会の3部構成で開催され、最大170人を超える人たちで、盛大に開催されました。

 総会では今年度からスタートする第4次中期ビジョンが発表され、新支部開設の発表と共に、将来を展望する時間となりました。また、記念講演では、宮崎同友会から、株式会社ゴロープロダクツ代表取締役の内田五郎氏が、「社員の人生に責任を持つ経営とは」ということで、自社の人材育成について話をされました。日頃の人材育成の苦労談と、社員さんの目線にたった指導の重要性を分かりやすい言葉でお話しを頂きました。

 そして、その後大懇親会です。加戸愛媛県知事、木村松山市助役、小松愛媛大学学長、神森松山大学学長他、県職員、松山市職員、大学教授の方々など、たくさんの来賓をお招きし、会員経営者と共に良き交流を深めました。

 その後は、またまた、大二次会です。たくさんの来賓や会員の方が集まり、楽しく懇親を深めました。

 それにしても、今月は総会が続きます。出席できなかったものも考えれば、たくさんの総会がありました。まだまだ、来月まで色々続きそうです。少々うんざり。

人間を知ると言うこと

2006年05月23日 | 仕事
◆◆社会不安障害

 何かのニュースでやっていたのですが、最近はこの社会不安障害(SAD)という病気にかかっている人が大変多いといいます。そして、この病気は本人が病気であるという自覚がなく、「自分の性格によるもの」と思っているらしい。であるから、適切な治療が出来ないで、本人が一人で悩むこととなっているそうな・・・。

 あわただしく過ぎてゆくこの社会の中で、健康な人間であっても、人間はなかなか生きにくくなっています。色々な意味で、自分の健康には目を向けて行かなければなりませんね。また、職場においても、管理者が部下の健康状態を良く観察し、適切なアドバイスも必要でしょう。そういう意味で、経営者を含めて、管理者は「人間」の理解が大切だと思います。、

------以下 「e治験.COM」 参照 http://www.e-chiken.com/shikkan/sad.htm

●社会不安障害(Social Anxiety Disorder: SAD エスエーディー)とは

 ・会議などで発表したり、意見を言ったりする
 ・人前で電話をかける
 ・権威ある人(学校の先生や職場の上司)や良く知らない人と話をする
 ・多くの人の前で話したり、歌を歌ったりする

 このような状況に自分が置かれたり、また、このような状況に自分が置かれることを想像するとき、「緊張したり」「不安を感じたり」することは誰でもあると思います。
 SADは、このような状況で普通の人よりも「強い不安」を感じたり、それらの状況を「避ける」ことにより、毎日の生活や仕事に支障をきたしてしまう病気です。

 また、SADの患者さんは、上記の他にも、普通の人であれば特に「緊張したり」「不安を感じたり」することのない次のような状況でも「強い不安」を感じることがあります。
 ・趣味のサークル、PTA、ゼミ等のグループ活動に参加する
 ・レストラン、喫茶店、居酒屋等で飲食をする
 ・職場や学校など、人前で仕事をしたり字を書く
 ・会議やゼミ等他の人たちがいる部屋に入る
 ・人と目を合わせる
 ・来客を迎える
 ・自分を紹介される

●SADの患者さんが、このような状況に「強い不安」を感じるとき、具体的には次のような症状が現れてきます。
 ・手足が震える
 ・息が苦しくなる
 ・動悸がする
 ・大量の汗をかく
 ・顔が赤くなる
 ・声が出なくなる
 ・頻繁にトイレにいきたくなる など

●社会不安障害(SAD)の患者さんの特徴

 SADの患者さんは、人前で自分が何かおかしなことをしてしまうのではないかという「強い不安」を抱き、また、それを他の人に気づかれまいとして、不安のもととなる状況を避けようとします。
 例えば、「話をしているときに声が震えたり、顔がひきつったりしていると他の人に気づかれて恥ずかしい思いをするのではないかと考えて非常に不安になる」、「手が震えていることを気づかれるのではないかと心配になり、他の人がいるところで食事をしたり、字を書いたりすることを避ける」といったことです。

 SADは、以前「対人恐怖症」と呼ばれていたものの一部分の症状(strikethrough: 疾患(病気))であり、患者さんの特徴として次のことがあげられます。
 ・劣等感が強い
 ・自分に自信がもてない
 ・人前で恥をかくのではないか、変な人と思われるのではないかと強く心配する
 ・他人の評価に敏感である

●社会不安障害(SAD)の患者さんは治療の機会を逃しています。

 海外では、SADは一般的に理解度が低く、治療の機会を得にくい病気とされています。
 左のグラフにもあるとおり、海外で行われた調査によれば、SADの患者さんの約2/3は病院に行っておらず、また、病院に行っている場合でも「自分がSADであると認識して受診した」患者さんは3%にすぎないという結果となっており、治療の機会を自ら逃していることがうかがえます。

 一方、日本では、SADという名称や病気の症状については、あまり認知されておらず、その症状の原因を「自分の性格のせい」であると思って、治療を受けていない(病院に行っていない)方が多いようです。

 SADは発病すると、他の精神疾患(うつ病、アルコール中毒、パニック障害など)を併発する割合が70%を超えるとも言われていますので、SADの症状が現れている場合は、それは「性格のせい」ではなく「病気である」と認識して、早めに専門医(精神科や心療内科)の診断を受けてください

●社会不安障害(SAD)の治療法

 SADの治療法には大きく分けて、薬物療法と認知行動療法の2つがあります。実際の治療では、この2つの治療法を併用することが多くなっています。

【薬物療法】
 最近の研究では、SADは脳(セロトニン神経系とドーパミン神経系)の機能障害により発症するのではないかと推測されており、現在もその発症原因について、世界中で研究が進められています。
 海外では、早い時期から薬物による治療の研究が盛んに行われており、既にSADの治療薬として承認され、患者さんの治療に使われている薬(一般名:パロキセチンなど)もあります。

 一方、日本では、SADという病名で国(厚生労働省)に承認されている薬は一つしかなく(一般名:フルボキサミン)、患者さんの症状により抗うつ薬や抗不安薬なども治療で用いられています。
 現在、SADという病名で承認を受けるために進められている治験(国から薬として承認を受けるための臨床試験のことです)もあります。

【認知行動療法】
 認知行動療法は薬物療法より歴史が長く、精神療法の中でも重要と考えられている治療法ですが、日本ではあまり知られていません。 認知行動療法では、エクスポージャー、ソーシャルスキルトレーニング(社会技術訓練)などの方法を用いて、実際に恐怖を感じる場面に直面したときに感じる不安感を自分自身でコントロールできるようにします。

 薬物療法と違い、副作用が少ないのが利点ですが、患者さん自身もかなり努力しなければなりません。そのため、認知行動療法では、問題点を順番に洗い出していき、解決できそうな問題、患者さん自身も大きな不安と感じないような小さな問題から順番に解決していくという方法がとられます。
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 ニュースでは「9割以上の人が、薬を飲み、認知行動療法をとることで直る」とか言っていました。とにかく、もし、思い当たる人がいたら、早く病院に行って治療した方がよいですね。
 
 人を預かっている経営者として、今回のような情報は重要ですね。精神論だけで社員さんを扱っているとしたら、それは問題です。日頃から、社員さんとの気楽なコミュニケーションのなかで社員さんの健康状態にはよく注意し、色々と「人間」に関する科学的情報は持っておく必要がありますね。そうすれば、社員さんに対する適切な対処と共に、良い人育ても出来て行くのではないかと思います。

楽がしたいと言う気持ちもある

2006年05月22日 | 仕事
◆◆第20回総会

 「社団法人全国陸上無線協会四国支部第20回総会の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。本日はご来賓に四国総合通信局から伊形無線通信部長様、岡田上席電波検査官様にご出席を頂き、このような総会が開催されますこと、深く感謝申し上げますと共に心より御礼申し上げます。また、・・・・」

 四国支部長として初めて迎える総会のなかで、当然の役目としての総会における開会の挨拶ですが、普段しゃべらない言葉を使っての挨拶は、少々気を遣います。早口にならぬよう気をつけて、無事挨拶をすますことが出来ました。役目とはいえ、本当のところは、避けて通りたいところです。へへへ、もう良い歳なのですから、こんなことを言っていたらだめですね。

 本題の、私が議長を行う総会議事の方も、全議案で問題なく進み、昨年度の事業、決算、今年度事業計画、予算など、スムーズに承認を頂きました。総会の後は来賓の皆さん、支部会員の皆さんで懇親会を行い、無事今年度のスタートを切りました。

 ところで、この私が所属する陸上無線協会ですが、近年の移動体通信(携帯)の普及とデジタル化の波で大きく外部環境が変化をしています。単なる音声のみの無線通信では、他の通信手段との差別化が出来なくなってきています。また、通信、放送、情報処理の融合などが言われる昨今、協会の方でも、無線とデータ通信、情報処理などを組み合わせたシステムの提案が急務だろうと思います。新しいシステム商品を作り、新しいビジネスモデルで商売を進めてゆく事を考えないと、なかなか売れない時代となっています。今回は色々な会員の皆さんとコミュニケーションを進めながら、そのようなことを感じました。そういう意味でも、会員の皆さんの相互の協力が出来る、この協会の存在意義もあるのかと思います。頑張ってゆかねばなりませんね。


◆◆幹部会

 総会の懇親会ではビールを飲むのを控え、夜に行われた我が社の幹部会に出席をするため会社に帰ってきました。定例の月次の幹部会ですので、私のいないときは坂野専務が進行をします。私が参加したときには、月次の業績報告もなされ、色々ある経営課題の取り組み状況が報告されていました。

 我が社が行っているKPI/KPL指標による進捗管理ですが、今年度始まって2ヶ月が過ぎようとし、そろそろ進捗が思うようにいかない経営課題も見えてきたところです。当然のことですが、進捗がおくれている経営課題については、早急に手を打つ必要がありますね。宜しくお願いしますね。何が原因かをよく考え、幹部が責任を持って修正を行ってほしいと思います。

 また、幹部会ではこんなことも言いました。

「幹部の率先垂範が大切です。物事をやりきるエネルギーは私たち幹部から積極的に発していく必要があります。やる気は私たちが見せるのですよ」

 ブログに書いてしまえばこのような言葉になりますが、実際は「部門でうまく行かないことがあるなら、それはリーダーの問題や。リーダーがぼーっと考えていたのでは何もうまく行かん、我々リーダーのやる気が大事や!」と言って叫んでいました。と、まあ、いつもの私なのですが、とにかく、挨拶、返事、部下へのねぎらいの言葉、日々のコミュニケーションなど、そういうところから、今一度点検をしてもらって、元気よく仕事に取り組んで下さいね、とお願いをしておきました。しかし、こんなことを言う私の方もつらいのです。嫌われるのは覚悟していますが、言ったことは全部自分に返ってきますからね。

 そんなことで、無事?幹部会を終えることが出来ました。まあ、幹部はとにかく激しく行かないとね。????

 幹部会が終わり、会社に残っている社員さんに声をかけ、皆さん元気に仕事に取り組んでいるのを確認し、会社を後にしました。自分で言うのも何ですが、我が社は前向きな、よい社風が形成されてきているように感じます。

国を越えて

2006年05月21日 | 仕事
◆◆久しぶりの再会

 今日は久しぶりに中国の友人と会っていました。四年ぶりですかね。名前は雷武朝といい、中国珠海で海運会社の社長をしています。知り合ったのは14年前ですが、その時は、彼は日本でまだ働いていました。なぜか性分が合い、単なる友人と言うよりも親友といえる関係です。かれは、日本で旅行会社とガスを運搬する海運会社の仕事を経験し、8年くらい前に中国へ帰りました。

 彼は西安出身だったので、西安には彼と四度ほど訪問しています。西安は歴史的に大変重要な意味を持つ大都市で、その時は人口600万とも言っていました。秦の始皇帝の大きなお墓があることでも有名ですね。訪問をして、IT視察やビジネスの可能性について研究をしたことを覚えています。

 彼は中国へ帰って珠海で海運会社を創業し、現在は船を5隻持つほどの会社になりました。今回の来日は新しい船を購入することが目的のようです。彼も色々苦労をしたようです。久しぶりの再会で話も弾み、お互いの経営者としての苦労話で盛り上がりました。


◆◆経営理念

 雷さんから、彼の経営についての考え方を色々聞くことが出来ました。そして、少し驚いたことは、彼の考え方が「社員と共に学び成長する」という、かなり日本的な経営をしているということです。「お金の前に人間です」という言葉は、私の中国的ビジネス観からすれば、少々驚きました。元々彼の性格は十分分かっているので、そのようなことを言うのは理解できるのですが、それを現実に実践しているとは驚きです。そして、話をすればするほど、国は違えど経営の根本は同じだということを、再確認することが出来ました。

 彼とは良い情報交換が出来ました。「今度は珠海に来てください」というお誘いもあり、一度訪問してみようと思っています。彼の奥さんも中国人ですが、伊予銀行に勤めていたこともあり、松山とは切っても切れない関係です。末永くつきあってゆこうと思っています。

 そんなことで、国を超えてある、良き友人の存在を再確認して、満足気分の一日でした。

声なき声を大切にする

2006年05月20日 | 仕事
◆◆就業規則の説明会

 今日は午前中、全社で就業規則の説明会を開催しました。これは社員さんの要望もあり、また、最近の新入社員さんの増加のこともありで、社内ルールの再確認の必要性からも開催することとなりました。

 セールスサポート部(総務)が音頭を取って行いましたが、就業規則の説明については我が社の顧問先でもある、横本社会保険労務士事務所の横本先生が説明をされました。先生は、パワーポイントで我が社の就業規則を簡潔にまとめ、社員の皆さんに分かりやすく説明をしていただきました。また、就業規則の説明だけでなく、我が社がどのような社風の会社を目指してゆけばよいのか、先生の経験を交えてアドバイスを頂きました。大変参考になりました。有り難うございました。

 
◆◆資格取得について

 横本先生の就業規則の説明の後、質疑応答がありました。その中で資格取得手当についての質問がありましたね。これについては、早急に対応しなくてはなりません。現在の対象となる資格の呼び名が以前と変わっていたり、形を変えている物もあります。また、我が社の業務に必要な新しい資格がでてきたり、また、その他自己啓発を促進するような資格を取得した社員さんが出てきたり、そういった意味で、我が社の理念に照らし合わせ、その扱いを再検討する必要があります。

 それらのことについては会議終了後、総務の方に確認をしましたが、早速対応をしているようです。今日の会議の内容と、総務としてどのように対応してゆくのか、それらの方向性を示した形で社員の皆さんへ書類が回るようです。また、現状の資格取得状況と今後必要な資格の種類について併せてアンケートもするようですので、協力をお願いしますね。皆さんの色々な意見も聞きながら、我が社を発展させる良い就業規則にしてゆきたいものです。ご協力宜しくお願いいたします。


◆◆コンサル部門ミーティング

 就業規則説明会の後、ITコンサル・コーディネート部門の臨時ミーティングを開催しました。私が日頃から思っていることもあり、また、現在の仕事の入り具合からも、今集まって打ち合わせをしておいた方が良いだろうと言うことで、開催しました。

 私の方から、ITコンサル・コーディネート部門の仕事の流れの整理とそれぞれの場面での役割分担、また、今後のコンサル部門の組織充実の方向性など提案をし、皆さんと意見交換をしながら確認をし合いました。今回のミーティングでコンサル部門としての業務のあり方がより明確になったので、これからの業務は、さらにインプットとアウトプットがスムーズになることだろうと思います。このあたりの一連の流れを確立することで、我が社のしっかりとしたノウハウにしてゆきたいですね。宜しくお願いしますね。


◆◆経営研究会リーダーシップ委員会

 今日の夜は、経営研究会のリーダーシップ委員会が伊予市の厚生年金会館(以前の呼び名で、今は名前が変わっているようです)で開催されました。私の方は「我が社の人材育成」と言うことで発表を頼まれましたので、資料を用意して出席をしてきました。

 私の前に若城副会長(岩城電機商会社長)も「我が社の人材育成」について話をされ、古参社員さんの人材育成に関する苦労話や後継者問題などについて、本音の話をして頂きました。私の方は現在取り組んでいる経営指針を中心とした社内浸透の仕組みや、個人面談の制度など紹介をしてきました。各社人材育成にはかなりの問題意識を持っており、我々の発表の後も色々なことの意見交換がなされました。夜も深まり、お酒も入ってで、野村委員長、市川委員長のボルテージも上がり、有意義な勉強会となりました。

 しかし、前向きな経営者の集まりは、お酒を飲んでいてもネガティブな話にはなりません。いいですね。良い仲間達です。

社員さんの成長

2006年05月19日 | 仕事
◆◆東京出張二日目

 昨日から引き続き東京で企業訪問をしています。昨日は○○メディアという、インターネット放送局の視察でしたが、今日は午前中△△シアターというこれまた現在急激に加入者数を伸ばしているインターネット放送局の視察でした。コンテンツの構成やマンマシンインターフェイスの設計コンセプト、また、今後の課題など情報収集をしました。

そして午後からは、メジャーのインターネットポータルサイトを訪問してきました。コンテンツを作り込む上での注意点や、サイトを構築する上での設計思想の重要性など、こと細かくアドバイスを頂いてきました。昨日今日と頂いた情報は、これからの仕事に十分役立ちそうですよ。

 ところで、今回訪問したいずれの企業も、若い人達の活躍が目立ちます。自由な発想で色々なことを考えており、本当に将来性を感じさせます。また、女性の活躍も目立ちました。今日の午前中訪問した企業は、エンジニアの若い女性が対応をしていただきましたが、しっかりとしたプレゼンテーションと受け答えをしていただき、その対応振りにすこぶる感心をした次第でした。私たちの企業でも、もちろん、若い人たちや女性の戦力化は重要ですよね。若い社員の皆さんは、頑張ってほしいものです。


◆◆取引先との会食
 
 バタバタとしましたが、何とか夕方の航空便で松山に帰ってきました。松山に着いて本社に立ち寄りますと、今日は金曜日ですのでマネジメントゲームの勉強会をしています。12名ほど会議室に集まっているようでしたが、皆真剣な顔をして取り組んでいます。こんな風景を見ていると、だんだん自主性のある社風になってきたなと、嬉しく思っています。

 少し会社に寄った後、全日空にてT取引先からの会食に招待をされました。現在の事業の方向性を確認し合い、担当者を含めてお互いの親睦を深めました。重藤グループ長も同行をしていましたが、相手取引先から大森君の成長ぶりを褒めていただき、二人で顔を見合わせ喜んだ次第です。社員さんの成長を他社から褒めてもらうのは、私たちにとって本当に嬉しいことです。

 2時間ほど、良き懇親を深めて、会食を終えました。ご苦労様でした。
 

色々訪問されました

2006年05月17日 | 仕事
◆◆松下経営

 一昨日、昨日と出張に出ていましたので、今日は決裁書類がたくさん溜まっています。それらに目を通したり、郵便物の整理など、午前中は事務処理で時間が過ぎていきました。午後からは松下電機関連のグループ会社の訪問がありました。本社の副社長さんの来社で、挨拶回りとのことでした。

 色々と我が社の現状の取り組みを話したり、要望事項を話したりしましたが、そのグループ会社が松下電送の流れもある会社なので、私が購読をしている月刊「理念と経営」の話もさせていただきました。この雑誌のお世話をしていただいている方が、元松下電送の社長さんだったので、しばらくの間「松下幸之助の経営理念」について話題になりましたよ。


◆◆情報セキュリティマネジメントシステム

 その後は、私の勉強仲間の安齋さん(トランセンス株式会社社長)が、栃木県宇都宮市より社員さん一名を連れて来社をされました。訪問の目的はISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)を社内に構築したいとのことで、我が社の取り組みを勉強したいということでした。

 安齋さんは、以前、私と一緒にISMSの審査員資格を取得するセミナーを受講しました。また、日本創造教育研究所の勉強仲間でもあり、TTコースのファシリテーターも一緒にしました。そういう点では、気心の知れた仲間でもあり、また、経営者の大先輩としても尊敬する方です。

 2時間ほどでしたが、熱心にこちらのレクチャーに耳を傾け、社員さんと共にメモを丁寧に取られていました。今年中にISMSを構築すると言うことですので、頑張ってやっていただきたいと思います。また、我が社の方も少し先行している先輩として、良きアドバイスが出来ればと思っています。

 安齋さん一行は、日帰り出張と言うことで、効率よく時間を使って帰って行かれました。


◆◆岡山県中小企業家同友会

 安齋さん達と入れ違いに、岡山県中小企業家同友会の会員さん6名が我が社を訪問されました。義農味噌の田中社長のところに企業訪問をし、勉強会をされていたそうですが、ビズポートの愛媛同友会事務局を訪問するがてら、我が社の方にも立ち寄られました。せっかく訪問されたので、我が社の経営の取り組みと、愛媛同友会の運動方針など、話をさせていただきました。短い時間でしたので、一方的な話となりましたが、我が社を訪ねていただいたこと、嬉しく思います。

 ところで、ITコンサル・コーディネート部の河内さんには、安齋さん一行が来社することの準備や送り迎えをしてもらいましたが、細かな指示を出さなくてもきちんと準備をして対応をしてもらうことが出来ました。また、ミーティング中も河内さんからの適切なISMS取得の実務についてレクチャーをしてもらい、大変助かりました。自主性のある仕事ぶりには感心しましよ。有り難うね。