◆◆ウメオ市
昨日の夜ウメオ市に入り、一夜明けて、いよいよ今回の大目的である、ウメオ大学との連携協議に出かけました。
ホテル玄関(地味な玄関ですが、中は家庭的な暖かみのある感じの良いホテルです)
◆◆ホテルを後に、ウメオ大学へ
途中、シルバー住宅の見学をしました。高齢者向けの一般アパートを改良して、体の不自由な人が医療・介護サービスが受けられる施設として運営をされているそうです。この施設は以前の古いものらしく、最近は、介護環境が行き届いた新しい施設が、市内にいくつも出来ているそうです。
シルバーホーム
シルバーホームの内部(人の写真は個人情報保護の関係で写せません。スウェーデンはかなりうるさいそうです)
地域医療センター(市民向け初期段階の医療・保険対応施設、日本でいう町医者)
◆◆制度の違い
医療・福祉制度に関しては、日本とスウェーデンでは大きく違うことを認識しておかねばなりません。日本では、基本的に医療は民間で行い、保健福祉については行政が多くを担っています。しかし、スウェーデンでは医療・保健・福祉サービス全般を行政が行いますので、政策的に統一が取れた、大変行き届いたサービスが提供されています。そして、その財源は市民からの高い税金でまかなわれています。ですので、それらのサービスは、すべて、無料で行われます。
◆◆スウェーデンウメオ大学
大学レストランから見た、ウメオ大学・医学部
ウメオ大学・加齢センター(愛媛大学などでは抗加齢センターといっている)
◆◆認知症患者への治療現場
加齢センターの中で、認知症患者への治療現場を見せていただきました。認知症患者が徘徊を行った場合でも、それに対応できる部屋の間取りや廊下の作り、そして、ナースステーションの配置など、色々見学をしました。
診察室で、医療情報一元化データベースを見せていただきました。一人の患者に関する診察、検査、入院などで収集されるあらゆるデーター(レントゲンなどの画像データも含む)がコンピューターに一元化されています。それが県単位で集約され国の医療ネットワークとしてつながっています。医者は、診察室からも、自宅からも、研究室からも、どこからでも患者のデータを見ることが出来、治療の指示や投薬が出来ます。もちろん患者のカルテも電子データーとして集約されています。
医者同士の紹介状やその他面倒な事務処理も、このデータベースを使って能率良く処理できるようになっています。
データベース端末(診察室にて)
◆◆コンピュータサイエンス学部へ
加齢センターでは医療制度やITを使った医療システムの紹介を細かくしていただき、その後、コンピュータサイエンス学部へ移動しました。
吹き抜け囲んで、学生の実習室や研究室が並んでいます。
コンピュータサイエンス学部研究室入り口
木材の柱を使った暖かみのある研究室が並んでいます
◆◆脳の研究
スウェーデンでは、国の規模で脳に関係する研究者が一堂に集い、専門的に脳の研究を進めているそうです。また、他国との連携も行い、様々な研究をしているそうですが、今回は、コンピュータを使って脳の退化した部分を活性化させる治療システムや、バーチャルリアリティを応用した医療用(手術シュミレーション)のシステムの紹介など、これからの技術を色々見せていただきました。このようなものを見ていると、コンピューターの医療分野への応用はこれから大変楽しみなものがあると感じましたよ。
◆◆我が社との連携協議
テレビ会議を利用してフィンランドにいる教授とも打ち合わせ
今回の最大の目的である、ウメオ大学との連携の話しを行いました。前回、松山にスウェーデン一行が来たときに、大筋の合意は行い協定を結んでいましたが、今回は、具体的内容に関して、色々詰め作業を行いました。また、来年度以降の取り組みについても、おおよそ5年計画の内容を検討しました。当然、双方にコストが発生するので、そのあたり処理についても色々議論をしました。互いの思い入れもありますので、かなり熱の入った、激論になりました。通訳のK女史も思わず熱くなって通訳をしていただきましたが、互いが本音を出し合うことで、良いミーティングになることが出来ました。まあ、K女史に関しては、かなり間に挟まって疲れた様子でしたが。
ミーティングが終わった後の記念写真
◆◆食事をしましょう
ミーティングが終わり、続きは月曜日にということで、皆で食事に出かけました。正直言って、良いパートナー達に恵まれたと思います。互いの色々な立場や状況があるのですが、それらを乗り越え、目的を達成することに大変誠実に取り組んでいる人達です。そういう意味でも、今回のプロジェクトは成功させたいと思っています。
関係者の皆さんとレストランでの記念写真
楽しく歓談し、スウェーデン料理を美味しく食べ、今日の一日を終えました。
明日は、一時、フィンランドへ移動です。今回のプロジェクトのIT担当教授の自宅に伺います。彼は、フィンランドからウメオ大学に来ているそうです。なかなか愉快な教授で、親しみやすい、暖かみのある人柄です。自宅に招待してくれ、膝を交えて開発の打ち合わせをしてくれるそうです。明日も楽しみです。
昨日の夜ウメオ市に入り、一夜明けて、いよいよ今回の大目的である、ウメオ大学との連携協議に出かけました。
ホテル玄関(地味な玄関ですが、中は家庭的な暖かみのある感じの良いホテルです)
◆◆ホテルを後に、ウメオ大学へ
途中、シルバー住宅の見学をしました。高齢者向けの一般アパートを改良して、体の不自由な人が医療・介護サービスが受けられる施設として運営をされているそうです。この施設は以前の古いものらしく、最近は、介護環境が行き届いた新しい施設が、市内にいくつも出来ているそうです。
シルバーホーム
シルバーホームの内部(人の写真は個人情報保護の関係で写せません。スウェーデンはかなりうるさいそうです)
地域医療センター(市民向け初期段階の医療・保険対応施設、日本でいう町医者)
◆◆制度の違い
医療・福祉制度に関しては、日本とスウェーデンでは大きく違うことを認識しておかねばなりません。日本では、基本的に医療は民間で行い、保健福祉については行政が多くを担っています。しかし、スウェーデンでは医療・保健・福祉サービス全般を行政が行いますので、政策的に統一が取れた、大変行き届いたサービスが提供されています。そして、その財源は市民からの高い税金でまかなわれています。ですので、それらのサービスは、すべて、無料で行われます。
◆◆スウェーデンウメオ大学
大学レストランから見た、ウメオ大学・医学部
ウメオ大学・加齢センター(愛媛大学などでは抗加齢センターといっている)
◆◆認知症患者への治療現場
加齢センターの中で、認知症患者への治療現場を見せていただきました。認知症患者が徘徊を行った場合でも、それに対応できる部屋の間取りや廊下の作り、そして、ナースステーションの配置など、色々見学をしました。
診察室で、医療情報一元化データベースを見せていただきました。一人の患者に関する診察、検査、入院などで収集されるあらゆるデーター(レントゲンなどの画像データも含む)がコンピューターに一元化されています。それが県単位で集約され国の医療ネットワークとしてつながっています。医者は、診察室からも、自宅からも、研究室からも、どこからでも患者のデータを見ることが出来、治療の指示や投薬が出来ます。もちろん患者のカルテも電子データーとして集約されています。
医者同士の紹介状やその他面倒な事務処理も、このデータベースを使って能率良く処理できるようになっています。
データベース端末(診察室にて)
◆◆コンピュータサイエンス学部へ
加齢センターでは医療制度やITを使った医療システムの紹介を細かくしていただき、その後、コンピュータサイエンス学部へ移動しました。
吹き抜け囲んで、学生の実習室や研究室が並んでいます。
コンピュータサイエンス学部研究室入り口
木材の柱を使った暖かみのある研究室が並んでいます
◆◆脳の研究
スウェーデンでは、国の規模で脳に関係する研究者が一堂に集い、専門的に脳の研究を進めているそうです。また、他国との連携も行い、様々な研究をしているそうですが、今回は、コンピュータを使って脳の退化した部分を活性化させる治療システムや、バーチャルリアリティを応用した医療用(手術シュミレーション)のシステムの紹介など、これからの技術を色々見せていただきました。このようなものを見ていると、コンピューターの医療分野への応用はこれから大変楽しみなものがあると感じましたよ。
◆◆我が社との連携協議
テレビ会議を利用してフィンランドにいる教授とも打ち合わせ
今回の最大の目的である、ウメオ大学との連携の話しを行いました。前回、松山にスウェーデン一行が来たときに、大筋の合意は行い協定を結んでいましたが、今回は、具体的内容に関して、色々詰め作業を行いました。また、来年度以降の取り組みについても、おおよそ5年計画の内容を検討しました。当然、双方にコストが発生するので、そのあたり処理についても色々議論をしました。互いの思い入れもありますので、かなり熱の入った、激論になりました。通訳のK女史も思わず熱くなって通訳をしていただきましたが、互いが本音を出し合うことで、良いミーティングになることが出来ました。まあ、K女史に関しては、かなり間に挟まって疲れた様子でしたが。
ミーティングが終わった後の記念写真
◆◆食事をしましょう
ミーティングが終わり、続きは月曜日にということで、皆で食事に出かけました。正直言って、良いパートナー達に恵まれたと思います。互いの色々な立場や状況があるのですが、それらを乗り越え、目的を達成することに大変誠実に取り組んでいる人達です。そういう意味でも、今回のプロジェクトは成功させたいと思っています。
関係者の皆さんとレストランでの記念写真
楽しく歓談し、スウェーデン料理を美味しく食べ、今日の一日を終えました。
明日は、一時、フィンランドへ移動です。今回のプロジェクトのIT担当教授の自宅に伺います。彼は、フィンランドからウメオ大学に来ているそうです。なかなか愉快な教授で、親しみやすい、暖かみのある人柄です。自宅に招待してくれ、膝を交えて開発の打ち合わせをしてくれるそうです。明日も楽しみです。