イシモチのスープ

昨夜の料理は、イシモチのスープ。

私にとってイシモチの料理と言うと、イシモチそばが一番印象的な料理です。
イシモチの骨でスープを取り、その身の方は拍子切りにして粉を付け油で揚げ、ラーメンの具にします。
骨で採ったスープは白濁して非常にコクがあり、無茶苦茶美味しかった記憶があります。
どこかで食べ、真似して自分でも作った記憶があるのですが、いつ頃のことか覚えがありません。
多分神戸の中華料理屋さんだったような気がするのですが、もう何十年も前の話です。

さて、昨日は近所のスーパーでなかなか活きの良いイシモチを見つけ、早速購入。
どう調理しようかと迷いつつ、上記経験もあり、３枚に卸し骨は出汁を取り、身の方はブレンダーで攪乱しミンチに、
それらを使って肉団子スープにすることにしました。



イシモチと言うと臭みがあるイメージがあるので、出汁はアクを綺麗に取りました。
そのせいか全く白濁しませんでした。
豚骨スープでもそうですけど、白濁させるには浮いてくる脂を出しの中に混ぜ込まないといけないので、アクは取らないでぶくぶくと煮立たせないとだめですね。
それと、白濁した出汁は素揚げした骨を使ったことを思い出しました。

と言うわけで澄んだスープになってしまいましたがこれはこれでいい出汁が出、大変美味しいスープとなりました。
ミンチの方も全然臭みがなく、イシモチのいい香りがします。
ミンチは塩、酒、卵白、擦り生姜を入れ粘りが出るまでしっかり攪乱させ、後で人参、ネギのみじん切りを加えました。
一緒に買ってきた新潟産の秋鮭のソテーと一緒にいただきました。

ミンチはまだ半分ほど残っていますので、明日ははんぺんにしようかと思っています。