暇人おじさんのにゃんにゃんブログ

飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

カビの生えない機内食パン

2017-09-12 23:26:30 | 食べ物
6月にドイツへ行った時、機内食のパンを食べなかったので手持ちのバッグに入れて持ち帰っていたのですが、
すっかり忘れてそのままバッグの中に入ったままになっていました。
先日何気なくそれを見つけました。

あれからもう3か月ほどになるのですが、カビ一つ生えることなく、元のままと変わっていませんでした。
私が近所のパン屋さんで買うパンは1週間もすれば間違いなくカビが生えてきます。

ビニール袋に入っていましたので、もしかして袋に守られていたのかもと、袋から出して2週間ほどそのままにしておきました。
それでもカビは生えてきません。

パネトーネ種で作られたパンは乳酸菌に守られ1年でもカビ生えることなく食べられますが、
機内食パンがパネトーネ種で作られているとは思えません。

防かび剤とか防腐剤が入っているとしか考えられないですね。
一般的に工業製品は大量生産品だろうと家内工業品だろうと、何らかの添加剤が入れられているのは当たり前ですね。
化学調味料に至っては入っていないのを捜すのが難しいくらいです。
化学調味料だけではありません、人工甘味料しかりですね。
最近人工甘味料無添加のビールが売られていますが、このビールを飲み始めると他のビールは甘ったるくて気持ち悪く飲めなくなりますね。
何故日本人はこんなに添加剤が好きなのでしょうか。
美味しいものを食べるとか、健康に良くないものを食べないとかに関心のない民族なのでしょうね。
また金儲けのためには何をしても良いと言う風潮もありますね。

本来のものの味を生かすことなく、何でも添加剤でごまかしてしまう風潮が嘆かわしいです。
人間もカビ菌も同じ構造で出来た細胞で出来ている訳ですから、カビ菌を殺してしまう添加剤は、人間にも悪いのではないでしょうか。
或いは人間の腸の中には1000兆個の細菌が棲み、人間のために何らかの貢献をしていると言われているのですが、
菌を殺すように作られた防カビ菌のような添加剤は、それら菌にとっても良くないと思うのが常識ではないでしょうか。
科学万能の時代ですが、がんや認知症になる仕組みとか、或いは40億年以上前に生命がどのように生まれたかも分かっていないように、生命科学はまだまだ未知の分野ばかりではないでしょうか。
我々は謙虚にその事実を踏まえ、食べることにももっと謙虚であった方がいいと思うのですが。

写真は3か月たってもカビ一つ生えない機内食パンです。

 







神戸老祥記の豚まん

2016-08-01 11:43:22 | 食べ物
先日、神戸老祥記の豚まんをお土産でいただき、久しぶりに食べました。

35年から45年ほど前迄、神戸に住んでいた時は元町までよくこの豚まんを食べに行ったものですが、
神戸を離れてからはいつ食べたかは記憶にありません。

昔は赤玉電球の点いた汚く狭いがたぴし繕いの店で、豚まんのみで商いをしていたのですが、
神戸方面で知らない人はないくらい有名で、いつ行っても人が並んでいました。
皆、豚まんが蒸し上がるのを根気よく待っていたのですね。

大方は持ち帰りの人だったと思いますが、狭い店内でも食べられ、
とは言えカウンターに長椅子があるだけ、カウンターには醤油とからしが置いてあり、
一皿4つか5つのをお茶を飲みながら食べておしまい、そんな愛想も何もない店でした。

そんな店ではありましたが、その味に飽きることなく永年通い続ける人達に守られたのでしょうか、
大方の老舗の店が阪神大震災で廃業に追い込まれ、かつて私が通った店もほとんどなくなってしまいましたが、この店だけは生き延びてきたようで、
現在は、昔よりきちっとしたなりわいに変貌してきているようです。

今回久しぶりに食べましたが、味も見た目も全然変わっていないように思いました。
昔懐かしい老祥記の豚まんでした。




もろこ寿司

2016-01-28 01:35:22 | 食べ物
今日は、私の料理ではありません。
愛知県水郷地帯の郷土料理、もろこ寿司ともろこの佃煮、そして鮒味噌です。
先日、新聞に当地のもろこ寿司の紹介記事が載っており、食べたくなってその紹介の店ではありませんが、同じ方面で手に入る店へ行ってきました。
私の母が愛知県尾西水郷地帯の出身で、小さい頃からその郷土料理の川魚料理はよく食べさせられていたので、それら川魚料理には大変郷愁があるのです。

行ったのは、名古屋駅から西南へ電車でわずか10分程度の蟹江町、そんなわずかな距離でも名古屋とは全然違う風土を感じさせる町です。
水郷地帯だけあって街角にはこんな標識も。
水面下の町だと言うのを改めて認識させられます。
母の田舎にも軒先に船がかかっていて、海でないのに何故舟があるのだろうと幼いながらも不思議に思っていたものですが、
水郷地帯では川から水がでるのは当たり前、一昔前まではそんな暴れ川との共存生活だったのですね。
と言うよりも、川が氾濫して肥沃な土壌を田んぼにもたらし、米どころ濃尾平野を作り出し、
その生産力が人口増や兵力につながり、信長、秀吉、家康が全国制覇できたとも言われているほどですから、
農家や為政者にとっても、川と仲良く生活していくのは大切なことだったのでしょうね。



と言う訳でこんな水郷の町では、川魚料理が昔からの郷土料理として有名です。
田んぼに泳ぐ鮒や鯉、ナマズ、泥鰌等川魚がその土壌を肥沃にし、同時にタンパク質の貴重な摂取源になったのですね。
そんな中でもここ蟹江町の川は海に近いこともあり、ボラが特産、これを使った料理が特に有名なようです。
ボラ料理の中の一つ、いな饅頭、ボラの子供をイナと言いますが、これを使った料理です。
いまではこれを日常的に売る店は当地でもなく、予約でしか食べられないようです。
今日出会ったこんな店もその一つなのでしょう。
今日は予約してなかったので買えませんでしたが、今度は予約して来たいものです。



今日はこれとは別に、もろこ寿司を買いにこちらの店に来るのが目的でした。



もろこは、コイ科で5cmほどの小さな魚で、これを甘辛く煮て押しずしにしたのが、もろこ寿司です。
この地の郷土料理として知られていますが、今では日常の家庭ではほとんど作られることもなく、いな饅頭同様記念碑的な郷土料理になりつつあるようです。
今日はこれと一緒に、この店近所の別の店でではありますが、もろこの佃煮と鮒味噌も購入しました。
どれもとても甘辛く、特に砂糖の甘さが際立っており、私が小さい頃母が作っていた料理そのものの味で、久しぶりに昔懐かしい母の味を堪能しました。







長良川の鮎

2015-07-28 22:48:10 | 食べ物
岐阜県の長良川中流域へ鮎を食べに行ってきました。

午前中はラフティングと言って、ゴムゴートに乗って長良川を下りながら、途中船から落ちたり、岩から飛び込んだりする川遊びを楽しみました。
それが終ってからその近所で鮎料理を楽しんできました。

川では鮎釣りに興じる人達も多く、舟遊びの最中にも沢山の釣り人達と出会いました。
勿論釣り人だけでなく、天然の鵜や鳶にも出会い、森の中では鶯が盛んに鳴いていました。



さて、料理はこちら。
この料理屋は天然アユを謳っていて、料理を持って来る度に、天然アユの何々ですと言われるのですが、
料理を持って来る度にいちいちそういうことを強調すると言うことは、天然ではないと言うことでしょうか。

見た目はそれらしい姿ですが、やはり味が違いますね。
それらしい香りと味がしません。
長良川は人工河口堰で鮎が遡上出来なくなってしまっている訳ですから天然アユがいる訳ないですよね。
きちんと半天然と謳えばいいと思うのですが。
東京でも天然アユを食べられる料理屋は何軒あるかと言う程度と聞いているのですが。

鮎よりも川遊びの途中、天然の鵜に出会えて良かったです。













犬山の田楽

2015-06-26 09:45:00 | 食べ物
先日犬山へ行ってきました。
主目的は、田楽を食べること。
松野屋と言う美味しい田楽を食べさせる店があり、親の代から合わせると随分前から通っている店なのですが、
相変わらず美味しいです。
田楽は、豆腐にサトイモ、タニシ、肉、それと菜飯だけです。
豆味噌をもとにした甘辛いタレは尾張地方の味なんでしょうね。
昔馴染んだ懐かしい味で、ホッとするひと時です。



食後はついでに犬山城へ、天守閣からの木曽川の流れが故郷を見るようで懐かしいです。
親は、お城ふもとの犬山ホテルでコーヒーを飲んで一服と言うのがコースだったようです。