暇人おじさんのにゃんにゃんブログ

飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

イシモチのから揚げ

2016-01-30 11:02:16 | 料理
いつからか早咲きの梅が咲き始め、近所の平和公園の梅林の花がほころび始めていました。
梅の花を見ると、春間近と言う感慨が湧いてきます。





これは種が違うのでしょうか。満開です。



さて、昨夜の料理はイシモチのから揚げです。
当地はイシモチがよく獲れるのでしょうか、スーパーでも愛知県産と言うことでよく見かけます。
私の頭にはイシモチと言うと東シナ海産で、まずくて安い魚と叩き込まれているので、
今までスーパーで見かけてもあまり食指が動かなかったのですが、
新鮮でおいしそうなのに出会ったので買ってみました。

淡泊な魚ですので唐揚げがいいかなと、ビールで溶いた米粉を付けて揚げてみました。
鯉のから揚げを習って1cmほどの間隔で切れ目を入れ、切れ目の中にも溶き粉を充分くぐらせました。

それがカリッと揚がって大変美味しいのです。
30分ほど濃いめの塩水に浸しておきましたので、塩気もあり何も付けなくても十分、レモン汁だけ垂らしていただきました。
カボチャと、わが家で採れた小ジャガイモを揚げて添え物に、
いわばフィッシュ&チップスです。







もろこ寿司

2016-01-28 01:35:22 | 食べ物
今日は、私の料理ではありません。
愛知県水郷地帯の郷土料理、もろこ寿司ともろこの佃煮、そして鮒味噌です。
先日、新聞に当地のもろこ寿司の紹介記事が載っており、食べたくなってその紹介の店ではありませんが、同じ方面で手に入る店へ行ってきました。
私の母が愛知県尾西水郷地帯の出身で、小さい頃からその郷土料理の川魚料理はよく食べさせられていたので、それら川魚料理には大変郷愁があるのです。

行ったのは、名古屋駅から西南へ電車でわずか10分程度の蟹江町、そんなわずかな距離でも名古屋とは全然違う風土を感じさせる町です。
水郷地帯だけあって街角にはこんな標識も。
水面下の町だと言うのを改めて認識させられます。
母の田舎にも軒先に船がかかっていて、海でないのに何故舟があるのだろうと幼いながらも不思議に思っていたものですが、
水郷地帯では川から水がでるのは当たり前、一昔前まではそんな暴れ川との共存生活だったのですね。
と言うよりも、川が氾濫して肥沃な土壌を田んぼにもたらし、米どころ濃尾平野を作り出し、
その生産力が人口増や兵力につながり、信長、秀吉、家康が全国制覇できたとも言われているほどですから、
農家や為政者にとっても、川と仲良く生活していくのは大切なことだったのでしょうね。



と言う訳でこんな水郷の町では、川魚料理が昔からの郷土料理として有名です。
田んぼに泳ぐ鮒や鯉、ナマズ、泥鰌等川魚がその土壌を肥沃にし、同時にタンパク質の貴重な摂取源になったのですね。
そんな中でもここ蟹江町の川は海に近いこともあり、ボラが特産、これを使った料理が特に有名なようです。
ボラ料理の中の一つ、いな饅頭、ボラの子供をイナと言いますが、これを使った料理です。
いまではこれを日常的に売る店は当地でもなく、予約でしか食べられないようです。
今日出会ったこんな店もその一つなのでしょう。
今日は予約してなかったので買えませんでしたが、今度は予約して来たいものです。



今日はこれとは別に、もろこ寿司を買いにこちらの店に来るのが目的でした。



もろこは、コイ科で5cmほどの小さな魚で、これを甘辛く煮て押しずしにしたのが、もろこ寿司です。
この地の郷土料理として知られていますが、今では日常の家庭ではほとんど作られることもなく、いな饅頭同様記念碑的な郷土料理になりつつあるようです。
今日はこれと一緒に、この店近所の別の店でではありますが、もろこの佃煮と鮒味噌も購入しました。
どれもとても甘辛く、特に砂糖の甘さが際立っており、私が小さい頃母が作っていた料理そのものの味で、久しぶりに昔懐かしい母の味を堪能しました。







コロッケ&ケララ風チキンカレー

2016-01-27 10:25:18 | 料理
近所の平和公園猫が洞池で遊ぶ冬鳥達。
去年まではサギは見かけなかったような気がするのですが、今年は4羽ほどいます。

この池は江戸時代初期に作られたため池なのですが、この辺りは本来は山林地帯ですので、山林に降り注いだ雨水が地下に浸透、
それが各所から湧き出てきて池の水の源になっているようです。
従ってミネラル分を多く含む水なのかもしれません。
鳥のエサとなる水草や水生動物も多いのでしょうね。
最近はここで冬を越す水鳥が増えているような気がします。
冬になると雨が少ないので、最近は池も干上がり気味になっています。



昨夜の料理は、コロッケ&ケララ風チキンカレー。
今回は、から揚げ用の鶏肉を使いましたので、あっさりした味わいです。
コロッケは、近所の市場で買った野菜コロッケ。
肉コロッケも一緒に売っているのですが、何故か野菜入りだけの方が美味しいのです。
コロッケは自分で作るより、買ってくるものが美味しいような気がしますね。
テレビの番組でよく下町のコロッケ屋さんをやっていますが、皆美味しそうですものね。




ニシンのポワレ

2016-01-26 11:55:15 | 料理
昨夜の料理は、ニシンのポワレ。

東京にいた時は、築地市場で刺身になるニシンをよく見かけたのですが、こちらでは鮮度のいいニシンは見かけたことがありません。
生のニシン自体も見かけませんね。
一昨日は近所のスーパーで久しぶりに生ニシンを見かけ、早速購入。

2日ほど前にボルシチを作ったところでしたので、刺身用でしたら酢漬けで味わいたいところですが、それほどのものではなさそうでしたので、
塩焼きかフライパンでか迷い、結局ポワレに。
ニンニクで風味づけしたオリーブオイルで単純に火を入れ、白ワインを振りかけて蒸し煮に。
ニシンを除けたフライパンでトマト他野菜をソテーして添え物にしました。

脂がのっていて大変美味しいニシンでした。
トマト風味のソースともよく合い、美味しくいただけました。

東京にいた時は、浅草浅草寺近辺に美味しいロシア料理屋さんがあってたまに行っていたのですが、
ニシンの酢漬けも美味しかったですね。一度作ってみたいものです。



その料理屋さんの写真が残っていましたので、こちら。
写真の料理はロシアっぽくないですが、洋食屋風ロシア料理屋さんと言えましょうか。



東京は両国に、極東出身のロシア人がやっていた本場ものの美味しいロシア料理を食べさせる店があり、
場所柄錦糸町のロシア人ホステスが客と一緒に食べに来ているのをよく見かけましたが、
この店はいつかなくなってしまいました。








白花醸三宝、野菜・豆腐とえび肉の揚げ煮

2016-01-23 00:39:13 | 料理
昨夜の料理は、白花醸三宝、野菜・豆腐とえび肉の揚げ煮です。

一昨日弘法さんで買った海老は当日はビール揚げになりましたが、その半分は残しておきましたので、昨日どう使おうかと思案。
いつもの乾焼明蝦にしようと思っていたのですが、いつも同じではと、上記料理になりました。

海老は殻を取り身は包丁でつぶし、さらに粘りが出るまで包丁で叩きます。
最後に塩コショウ、片栗粉を混ぜ合わせてすり身の出来上がりです。
これを、豆腐1丁を四つに切って水切りし、上面を少しくり抜いたところへ、
茄子を厚めに輪切りにしその側面真ん中に切れ込みをいれたところ、
そしてピーマンを半分に切り分けその内側に、
それぞれ海老のすり身を埋め込みます。

それら豆腐と茄子は色目が付くまで油通しを、
ピーマンは海老を埋め込んだ面をきつね色に焼き目を付けます。

次に、ニンニク、生姜・ネギのみじん切りで香り付けした中華鍋に、豆板醤、甜麺醤、酒醸、さらに自家製のラー油(激辛粉末唐辛子とニンニク、豆鼓で風味付けしてあるもの)を加え、よく炒めます。
香りが充分出るまで炒めたところで、先程の海老の殻で採っておいた出汁と干し椎茸のもどし汁を加え、調味料として砂糖、塩コショウで味付けします。

スープが煮立ったところで、先程の豆腐、茄子、ピーマンを加え、ふたをして煮詰めます。
ある程度煮詰まったところでさらに醤油を加え、味を見て塩コショウで調整、
煮詰まったところで水溶き片栗粉、ごま油を加え、とろみを付けて完成です。

なかなか美味しい揚げ煮が出来上がりました。
海老のすり身が主役の料理で、その風味を生かしたものですが、
豆腐他2種類の素材と、豆板醤他の調味料との組み合わせが絶妙で、何故か淡泊な海老の風味が引き立ち、
ピリッとふくらみのある味わいとなりました。
いくらでも食べられるまろやかさです。
中国料理独特の、沢山の味を組み合わせた美味しさを楽しませてくれた料理となりました。