暇人おじさんのにゃんにゃんブログ

飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

笹餅

2020-07-26 15:06:56 | スウィーツ
だいぶ前ですが、NHKプロフェッショナル仕事の流儀と言う番組で、
青森の90いくつかのおばあちゃんの笹餅作りをやっていましたが、
そのうち作ってみようと思っているうちに笹葉の季節にもなりましたので、
今回初めて挑戦してみました。
詳しいレシピは分かりませんが、映像からすると外郎状の餡入り餅を笹に巻いたもののようです。

笹葉は近所の雑木林公園に生えている熊笹を採ってきました。
これを塩で擦りつつ水洗いし、そのまま使いました。

餅粉は何を使おうかと迷いましたが、以前草餅を作るとき使っていた塩梅で、上新粉9、白玉粉1の割合で使ってみました。
これを、炊き上げた小豆つぶ餡に湯を足しつつ少しづつ練りこんでいきました。
青森のおばあちゃんのはこしあんを使っていましたが、こしあんを作るのは手間がかかりますので、粒あんで済ませました。
またおばあちゃんのは、生地をかなり柔らかめに練りこんでおり、
これが外郎状になるもとだろうとは思いましたが、
今回は餅を意識して、ほどほどの固さ具合で済ませました。

これを2~3時間休ませた後、1時間ほど蒸しあげて生地の出来上がりです。
笹葉の大きさに合わせ、餡は小さめに丸めて包み込み、イグサで縛ります。
おばあちゃんのは大きい葉を使っていたので縛らないでも上手に包み込んでいましたが、
大きい笹葉は見当たらなかったのでイグサで留めておきました。
後は、これを1分間だけ蒸しあげて完成です。

出来上がりは、こんな感じです。

 

  



レシピなしで初めて作る割には、まずまずの出来でした。
餅と言うより団子に近い感触ですが、レンジで少しだけチンするともっちりとなり、餅に近い雰囲気になります。
そしてチンするとこの餅の命である笹葉の香りが餡に移り、口中初夏のさわやかな風情に包み込まれます。