暇人おじさんのにゃんにゃんブログ

飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

牛テールのドイツ風カリカリ焼き

2018-06-28 10:25:07 | 料理
牛テールは美味しい料理の出来る素材なのですが、高いので普段はなかなか手が出ません。
先日、近所のスーパーで半額になっているのを見つけ、久しぶりに買ってきました。
最初は赤ワイン煮を作ろうと思ったのですが、いや中華風もいいかなと迷っているうち、
以前NHK世界入りにくい居酒屋と言う番組で、ザルツブルグの店で塊り豚肉のカリカリ焼きと言うのをやっていたのを思い出し、
同じやり方で牛テールでも合うだろうと、こちらに挑戦してみました。
いわば南ドイツ風アイスバインの牛テール版ですね。

牛テールはこんな感じの大きめのを2個買いました。
半額になって2個で1300円ほどでした。



料理の前にまずこれを一晩水に浸けて血抜きします。



後は、中華の要領で、これを茹でて揚げて蒸してを順番にし、
最後に、潰しニンニク、岩塩、つぶし胡椒、クミンシードそしてオリーブオイルをまぶし、鍋に入れオーブンで表面がカリカリになるまで1時間ほどローストします。
ザルツブルグの店では、茹でて揚げて蒸してはせず、生の肉を直接ローストしていましたが、
テールはどうしても臭みの出やすい部位ですので、この方がいいのではとやってみました。
付け合わせの野菜はテールからしみ出た脂を含ませるのがいいかと、同じ鍋でローストしました。

ロースト後の出来上がりはこんな感じ。
肉はかなりカリカリになっています。



テールを取り出した鍋には旨みが一杯溜まっていますので、
これにヴァイツェンビールと、事前にテールを蒸した時にお皿に溜まった出汁を加え、
(蒸す時は、鶏ガラも一緒に入れましたので、その出汁も一緒に混じっています)
コショウ、先日作った梅ジャムで味付けしました。
最初何も入れないで味見をしたのですが、塩分が強めで少しきつい味でしたので、まろやかにするために甘味があった方がいいかな思い、
砂糖を入れるのは何だと思い、先日作った梅ジャムが合うような気がして入れてみました。
梅ジャムの甘味だけでなく、酸味もぴったしです。
バルサミコでもよく合うと思います。
先程のお皿にこのソースを振りかけて完成です。



これは2人前ですので、1人前はこんな感じ。



なかなか美味しい牛テールカリカリ焼きの出来上がりです。
肉の表面はカリッとしていますが中はしっとり、テールらしいねっとりとした食感と旨みに溢れています。
いわゆるテールの臭みは一切ないです。
血抜きをしっかりしたのと、事前に15分ほど茹で、さらに1時間ほど蒸しましたので血とともに臭みの素になる脂気も抜けたからでしょうか。

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