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カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

ポルトガルの旅9

2016-02-18 | 海外旅行
 バターリャの次はアルコバサのサンタマリア修道院へ。バスで30分程の距離。この修道院も1153年に建設が始まったという歴史的建造物で世界遺産に指定されています。
 修道院の中庭。
  
 参事会堂の彫像。
 
 細かな彫刻が施された水鉢。
 
 ところでポルトガル生まれの有名人というとサッカー選手のクリスチアーノ・ロナウドが最も知られていると思いますが、ピアニストでも世界的に活躍している人がいてその名はマリア・ジョアン・ピレシュ。この人の演奏するモーツァルトやシューベルトが好きなのでCDで聴くことが多いです。1944年のリスボン生まれなので現在71歳になりますが、昨夜は1973年に録音したモーツァルトのピアノ協奏曲第23番のCDを聴きました。ピレシュがまだ20代という若い頃の録音でオーケストラも地元のリスボン・グルベンキアン・オーケストラ。1973年録音のわりに全体に音質がよくなくて、そのためなのか、それともその頃は今のピレシュとはピアノの音が違っていたためなのかわかりませんが、ピアノの音にはそれほど特徴がないようです。それに演奏も現在の彼女ほどの表現の深さは感じられません。手首の故障のためしばらくの間演奏活動を中断して、その後1980年代の終わりに近い頃から続々と録音を始めていますが、1973年からの10数年の間に大きな飛躍を遂げたようです。

ポルトガルの旅8

2016-02-15 | 海外旅行
 ファティマを後にして続いてはバターリャヘ。
 バターリャ修道院はポルトガル・ゴシック・マヌエル様式を代表する建築とのこと。1388年に建設が始まり完成まで16世紀初めまでかかった。
 
 ステンドグラスを通った光が壁面を染めてきれいでした。
 
 空想上の動物があちこちから下を見下ろしています。
 
 ポルトガルの教会はどこも立派で、かつての大航海時代の栄華を彷彿とさせます。
 バターリャも含めて観光のシーズンオフの季節ということもあるのでしょうが、ここまで訪れた場所は観光客が少なく喧騒とは無縁で気持ちよい街歩きを満喫できました。

ポルトガルの旅7

2016-02-13 | 海外旅行
 ポルトには2泊しましたが、3泊目のホテルはナザレ。トマールでの観光を終えて西に向かい海辺の街ナザレまでは75㎞、バスで約1時間でした。
 翌朝、一人散歩にでました。ホテル近くの展望台から少しかすんだ感じでしたが、海辺の街と渚がよく見えました。
 
 展望台の先には教会があったので行ってみましたが、扉は閉まっていて中には入れなかったものの墓地の入り口は開いていたので入って行きました。かなり古そうな墓から新しいものまでありましたが、随分立派な墓が多くあって信仰の厚さと故人への思いの強さを感じました。
 
 3日目の最初の目的地はファティマでナザレからは東に55㎞程。ファティマは1917年に聖母マリアが出現したとされる所でカトリックの聖地になっている。
 バジリカの大広場には30万人が収容できる広さということでしたが、この日は濃い霧に包まれて全容はわかりませんでした。
 バジリカの中には金色に輝くモザイク画が。
 
 黒い服で身を包んだお年寄りが霧の中から現れました。
 

ポルトガルの旅6

2016-02-11 | 海外旅行
 コインブラに続いては、南に約100㎞の所にあるトマールへ。トマールではキリスト修道院に入場しての見学。この修道院は12世紀末か16世紀までなんと5世紀に亘って増改築が繰り返されたとのことで、ムデハル様式からゴシック、ルネッサンス、マヌエル様式と様々な建築様式が見られる。
 まるで要塞のような造りの外観。
 
 テンプル騎士団聖堂は16角形の円堂になっていてビザンチン風ロマネスク様式。これまでに見たことがない造りでした。
 
 ファサードの彫像群。
 
 マヌエル様式の大窓はロープや鎖が模られています。
 

ポルトガルの旅5

2016-02-09 | 海外旅行
 コインブラでは、まずコインブラ大学を訪ねました。1290年にリスボンに創設された後、1537年にコインブラに移ったとのことで、ボローニャなどと並んでヨーロッパ最古の大学の一つ。1724年にできたジョアニア図書館の内装が華麗にして重厚なもので見ものでしたが、ここだけは撮影禁止でした。
 帽子の間では口頭試問でしょうか、学生一人が教授陣の前に座っていました。この写真ではわかりませんが、天井の装飾も手の込んだものでした。
 
 大学構内からのコインブラの街並み展望。
 
 5月8日広場近くの街角。
 
 5月8日広場の焼き栗売り。
 
 土産物店のディスプレー。ポルトガルはコルクの生産量が世界一とのことでコルク製品がたくさん売っていました。右隅にはアズレージョのツバメの置物が。
 

ポルトガルの旅4

2016-02-06 | 海外旅行
 旅の2日目はアヴェイロへ。ポルトから南に約68㎞の距離で所要時間は約1時間。ポルトガルは小さな国なのでバスでの移動時間が1時間程度のことがほとんどだった。
 旅の初日も朝の内は雨でしたが、この日も雨の朝となりアヴェイロでは傘をさしながらの観光。
 アヴェイロの旧駅舎もアズレージョで彩られています。
 
 アヴェイロは運河の街で観光用のカラフルなゴンドラが浮かんでいました。
 
 きれいな街並み。
 
 アヴェイロからコインブラに向かうバスの車窓からコウノトリの営巣が見られ、走るバスの中からですがなんとか撮影できました。
  
 ポルトからアヴェイロに向かう車中からもコウノトリが飛んでいるのを見ましたが、まさかこんなに簡単にコウノトリが見られるとは思ってもいませんでした。アヴェイロ周辺はかつて大洪水に見舞われたことがあったということで、今でも沼地や湿地になっている所がたくさんありましたが、そうした所ではサギやカモ、シギなどの水鳥がたくさん見られました。今回の旅では他にノスリやジョウビタキ、シジュウカラ、カワラヒワの仲間などを見ることができましたが、双眼鏡を持って行くのを忘れてしまい残念なことをしました。

ポルトガルの旅3

2016-02-04 | 海外旅行
 旅の初日の最後はブラガから少し南に位置するギラマンイスを訪ねた。ギラマンイスは初代のポルトガル国王生誕の地だという。
 ギラマンイス城は10世紀に建てられたもので、いかにも中世の古城という雰囲気が濃厚。屋根は崩れ落ちて外壁しか残っていない。
 
 この町でのフリータイムは3,40分しかありませんでしたが、ツアーバスの所に戻りながら途中で壁面がアズレージョで覆われた教会を撮影。
 
 宿泊ホテルのあるポルトに戻る頃には夜のとばりが降りて、ドン・ルイス1世橋はライトアップされて輝きを放っていました。ポルトガルはどこに行っても白熱灯色の暖か味のある照明に統一されていて雰囲気を盛り上げていました。
 

ポルトガルの旅2

2016-02-02 | 海外旅行
 ポルトを流れるドウロ川沿いの街並み。ポルトが坂の街であることがわかります。
 
 ポルトで昼食を摂った後、ブラガに向けて出発。ブラガはポルトより少し北に位置する巡礼の街で目的はカテドラルの見学。
 カテドラルは初代ポルトガル国王アフォンソ1世の父エンリケ伯爵とその妻が12世紀に建立、その後16世紀に増改築が行われたとのこと。
 主祭檀の上部のステンドグラスの周囲はアズレージョによる装飾が施されている。
 
 カテドラルのステンドグラス。
 
 洒落た置物などを扱っていたショップのディスプレー。鳥はツバメを模ったもので春をもたらす鳥としてポルトガルでも歓迎されている鳥の一つということだった。この店では買いませんでしたが、やはり欲しくなって、その後別の街でこれとは違う模様が描かれたものを土産に買ってきました。陶器製で大きさは横幅が15㎝程のもので約1,200円。
 
 ところで今回の旅では初めてオリンパスのミラーレスカメラ2台を使いました。OM-D E-M10とE-PL6に14~150ズームと9~18のズームをそれぞれ装着。以前にも少し書きましたが、ニコンD7000を2台にほぼ同じようなレンズを組み合わせた場合と比べると重さは4割以下なので重さが気になりませんでした。EVF 付きのE-M10とファインダーのないE-PL6を併用するのはどうかと多少不安もありましたが、思ったほど戸惑うことなく使えて、総じて使用感は上々でした。ただ、写りには関係ない部分ですが、レンズキャップが外れやすいのはなんとかしてほしい部分です。帰国するまでに4回もレンズキャップが外れ、自分で気が付いたり同行の人が気が付いて拾ってくれたりで幸い紛失はしませんでしたが、この分では早晩紛失という事態になりそうです。オリンパスの場合、レンズフードが別売となっておりフードの価格が結構高価なのでフードを付けずに撮っていて、撮らない時はレンズキャップを付けていることが多いことも落としてしまう原因になっているかもしれませんが、外れやすいことは紛れもない事実です。そんなわけで余計な光をカットするためにもやはりフードを付けるしかないかと思っている次第。
 それとこれは写りに関係しますが、オリンパスの手振れ補正は優秀だと以前にここで書きましたが、標準レンズ程度の画角で1/30秒程度の中速度のシャッタスピードで撮った場合に案外ブレてしまうことがあることに気づきました。手振れ補正がなくてもブレずに撮れそうなのになぜかブレてしまうという現象。手振れ補正を過信してはいけないということでしょうか。

ポルトガルの旅1

2016-01-31 | 海外旅行
 ポルトガルの旅は8日間の日程で北のポルトから旅が始まり南下して首都リスボンで旅を終えるというプラン。これまでは成田空港ばかりでしたが、今回は羽田発の便だったので近くてとても楽でした。羽田空港は10年以上も行ったことがないし、国際線ターミナルももちろん初めてなので、広くて立派で驚きました。
 シベリア上空から凍てつくシベリアの大地を撮影。ジェット噴射で画面の上の方は白濁しています。
 
 ポルトガルの国土面積は日本のほぼ1/4で、ポルトがほぼ青森県、リスボンが仙台辺りの緯度に位置しますが、そのわりにはとても暖かいのにびっくりしました。ポルトでは日中の気温が17℃前後、リスボンでは22℃に達した日もありました。22℃というのはさすがにやや異例な暖かさだったようですが、東京と比べると暖かいことは間違いないようです。
 ポルトでは最初にアズレージョで有名なサン・ベント駅に行きましたが、これまでにTVなどで何度も見ていながら、その素晴らしさに溜息が出る思いでした。
 
 ポルトの町中の教会の壁面もアズレージョで彩られています。
 
 ポルトでは他にボルサ宮も訪れました。造られたのは1834年とそれほど古い建物ではありません。写真は「アラブの間」でイスラム風の装飾で覆い尽くされています。
 

フランスの旅⑬

2015-06-26 | 海外旅行
 クリュニー中世美術館はルーヴル美術館などとは比べようもないくらい閑散としていて、展示室が賑やかになるのは小学校高学年の生徒たちが校外学習で団体でやってきたときくらい。帰国後、この美術館のことを調べていてわかったのですが、敷地内には庭園もあるそうで庭園を見ずに帰ってしまったのは残念でした。
 
 最後はオペラ座を見ると決めていました。ヴァンドーム広場を経てオペラ座に向かいましたが、広場にある記念柱は修復工事中のため覆われていて見ることはできませんでした。
 
 オペラ座は30数年前に来た時も外観だけは見ていますが、今回は館内もしっかり見たいと思っていました。オペラ座は1875年に杮落しが行われたとのこと。フランスの作曲家だとドビュッシーが12,3歳の頃となります。
 
 中はこの時期に造られたオペラ座の例にもれず絢爛たるもの。
 
 特にシャガールの天井画で有名です。
 
 集合時間に遅れては大変なので少し早目にメトロに乗車しホテルに戻って、今回の旅の観光を終えました。