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理科・自然エネルギーについて。

2012年09月05日 | Weblog
理科、と、ひとくくりにしてしまうと、イコール難しい勉強ととらえられがちなのが、とても残念な教科です。
最近では、理数系が人気ですから、心配は減りましたが・・・
誰もがお世話になる「電気」について、お話しましょう。
前回は難しい「電気」のお話でしたが、今回はとても身近な「電気」。
「自然エネルギー」です。
火力発電・水力発電・原子力発電・・・の時代が長く続きました。
今は自然エネルギーの研究が注目されています。
よく耳にされるのは、風力発電・中小水力(用水路~大きな川)発電・太陽光発電・地熱発電、そして「バイオマス」を利用した発電。
「バイオマス」とは、草木や動物のフンのような生き物から発生するものです。
自然エネルギーの研究が進む理由は、二酸化炭素による「地球温暖化」への配慮です。
「バイオマス」利用で木材を燃やすと二酸化炭素が出るけれども、植物が生長する過程で光合成の際に大気から取り込んだものであり、プラスマイナスゼロと考えられています。
また、「石油」「石炭」は、何億年もかけて作られたもの、燃やすと無くなります。
逆に、自然エネルギーは、いくら使っても、おそらく減らないであろう資源であり、二酸化炭素排出の心配もありません。
今までは火力・水力・原子力の開発に力を注いでいたので、自然エネルギー利用の発電に切り替えるのには、時間がかかりますが、徐々にそれもうまくまわるようになるでしょう。
ただ、問題点がないわけではありません。
自然が相手なだけに、いつでも使えるようにするには、大きな電池を準備しなければならないのです。
風がふかない、曇っていて太陽光がうまく当たらない、などといった自然現象は人間の力ではどうにもならない(今のところ)ので、電池に蓄えておかないと心配ですよね。
皆さんの大先輩が、素晴らしい研究を続けてくれています。
「スマートグリッド」が実現する日も遠くないかもしれません。
これは、「賢い送電網」でして、電気の需要と供給をコンピューターで管理し、必要な場所へ、必要なだけ送るというシステムです。
他にも、自然エネルギー利用の発電が簡単ではなさそうなお話もあります。
例えば、風力発電にちょうど良い風の吹く場所が山奥だったりすると、せっかく発電できても、そこからの送電線をひくお金がずいぶんかかります。
また、風車は必ずしも美しいわけではないので、景観をそこねるという意見も出ます。
最近は、「海でもいいじゃないか。」というアイデアも出ているので、それは実現するでしょうね。
地熱発電に適した場所は、たいてい「国立公園」「温泉地」と一致することが多く、さて、地熱発電のための開発を取るか、自然景観・温泉を取るか・・・難しい問題です。
思いついたらサッサと進めればいいのに、と思うことも、よくよく調べると、困ったこともたくさんあるようです。
さて、皆さんなら、どう解決しますか。
いろいろな勉強をして、日本の未来、世界の未来について、考えていただけませんか。


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