北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

農作物生育調査

2007年08月10日 | まちづくり
経済建設常任委員会で、町内の農作物生育現地調査を行なった。



6・7月の小雨の干ばつ被害を心配して準備していた農作物の生育調査ですが、8月に入ってから毎日続く雨による影響も多いようです。
7/25にJAようていに設置された干害対策本部よるの生育状況調査(7/26・27)によると、
・男爵いも・・平均して芋の重さが軽く、大きさも小さく、2割程度の減収が予想される。
・キタアカリ・・芋の重さがかなり小さい。
・にんじん・・平年より5日程度の遅れ、曲り、変形が多く規格外が40%ほど。
・玉ねぎ・・草丈が平年の74%、玉も90%と生育が停滞している。
・小豆、大豆・・発芽率が70%以下。
といった具合で、過去に例のない少雨の影響が起きている。



農家の方の話では、雨が少なかったので生育が悪く、玉も小さく、肌が悪く、規格外が多くなりそう。また、ここ10日間の長雨で、畑にも入れずに作業ができないそうだ。70年も農家をやっている方も、こんな少雨は経験したことがないと言っていた。
食卓に出回る製品への影響もさることながら、来年の種まきに使われる種芋に影響が出ており、今年だけではなく、来年にも被害がおよびそうである。
まだ、収穫の作業が行われていないので農家の方は冷静な感じで説明してくれたけれど、これから、現実を目にするとどうなるのか。
心配である。
規格外のジャガイモは、でんぷん工場などの原料となるが、その量が増えるとその単価も下がってしまうという。
同じジャガイモでも規格外だというだけで、味は同じなのに単価は半分以下になってしまうそうだ。
毎年、知合いにジャガイモを贈っているが、今年は規格外と言って送ろうか。同じ味で同じ重だし、料理するときは切って食べるんだから。微々たる助けにしかならないかもしれないが、そんなことを他の委員と話した。

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