北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

倶知安中学校耐震補強

2011年02月03日 | まちづくり
昨年から行なわれてきた倶知安中学校の耐震補強工事と大規模改修工事が完成したようです。



2月いっぱいの工期ですが、ほとんど完成の姿を見せており、生徒たちもプレハブの仮校舎から戻ってきているようです。
校舎の耐震補強は、耐震壁13ヶ所、鉄骨ブレース12ヶ所により補強が行なわれています。また、築後30年経過して雨漏りなどするので、屋上防水のやり変え、窓サッシュの取替え、外壁塗装のやり替えなどの大規模改修工事も同時に行なわれています。



 補強工事前の生徒玄関前ピロティー。







 補強工事後の生徒玄関前ピロティー。

 当初、ピロティー正面に補強の壁ができるので閉鎖的になるといった心配の声があり、タイル貼りにしたり、入口開口上部にガラス窓風のアーチを化粧してもらったりと極力開放的な明るい感じにしてもらうことを要望していました。
出来上がりをみると明るい感じにできたような気がします。
生徒やPTAの保護者や先生方の評価はどうでしょうか?

 現在、中学校の適正配置に向けて「仮称)学校統合準備委員会」が設置され、倶知安中学校の校舎を統合校の校舎として統合のための更なる改修工事の計画や新設校の設置の準備が行なわれています。
 新年度には、改修工事の実施設計予算などが盛り込まれるはずですので、近いうちに議会の「学校適正配置に関する特別委員会」でそれらの報告が行なわれると思います。
 昨年末に特別委員会で、新設校の校舎の選定について異論のあるような声もありましたが、大人たちの思惑をなしに、生徒たちにとってより良い環境の中で勉強や学校生活ができるように考えていきたいと思います。

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