北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

北海道建築士事務所協会の総会

2010年03月12日 | まちづくり
 社)北海道建築士事務所協会の理事会と平成22年度通常総会が開かれました。



 今年は役員改選の年で、2期4年間勤められた吉田宏会長から西村武副会長にバトンタッチされました。
吉田会長には、構造計算偽装問題や建築基準法の改正、リーマンショックによる世界同時不況など様々な問題の中、協会をまとめ、監督官庁である北海道や全国組織である日本建築士事務所協会連合会との連携などリーダーシップを発揮していただきました。
これからは、西村新会長の下、新体制で協会の活動が推進されていきます。

 協会として、この4月1日から北海道の指定事務所登録機関として建築士事務所登録業務を行うことになります。これまで知事が行っていた新規の登録や更新、変更、廃業などの許可申請を協会長が行うことになります。また、その申請をこれまでとおり各支部で受付けしますが、申請書の正本の保存や証明書の発行、閲覧などを支庁ではなく、各支部事務局で行うことになります。
各支部には専用のPCが設置され、本部とリンクして対応することになります。我が後志支部も準備中でありますが、さらに、責任が重くなります。

 建築の設計業務や監理業務を行うには、建築士事務所登録をしなければ、業務ができないのですが、私たちのように建築士事務所協会の会員になっている事務所は20%を切っているのが現状です。協会としては、弁護士会のように全員会員のシステムとなり、姉歯事件の再発を防ぐ倫理ある建築士事務所となることを熱望し、法制化に向けて国土交通省にも要望しているところです。