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北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

散水栓

2005年10月24日 | カラマツ住宅
通常、車の洗車や庭での水まきのための散水栓は、水道の蛇口を地面の箱にセットしているのが一般的です。
必要な時に蓋を開け、蛇口にホースなどを接続して使います。
でも、地面の中に蛇口があるので、開け閉めやホースの接続がしづらいです。
そこで、靴洗いの蛇口のように地上にセットしてみました。
配管は床下になるので、メンテナンスや水抜きもしやすいです。
雪国の高床住宅ならではの納まりだと思います。
蛇口の下にある水瓶は、古物商で見つけたものです。
ちょっとジョウロで水まきといったときに便利です。

犬走り

2005年10月23日 | カラマツ住宅
建物の軒下などの外壁に沿った周囲の地面を砂利やコンクリート敷きにして固めた部分を「犬走り」と呼んでいます。
雨が降って建物に泥がはねるのを防いだり、雑草が生えないように砂利やコンクリートを敷いています。
特に北海道の多雪地域では雨樋を付けないので、泥はね防止が主目的のようです。
(雨樋は屋根の雪で壊れてしまう)
以前は川の豆砂利が主流でしたが、最近は切込砕石が一般的です。
このカラマツ住宅では、犬走りの材料として「カラマツのチップ」を敷きました。
雨も吸い込み、雑草も生えづらいのです。何と言っても砂利より軽く、扱いやすく、古くなって土に同化するので自然に優しい材料です。
「カラマツのチップ」は、フワフワと歩き心地もよいのです。
最近では、公園の遊歩道などにも木材チップが敷かれていたりしますし、富良野のプリンスホテル周囲の遊歩道も木材チップで出来ており、足が疲れませんでした。


クマゲラのご挨拶

2005年10月19日 | カラマツ住宅
先日引越したばかりのMさん。
コンコン音がするので、玄関へ。
ドアを開けても誰もいない。
また、コンコンと規則正しい音がする。
外に出て、家の周りを見ると壁に穴が!!

クマゲラがやってきたようです。
近所のお宅も以前訪問されたとか。
今度はMさん宅が遊び相手にされたようです。
穴も直径5cmほどになってしまいました。
しばらくはクマゲラに付き合わねばなりません。
近くにたくさん樹木があるというのに・・・

傾斜地に建つ家

2005年10月11日 | カラマツ住宅
5月に着工していた「傾斜地に建つ家」が完成。
今日、引き渡しをしました。
柱・梁などの構造材は、地元羊蹄山麓のカラマツ材です。
外壁の下見板は、道南スギを使っています。
南面のテラスから羊蹄山が見えますが、
もう少し天気の良い日に写真を撮りたいと思っています。
オーナーさんは今日初めてのお泊りとなります。
さて、どんな感じでしょうか?