覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

NZ地震の週のJRA演出

2011年02月28日 09時27分52秒 | Weblog
 ニュージーランドで大地震のあった週、2009年のニュージーランドトロフィー優勝馬を発射させ、1着にしたJRAの阪急杯だった先週、わたくしの読みの一端をお話申し上げよう。

 この大地震が無ければ、わたくしが最も注目したのは1枠だった。何故、このガルボの2着した1枠を読み切ったか。答えは発売されたばかりの『優駿』3月号の先週該当ページ、85ページにあった。このページは、2008年 ジャパンカップダート で復活優勝を飾った

      5枠10番 カネヒキリ 

 この写真だった。そしてよく見れば、その後方に、3着に入った 3枠6番 ヴァーミリアン の姿。何故か、2着の 3枠5番 メイショウトウコン は隣の84ページに写り、見た目では2・3着が入れ代わって見える写真を使っていた。この不自然さがサインであることは、経験上十分に承知しているわたくしである。この折の出馬表を紐解くと、明白だった。

    2008年 ジャパンCダート

    3枠 5番 メイショウトウコン   藤田伸二     2着      
    3枠 6番 ヴァーミリアン     岩田康誠     3着 

 この枠に注目させたかった向こうなのである。今回の阪急杯を見ると

    2011年 阪急杯 

    1枠 1番 ショウナンカザン    藤田伸二  
    1枠 2番 ガルボ          岩田康誠     2着 

 同じ、藤田・岩田の同居枠となっていた。わたしはこの1枠発射サインと読み、ガルボを対抗に選んだ。スウェーデンの伝説の女優グレタ・ガルボ。アカデミー賞授賞式の前日に相応しい馬名であり、また日本人お二人のノーベル賞受賞の年で、このスウェーデン馬は、今年も暫く注目になると見ている。
 阪急杯は、無論阪急百貨店の会社のレースだが、実はこのガルボも、もとはデパートの売り子から女優になった経歴の持ち主であることもお伝え申し上げていた。ガルボの「お客様、いらっしゃいませ」馬券だったのである。

 8枠 サンカルロ 既報の如く、この大久保洋吉厩舎は、前日土曜小倉最終レースで、メジロガストンの黛騎手が、ゴール前油断して十分に馬を追わず、2着に差されて敗れ、この過怠行為で黛騎手が30日間の騎乗停止処分を受ける、と云うアクシデントに遭った厩舎だった。無論、これは、わざとの「過怠」であり、脚本通り、黛が演じたに過ぎない。要するに、翌日の阪急杯に、かつてのニュージーランドトロフィー優勝馬サンカルロを送り出す大久保洋吉厩舎。これこそ先週の

     ニュージーランド厩舎 

であり、この厩舎の馬にアクシデントを起こさせたのは、この大地震での被災を競馬のレースの上で反映してみせる演出だったのである。

 さらに、サンカルロと同居したケイアイデイジーの幸騎手。前日の競馬で、ゴール前直線で落馬、競走中止。かなり派手な落馬だったが、怪我は無く、また次のレースから元気に騎乗した。その落馬騎手も同居した、完全なアクシデント枠が、この優勝した8枠だったのである。揃った!

 これらの材料が揃うと、馬券は枠連 1-8 サンカルロ ガルボ の2頭の馬連、馬単、そして2頭固定の3頭の3連複、3連単を買いたくなる。3着も 2枠 フラガラッハ これは矢張り該当の20ページのウオッカのダービー写真。これと同じ 2枠の四位騎手 であり、上位2頭以外にわたくしが申し上げた3頭が、3着・4着・14着だった。

 そもそも、この幸の落馬した土曜の阪神・御堂筋ステークス。これが 2-2 2番3番 となり、該当55ページの、ホーリックス オグリキャップのジャパンカップと同じ結果となったレースだった。これも当然

      ニュージーランド大地震の週
      ニュージーランド競馬史上最高の女傑 ホーリックス 

 これが、当時絶大な人気を誇ったオグリキャップ、これを2着に従え、2分22秒2と云う当時の芝2400mの世界レコードを府中で叩き出した、ニュージーランド競馬ファンの忘れ得ないビッグレースの回顧で、被災地NZへのお見舞いだった。外相が幾度、現地を訪問するよりも遙かに大きい競馬外交なのである。このレース結果と同じレースで落馬の幸。これもNZ被災の週に寄り添う演出を施された阪急杯8枠だった。

       2分22秒2 
       地震発生は 2月22日 

 出来過ぎと言えるほどの見事な演出だった。これらが皆偶然であり、競馬は、世の中の事件、出来事、その日の暦・歴史などとは無関係に勝手に馬が全力で競走しているなどと考えておられる方々が未だに主流だろうが、生涯そのようなことでは、競馬に勝てない。全ては演出で、あたかも競走のような体裁を装っているに過ぎない。黛騎手、ご苦労さん だったのである。

 これらの事実を素通りした方々は、これから何ヶ月も経ってから降り返るとき、何故、このような簡単な馬券が買えなかったのか。悔いる、NZ週のNZ馬だったと言える。

 日曜小倉で、虹の松原ステークスがあった日、中山最終 4枠7番 ノボレインボー 皆様、申し上げた通り、買って下さっただろうか。枠連で流しても 1-4 47倍だったぜ。

 また日曜中山7R わたくしは ドクターブリーズ この4枠の医者の枠を申し上げたが、枠連でも 4-5 216倍となった。痺れる馬券だった! これも東京マラソン当日だからこそ、医者がスタンバイしていた日だったからである。このような大会での、慎太郎都知事初め主催者側の最大の懸念は、アクシデント、死傷者や、入院、死亡に至るランナーが出ないこと、恙無く無事に終わることだからである。

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