覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

エプソムカップ 予告枠発射

2007年06月10日 19時33分22秒 | Weblog
 エプソムカップには、近年明白な サイン馬 がいた。その馬が登録を抹消してしまったので、もう終わり。で、その馬のことを含め、事後なので公開させていただく。


 今週6月5日、即ち月曜日にお送りした情報の中から、そのまま引用しよう。


  エプソムダービー   =  ボーダフォン・ダービー


であり、ご存知、このボーダフォンは英国に本拠を持つ、多国籍携帯電話会社であり、日本では、蛯名いや孫正義のソフトバンクがこれを買収したが、このボーダフォン社の本社は、イギリスはバークシャー州の、ニューベリーにあるのである。無論、

   音無秀孝厩舎   ニューベリー


 これは、エプソムカップ或いは、ダービーつながりから、日本ダービーに関与してくると考えて置くべきだったのだろう。今年正月の金杯出走を最後に登録を抹消してしまったが、その仕事振りを振り返ると、


2007年 1月6日 京都金杯

 1着 6枠12番 マイネルスケルツィ
 2着 4枠 7番 エイシンドーバー
 ・
 ・
15着 8枠16番 ニューベリー
16着 2枠 3番 テイエムプリキュア

(16頭立て)


 年頭に、何らかの示唆を放つはずの金杯だが、無論、今年はこの1、2着で今年最初のGⅠ フェブラリーステークスの 4-6 12番7番 をそのまま予告しており、ニューベリーがブービーとなった、このレースのブービーと最下位で、明確に日本ダービー 2-8 3番16番 を提示している。ふざけたことに、この2歳牝馬女王は、ダービーに於ける


  2枠 3番 テイエムプリキュア   2005年 阪神JF 優勝馬

  2枠 3番 ウオッカ        2006年 阪神JF 優勝馬


という合致を示し、要は、最近増えているサイン方法であるが、競走成績で顧みられること少ない、最下位とブービーで、大レースをサインしていたわけである。

 ちなみに、中山金杯をも見ておくと、


2007年 1月6日 中山金杯

 1着 5枠 9番 シャドウゲイト
 2着 4枠 8番 アサカデフィート
 ・
 ・
15着 3枠 6番 シャーディーナイス
16着 8枠16番 ワンモアチャッター

(16頭立て)


 ここも矢張り、最下位・ブービーが春の天皇賞の穴馬券の告知となっている。



 さて、でエプソムカップへの示唆という点で振り返ってみるが、比較的息の長かった ニューベリー というエプソム関連馬の、エプソムカップ前の一番近い出走とエプソムカップを併せ見てみる。


 06年 ニューベリー  4月15日  7枠8番
 06年 エプソムカップ        7-7  14番15番


 05年 ニューベリー  5月28日  6枠11番
                    1着 1枠 1番 
 05年 エプソムカップ        1-1   1番 2番
                    3着が 6枠11番(7番人気)


 04年 ニューベリー  4月 3日  7枠13番
 04年 エプソムカップ        4-7   8番13番


 03年 ニューベリー  5月31日  5枠10番
 03年 エプソムカップ        5-8  17番10番


 02年 ニューベリー 11月10日  1枠 1番 (前年の秋です)
 02年 エプソムカップ        1-6  12番 2番


 01年 ニューベリー  4月29日  6枠11番
                    1着 1枠 1番
 01年 エプソムカップ        1-2   2番 3番



 以上。この馬は、00年12月デビューであり、この軌跡を見れば、比較的明確であり、エプソムカップ・サイン馬として使われていることは疑いない。

 01年、05年は、ニューベリーそのものの最近走・出走位置でなく、その最近走レースの1着位置が、エプソムで来ているが、後は総て、ニューベリーのエプソムカップ前、最も近い出走位置がエプソムカップの発射位置 である。


となると、今年のエプソムカップに向けて、ニューベリー現役最後の出走となった正月金杯

 07年 ニューベリー  1月 6日  8枠16番
                   1着 6枠12番 2着 4枠7番


 これらの要素のどれかが、ニューベリー最後の置き土産と見做してよかろう。



 引用、以上


 わたくしはこれで、エプソムカップは8枠発射 と睨んだ。


 そして、ボーダフォンの本社ニューベリーが、本当にサインをするのならば、日本でボーダフォンを買収した、ソフトバンクから、次の馬が発射することも予期していた。


  東京4R 5枠 9番 ビービーファルコン   1着 430円


 云うまでも無く、ソフトバンク とは言葉を換えれば ヤフーBBである。



 わたくしが土曜時点では、可能性はあるが否定的に考えていた馬が 1枠2番 エイシンデピュティ だったが、この馬についての私の見方はこうだった。


 (引用)このデピュティは代理という意味で、またフランスなどでは、日本流に言う代議士から、国会議員をも指すことがあるそうだが、もしこれの発射なら、わたくしはこれは松岡大臣の代理、というか後任人事の反映と見るが、如何に織田裕二・双子システムの年とはいえ、人気薄で土曜エイシンロンバードがやってしまい、わたくしは同枠のトウショウカレッジにもこれというものを感じない。ただ、この1枠2番の発射は、24ページのウオッカの阪神JF優勝ゼッケンであり、可能性が無くは無いだろうが、しかし土曜のエイシンロンバードもウオッカのダービーゼッケン 2枠3番で優勝している。土日続けて、エイシンのウオッカのゼッケンが勝つ、とは些か出来過ぎで、ズバリ無いと見る。
                            (以上)


 わたくしはこのように申して、否定的に見ながら、結局これは押さえ馬券としたが、その根拠は、直前の中京の10R で、やると見ていた安藤勝己の1枠 ケンブリッジレーザ がやらなかったからである。ご覧いただければ分かるように、


 中京10R  1枠 1番 ケンブリッジレーザ

 東京10R  1枠 1番 トウショウカレッジ


 共に大学である。わたくしはこれで逆に、エプソムではこの1枠が有力と見做した。ここら辺りの呼吸も、唯一面的な決め付けで戦うのでなく、当日の流れで、読まねばならぬところである。



 今日日曜の、東京1R わたくしの推奨した馬が1着した。根拠と共に示す。


 安田記念  4枠 7番 オレハマッテルゼ

 東京1R  4枠 8番 ヤマニンノベリスト  1着  1170円


 実に、この6月10日が 石原慎太郎が『太陽の季節』を発表した日である。ノベリスト = 小説家。幾度も云うが、『俺は待ってるぜ』は慎太郎脚本、裕次郎主演の映画である。

 先週こけた1番人気枠の埋め合わせに、今週、慎太郎=ノベリスト が登場した。



 CBC賞については、詳細を語るとこのレースの隠れた本性を述べねばならないので、控えるが、私は 3枠を対抗に見て、本命を フサイチリシャールとしてしまった。不発だった。が、2着の 6枠11番 ナカヤマパラダイス は睨んでいて、お伝えしていた。この日が、歩行者天国の日 だからである。 天国 = パラダイス


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